アメリカに住む数学をこよなく愛する16歳のmath kid∫の日々の出来事を綴っています。∫の夢は将来大学の数学教授になること。13歳から本格的に地元の州立大学で数学のコースを受講し始めました。 


by あーちゃんママ

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2017年 03月 27日 ( 1 )

Observational learning (観察学習)

シニア大学生の準備として独学している心理学の中で、特に興味深かったり、読者の方にも参考に
なりそうだと思う理論や概念、情報などを、自分の学習メモとしてブログにも書き留めておきたい
と思います。

(いいお復習にもなると思いますし。)

少し前に教育心理学で学んだ、Observational Learning(観察学習)というコンセプトが私
的にはすごく理にかなっていると思いましたし、私達親も日常生活の中で意識的に応用できるので
はないか?と思ったので(自分では日本語に訳する能力とエネルギーがないので、笑)ネットで見
つけた情報をお借りして、紹介させてもらいますね。


ところで、色々とこの課題について日本語で説明されているブログ記事や文献を読んでいたので
すが、こうして改めて読んでみると、(日本語では)何やら小難しい感じでわかり難い。(汗)

なんでだろう? 

もし日本の大学で心理学を勉強しなければならなかったら、とてもじゃないけど、私は授業につ
いていけないだろうなぁ。


余談ですが、これはいつも思うことなのですが、私はなぜか英語の文章の方がストレートに頭に
入ってきて、日本語よりも理解しやすく感じます。

日本での学生時代、(特に中・高校)国語(日本語)が苦手だったせいか、他の科目も成績が悪
く、(教科書も日本語で書かれているので読解に影響する。)学校の勉強が大嫌いでした。


が、アメリカの大学に留学して全てを英語で学ぶようになってから、当初の不安(自信のなさ)
をよそに、アカデミックな分野で芽が出始め、(ノンネイティヴとしては)まぁ、かなりそこそ
この成績 (GPA)も保つことができ、Dean's list(GPA 3.5以上)にも載ったりして、やっと
その時初めて、”自分は思っていたほどバカではなかったのかも?”と思うようになったのでした。


もともと、学校の科目としての英語ではなく、言語としての英語は好きだったので、”好きなもの
を利用して苦手を克服した”というのもあったのかもしれません。


また、全てではありませんが、大学は履修する科目も、(ある範囲の中で)ある程度、自分の興
味のある教科を選択できる(自分でコントロールできる)とあり、学習意欲を高めるのにも効果
的だったのではないかと思います。

(私は自分が興味関心がない事に関しては、全くヤル気も行動も起こらないタイプなので。汗)

私の脳にとっては、なぜか日本語よりも英語の方が”プロセスしやすい言語”なのかも?などと、
今でも不思議ですが。

(未だに日本語を読むのが苦手で、小難しい文章などは読む気になれず、極力避けてます…苦笑)


本題に戻ります。

観察学習でググると色々な説明や情報が出てくるのですが、その中で簡潔で、わかりやすくポイ
ントを掴んで説明された文章があったので、そちらを引用させてもらいます。


■観察学習とは


観察学習は、バンデューラが展開した社会的学習理論の中心概念である。自分自身が直接的な
体験をしなくても、他者の行動を見ることでその行動を学び取る学習である。


観察学習のポイントは、単に行動を模倣する(まねる)のではなく、その行動がどのような結果
に結びつくのかを理解する、という点にある。行動がもたらす結果を理解することで、その行動
が発生するようになるので、認知的な習得を伴う。言い換えれば、行動と結果の関係が理解され
るならば、観察対象となるモデルが実在の他者でなくてもよく、テレビ、映画等の映像内の登場
人物や、小説・漫画等の物語内の登場人物がモデルとなって学習が成立することも可能である。


自分で実際に行動した結果から学ぶというプロセスにおいては、試行錯誤が発生し、学習に時間
と手間がかかったり、無駄が発生したりするが、観察学習では行動と結果の関係をモデルを観察
して理解をするので、効率よく学習が成立する。また、映像や文章内のモデルからも学習できる
ため、モデルの行動を現在進行形で観察する必要がないため、時空を超えた学習が可能となる。
さらに単なる模倣ではなく、行動と結果の関係の認知的習得というより原理原則についての理解
がなされる。



