アメリカに住む数学をこよなく愛する16歳のmath kid∫の日々の出来事を綴っています。∫の夢は将来大学の数学教授になること。13歳から本格的に地元の州立大学で数学のコースを受講し始めました。 


by あーちゃんママ

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∫の言語能力の発達

∫がまだ当時住んでいた地元のリージョナルセンターのサービスを受けていた時や、学区の特別
教育プログラムに所属していた時の山のような書類を処分しようと整理していたら、昔のアセス
メントが出てきて、つい懐かしくて色々と読み耽ってしまいました。(笑)

3歳になったばかりの時にリージョナル・センターで受けた、自閉症の検査の為の参考資料とし
て一番最初に受けたアセスメントから、8歳の時にギフテッドの専門家であるDr. Palmerに診
てもらった時の結果までを年代順に追って見ていたら、∫のユニークな言語能力の発達の過程が
具体的によくわかり、とても興味深かったです。


自閉症のアセスメントを受けた当時(3歳)は∫は全くのノンバーバルでして、赤ちゃんが発する
基本的な音(ばぁ、だだ、ぶぶなど)さえ発してませんでした。(汗)

だからその時点ではスピーチのアセスメントをやってもあまり意味がないみたいに思えたのです
が、まぁ、とりあえずはベースラインを設定する必要があったんでしょうね。

こちらが生まれて初めて受けた、(言語能力以外も含まれる)総合的なアセスメントの結果。

∫当時2歳11ヶ月(35ヶ月)

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この時(35ヶ月)の検査は、当時、自閉症の検診のアポを待っている間(2ヶ月くらい)に
週に一度来訪して、言語やプレーセラピーをしてくれていたセラピストによって行われたも
のでした。

(この検査の結果は、自閉症の検診の際に参考資料として利用された。)

この時の言語/コミュニケーション分野の結果は、

・受容言語 (言われたことを理解する能力)18-21ヶ月

・表出性言語 (言葉で表現したり話したりする能力)15-18ヶ月


と、35ヶ月という年齢からみると、実際の発達はやはりかなり遅れていました。

(それでもこの当時からcognitive(認知能力)は3.5歳〜4歳と、実際の年齢より発達して
いたみたいです。)


そしてこちらが⬆︎の検査の少し後に、学区の教育心理士によって行われた知能検査の結果。(汗)

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この時は学区の小学校にある彼女のオフィスに訪問し、そこで検査が行われたのですが、慣れ
ない環境や、初めて会う人に対して不安感を抱きやすかった∫は、この心理士の元ではあまり
リラックスできなかったのか、検査を始めてからすぐにぐずつき始め、心理士の指示に従う
どころか、反発して超激しい癇癪を起こしてしまい、(積み木やパズルのピースなどを心理士
さんに向けて投げつけたり!汗)検査は途中でストップされてしまいました。

(でも一応、報告文書は作成しなければならなかったみたいで、この報告もしっかり診断の
”参考”にされてしまいました。苦笑)


ほぼ、同時期に行われたこの二つの検査の結果を見ると、やっぱり普段から慣れ親しんでいる
テスターだと、∫の方もある程度”心を許していた”みたいだし、セラピストさん(テスター)
も普段から∫の性質・気質や能力なども認識していたこともあり、比較的、信頼できる結果を
出すことができたのではないかと思います。


その時の本人の状態や、周りの環境によって結果が左右されやすいので、幼児や小さい子ども
の検査は何ともトリッキーですよね。

(だから一概には当てに出来ず、”絶対的”なものではないと思いますね。)


そしてこちらが正式な自閉症の診断が下り、ABA集中プログラムが開始して約1年後の言語
能力の検査結果であります。

∫当時4歳

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4歳時点にて、

・受容語彙 (3歳3ヶ月)

・表出語彙 (4歳3ヶ月)


言語セラピーを重点においたABAセラピーの甲斐あってか、セラピー開始後1年でどうにか
こうにか、全体的には年齢的平均に近づきつつあるレベルまで向上したのでした。


それでもやはりまだ”wh"関連の質問(what, when, where, who, howなど)に混乱して
いる部分とかもあったみたいで、更にこの時はauditory processing(聴覚処理)の困難さ
なども指摘されていました。


そしてターニングポイントとなったのは、ABAを開始して2年後の5歳の時でした。


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∫5歳の時。

総合的な評価として、

・受容言語 (6歳6ヶ月)

・表出言語 (6歳1ヶ月)


と、聞いて理解し、表現・話す(インプット&アウトプット)のどちらの能力も年齢平均を上
回るほどのレベルとなり、この時点で言語に関してはオフィシャルに”遅れ”を回復するに至っ
たのでありました!

更に嬉しかったのがこちらの、

”Additionally, he presents with excellent attending and joint attention skills
as well as attention to task. Throughout the evaluation, he demonstrated
appropriate social/pragmatic behavior."

っという部分で、ごく簡単な指示(”パズルを組み立てて”など)にも従えず、癇癪を起こして
いた2年前とはまさに雲泥の差だわ〜っと、感無量の思いに浸っていたのを覚えています。

これもひとえに∫の独自のニーズに沿ったABAプログラムと、それに携わっていた熱心で暖か
い愛情に溢れた、∫を担当したセラピストさん達のおかげだと心から感謝しています。


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その後も言語スキルはどんどん向上していって、6歳のWISC-IVでは言語理解指標が136、
そして8歳の時にDr. Palmerに検査してもらった時は更に向上し、WISC-IVの言語理解指標
が148(Extended Normsー延長標準で158) 、Stanford-Binet Vの言語IQが144という
数値までになり、今こうして振り返ってみると、3歳で全くのノンバーバル(言語分野の発達
遅延)だったっというのが嘘みたいであります。

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8歳以降はABAプログラムも完了し、教育機関の”特別支援プログラム”からも正式に抜け、
(キックアウトされ?笑)その後はフォーマルなアセスメントは行っていないのですが、
中学、高校と学年が進み、エッセイコンテストで州2位になったり、ごく最近で言えば、
前学年度(10年生)の時に履修したAP English & CompositionでAの成績、そしてその
APテストでは最高スコアである5を得ることができたので、言語能力・スキルの方もいい
調子で維持、または発達していってくれてるのではないかと思います。


思うに、アカデミック関連の言語(英語)スキルにおいては、もう一つの秘訣はやっぱり
小さい頃からたくさんの本に触れることが大切ではないかと。


∫は赤ちゃんの頃から絵本に異様なほど興味を持ち、(もちろん、私もその頃から中学生
くらいになるまで毎晩の読み聞かせを欠かさなかった。)早くから字が読めたので、とに
かく時間さえあれば、自宅のライブラリーや家のあちらこちらで本を読むのに夢中でした。


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言語能力アップの秘訣は、早いうちから子供に読書の楽しさ、喜びの気持ちを植え付け、
本の虫にしてしまうことかな?なんて思います。笑


尚、もう直ぐ16歳になろうとする今でも、毎日、あれこれ忙しい中、意図的に時間を見つ
けて読書をエンジョイしています。

(小さい頃からの癖でもあるので、この行動が∫にとって”コンフォート・アクティビティ”
となっていて、読書をすると心が落ち着き、リラックスできるのかもしれませんね。)


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