アメリカに住む数学をこよなく愛する17歳のmath kid∫の日々の出来事を綴っています。∫の夢は将来大学の数学教授になること。13歳から本格的に地元の州立大学で数学のコースを受講し始めました。 


by あーちゃんママ

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とてもわかりやすいギフテッドの定義

一口に「ギフテッド」と言っても、その概念や定義は個人や団体、専門家、(アメリカの場合)
州や学区、学校などによって様々で、一般的に(皆が同意する)共通した定義がない為、その曖
昧さのゆえに、ギフテッドについて語る場合、今一つ、話がかみ合わなかったり、混乱や誤解を
招いたり、堂々巡りの論争になったりしやすいですよねぇ。


ギフテッドの子を持つ親などといった一般の個人の間だけでなく、ギフテッドに関する”専門家”
達の間でさえ、ギフテッドネス(ギフテッドである事)やギフテッドの個人に対して、どの分野
(教育的、又は心理学的など)の視点から見ているか、という部分だけでもかなり見方が違って
くるみたいですしね。

(だから親の立場から見た”(子供への)ギフテッドの支援”と、教育機関側から見たものとでは
又、目的や内容なども違ってきたりして、なかなかお互いの意見が一致しなかったり。)


私自身も「ギフテッドの定義は様々である」と認識しながらも、ギフテッドに関する意見が書か
れたあらゆる記事や研究報告書、文献などを読んでいると、(この中で言っている”ギフテッド”
とは、私が認識している概念と同じことを指しているのだろうか?)と、混乱してしまう時が多
々あります。

(そのいい例が、少し前のこちらの記事であります。)


そんなモヤモヤとした中、ギフテッドの概念?定義?タイプ?をとてもわかりやすく分別して説
明している記事を見つけ、読んでいて、(なるほどね!)っと、個人的にすごく腑に落ちました!



長いので全部は訳できませんが、この記事の中で説明されている「ギフテッド」の分類を簡単に
書き出しますと、

著者はこのようにカテゴライズしてました。

a0332222_06012320.jpg

(すごくわかりやすいので、画像をリンク先の記事より拝借させていただきました。)


のグループE-giftedー教育上のギフテッド)


教育者(ギフテッド教育の研究者、専門家、教師など)が言う「ギフテッド」と言うのは、一般
的に学校内でのアセスメントにて、上位10%を達成する子供たちの事を指している。


この場合、IQテストは含まれていず、(*学区によってはIQテストも考慮の一部としているとこ
ろもあると思います。この記事の著者は多分、オーストラリア人ではないかと思うので、アメリカ
のシステムとは違うのかも?)行動的な特徴も審査の対象に含まれていない。

このカテゴリーでの唯一の基準はハイ・アチーブメント(高達成)である。

このグループの子供たちは一般的に行儀がよく、学校で学ぶことが好きで、社会的にも適応して
いて、多くが好かれるタイプである。精神的な問題も少なく、勤勉で、将来、高実績のキャリア
や高学歴を達成し、自らが選んだ分野でトップレベルの座に就くタイプである。クラスの中でも
簡単に目に付きやすい。(教師から簡単に認識されやすい。)



のグループP-giftedー心理学的のギフテッド)


主にIQテストによって定義づけられる。(WISCなどの知能テストで人口の上位 2.1%( 130+)

言語や運動技能障害などの診断がある子供は、知能検査の下位検査の結果などを考慮して判断さ
れる。(下位検査数値が上位2%ほど、そして平均値が少なくとも標準以上(WISCでは 115+)

(*↑は多分、オーストラリアの基準によるものではないかと?アメリカの場合も同じように当て
はまるかは私も正直、わかりません。アメリカの場合は、この数値の基準(ギフテッドの基準)
も心理学者や専門家によってまちまちみたいですしねぇ…汗)


このタイプの子供たちは、教育環境のミスマッチにより、学校で問題を抱える可能性も高い。
彼らは(実際、何もなかったとしても)障害を疑われ、アセスメントを勧められる場合が多い。
ほとんどの子たちが、頻繁にOEと表現される行動的な特徴を示すが、「5つの性格的特性」
いわれる、オープンネス(開放性)の過多として描写されることもある。

(*「5つの性格的特性」については、詳しくはこちらのリンク先を参考にして下さい。)


又、このグループは感覚処理障害と分類されるほどの、著しいレベルでの感覚的処理において
の課題や問題を抱える可能性も高い。彼らの皆が高達成というわけでない。そしてどの人種や
社会経済層にも存在する。 マイノリティ、又は貧困層の場合、全く認識されない場合も多い


このグループが、Belin-Blank Center(ギフテッドの研究、支援機関)のような試験センター
や、心理士、カウンセラーのオフィスでよく見かけるタイプである。手元の限られたデータに
よると、このグループはホームスクールをしている場合が多い。


紫色のグループE+P giftedー教育・心理学的の両方)


このグループは教育上のギフテッドと、心理学的ギフテッドの両方とも兼ねた場合を言う。彼ら
は高いIQを持ち、そして、高達成でもある。ギフテッドに関する全ての長期的な追跡研究は、
のグループがフォーカスの対象となっている。また、ギフテッドの脳の機能や、遺伝子学的研究
などの興味の対象ともなっている。このグループはギフテッドの全ての定義にすんなりと当てはま
り、認識しやすく、再現可能な研究対象グループである。


2eグループ

2eの子達は、P-gifted(心理学的ギフテッド)グループの中の小集団である。(もし彼らが高達
成だけど心理学的ギフテッドでないなら、彼らは”高達成のスペシャルニーズ(障害児)になり、
2eではない。)このグループ内のごく少人数は紫色グループ(教育上+心理学的ギフテッド)に
属することもあるが、その場合は彼らのほとんどが(2eというのを)見落とされ、心理学的ギフ
テッドであると認識されることさえない場合も。正確に(2e)と識別されない場合は学校で必要
なアコモデーションや支援を得ることもほぼなく、学校を中退してしまうか、ホームスクールを
することになる確率が極めて高い。


…っと、こうして図を用いてグループ別に分けた説明を読むと、(各グループそれぞれの細かな基
準全てに同意するかはまぁ、別として)個人的にはすごく納得がいきました。


(もちろん、これらの情報は、専門家による研究やデータで立証されたとか言った類のものでは
なく、ギフテッドの子の一母親(?)としての鋭い観察や洞察力、様々な経験、深い考察からく
るところの、”気づき”や”意見”ではあるとは思うのですが、それでも私的にはとても理にかなっ
ていて、かなり納得出来るアイデアだなと思いました。)


こうして、教育上の視点から見たギフテッドの概念・定義と、心理学的視点から見たそれらを改
めて比べると、同じ「ギフテッド」という言葉でもかなり内容的に異なっているというのがわか
りますよねぇ。

そりゃ、違った視点から見た定義で話をしても、話がうまく噛み合わないのも理解できます。


それぞれの立場から見た定義も様々ですが、でも、この著者も記事の中で述べているように、大
切なのは、

”Before we can make decisions on what to do about helping gifted kids, we need
to understand exactly which group of kids we are talking about. We'll have the
same circular arguments again, and again, if we don't. We'll fling facts, not listen
and get nowhere."

と、まず子供がどのグループに属しているのかを理解し、そのグループ(子供)にとって必要な
介入なり、支援なりをして行ってあげることではないかと思いますね。

その目標を効果的に達成する為には、やはり関係者の間で、「概念や定義の明確化、確認」を
しっかりとすることが重要になってくるのではないかと思いました。


ちなみにうちの∫の場合は、E+Pの紫グループと2eとが重なった、超マイノリティグループだわ!


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