これまでの、そして現在の∫の社会的、精神的な発達の過程を見ていると、この「観察学習」より
学んだ部分がかなり大きいのではないかと、改めて気づかされました。


特に、これまで∫が学校生活や課外活動を通して接してきた仲間や教師、コーチ、その他の”メン
ター的存在”との関わり(観察)から学んだ、”社会性全般”の学びは、∫の個人の発達、成長に大
きく貢献していると感じます。


もちろん、いいお手本だけでなく、悪い見本も見てきて、それらを観察することにより「行動と
結果」の関係を理解し、それらの結果から、自分自身のモチベーションアップにつながったり、
また、逆に教訓となってある一定の行動の”ストッパー”となったりして、本人は特に意識してい
なくとも、いい学びとなっているのではないかと思います。


だから子供にそう言ったソーシャルの場を見つけてあげ、色んな人と関わる機会を与えるのは、
いい「観察学習」の機会を与えていることになると思います。

また、

”行動と結果の関係が理解されるならば、観察対象となるモデルが実在の他者でなくてもよく、
テレビ、映画等の映像内の登場人物や、小説・漫画等の物語内の登場人物がモデルとなって学習
が成立することも可能である。”

とあるように、別に実際、体験しなくてもテレビや映画、本などを利用しての”疑似体験的観察
学習”も効果があるとのことなので、小さい頃などは特に、親の私たちがこのことを意識して、
テレビや映画を見た後や、本を読んであげた後なども、子供と一緒に物語の結末や、登場人物が
とった行動とその結果、結末などを話しあったりして、子供を「観察学習」へ導いてあげること
もできると思いますね。


今、振り返ってみると、私も∫がまだ小さい頃など、毎晩の読み聞かせの後はいつも内容や登場
人物のキャラクターや行動、結末などについて∫に色々と分析させたり、意見を言わせたり、そ
して時には教訓的なポイントを指摘して教えたりしてました。

(こういうことになるから、あんなことはするもんじゃないのよ。って感じで。笑)


現在でも二人でよく、色々と考えさせられる類の映画やドキュメンタリーなどを見て、社会的、
道徳的・倫理的な視点から「行動と結果」の関係について分析して語り合ったりしています。


せっかく何かを体験するのであれば、どんな些細なことでもそれから学べることって結構あると
思うので、その機会をフルに活用すべきだと思うんですよね。


経験や体験も、しっかりと意識して、意図的に”観察”し、(”見る”という行為だけで終わるので
はなく、認知的プロセスへ移行する)最終的にはそれによって学んだことを適用する(実際に
行動に移す)ことが大切ではないかと思います。


学習(習得する事)とパフォーマンス(実際に行動に移す事)というのは又別もので、学んだ
行動が生じるためにはモチベーションも必要で、それを向上させるのには観察する対象(モデル)
に与えられる強化によって観察者の行動が間接的に強化される、vacarious reinforcement
(代理強化)が重要となってくるようですね。


代理強化をごく簡単に説明しますと、

他者(モデル)がある行動をして褒められて肯定される場面を見て「望ましい行動の獲得」が強
化され、他者が叱られて処罰される場面を見て「望ましくない行動の消去」が強化されると言っ
た、直接的ではなく、間接的な強化のこと。

例えば、学校のクラスなどで、皆の前で特定の生徒の”元気の良い挨拶”が先生に褒められると、
他の生徒もその生徒を真似して元気の良い挨拶をしやすくなるなど。


疑似観察学習(テレビや本などによる観察学習)でもこの代理強化は得られるので、家庭で子供
と疑似観察学習を体験する場合は、この代理強化の部分を親が強調して指摘し、モチベーション
向上の促進に努めるのが効果的ではないかと思います。


しっかしですねぇ、こうして考えると、子供が小さい頃なんか、まさに親の私たちが主にこの
観察学習の対象(モデル)となるわけなんで、子供の目の前では自分の行動(言動)に慎重に
ならなければなりませんよねぇ。(汗)

子供って、見てないようでしっかりと、親のやること成すことを見たりしてますので。

観察力とロジック、洞察に優れたギフテッドの子なんか特に、親の言動などを鋭く観察、分析
したりして判断してますので、恐ろしいですよ〜。(苦笑)


このトピックに関しては思うこともまだ色々あるのですが、長くなるので今回はこのへんで。


尚、この概念について興味がある方は、「観察学習」や「社会的学習理論」「アルバート・
バンデューラ」というキーワードでググってみると、かなり色々な情報を見つけることができる
と思うので、チェックしてみてください。

いくつかリンクしておきますね。




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by mathdragon | 2017-03-27 10:13 | シニア大学生の準備

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