アメリカに住む数学をこよなく愛する16歳のmath kid∫の日々の出来事を綴っています。∫の夢は将来大学の数学教授になること。13歳から本格的に地元の州立大学で数学のコースを受講し始めました。 


by あーちゃんママ

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カテゴリ:Gifted/2e( 92 )

内発的動機づけ ②

ここ数週間ほど∫の学校や課外活動関連でバタバタした日々が続いていた為、私も少々、心身共
に疲れ気味だったのですが、明日からいよいよ待望の春休みが始まるので、∫も私も少しばかり
リラックスできそうであります。(ほっ)

学区(高校)の方の春休みは2週間なのですが、UNR(ネバダ大学)の方は1週間しかないので、
正味、丸々の休暇は1週間だけとなりますが、それでも新学期が始まって息つく間もないほどの
ペースで突っ走ってきた∫にとっては、いいブレイクとなります。

休み中は北ネバダ数学クラブの練習や、クラブが主宰する数学コンテストに参加したり、来週末
にはMathcounts州大会のボランティア活動にも参加するみたいなので、相変わらず休みでも
数学関連の活動に勤しむみたいですが。

(心底、数学が好きなんでしょうねぇ。)


さて、そんなわけで、時間と心に余裕がある間に、少し前に紹介したこちらの記事の続きをでき
るだけ訳しておきたいと思います。

(気が向いた時にやっとかないと、多分、又、こちらの「数学的ギフテッドの脳」シリーズみた
いに、口先だけの約束で自然消滅してしまいそうなので…爆笑!)


では、前回の記事では5までだったので、以下、その続きです。


モチベーションを高める為のストラテジー


6. 報酬と罰は慎重に活用する


教育においては「報酬」と「罰」のどちらも適切な応用の場はあるけれども、そのどちらもが生
徒の自己コントロール感を奪ってしまう恐れがある外的な要因でもある。もちろん、様々な行為
に対する責任はとらせなくてはならないし、真の成功は認識され、注目されるべきである。

とは言え、内発的動機づけを発達させるのにおいては、報酬と罰のどちらもがネガティヴな要素
となり得る。報酬は間違った理由で動く原因となるし、罰は反感や協力関係の欠如を促進しがち
である。報酬が外的要因(お金や物など)である場合、モチベーションも外的であり、外部から
監視する場合のみに適用できる。


報酬は、短期間の間だけ、能力の低い生徒や、意欲がない生徒に利用するのが最も効果的である。


・報酬を長期間利用しない。

・期待を高める為に報酬を増やしてはならない。

・効果を失い始めたら直ちに報酬を減らす。(報酬の)長期的な使用は外的コントロールを強化
 するだけである。


うまくやる事(いい仕事をする事)の真実の報酬が、最終的には努力と成功によって得られる
満足感とならなくてはいけない。


(外発的動機づけ(シールやおもちゃなどをリワードに使う)もきっかけとして最初は有効的だ
とは思いますが、最終的には自分自身の内側から起こる、”内発的動機づけ”(外的報酬なしでも
積極的に物事に取り組む意欲)がとても大切となってくると思うので、子供の内発的動機づけを
育成する為には、この報酬と罰の使い方には注意が必要ですね。)


7. 内的統制の所在(Internal Locus Of Control)の育成を援助する


*この統制の所在(Locus of control)って言葉、心理学でよく出てくるのですが、(私も学
生時代に一般心理学で、そしてごく最近では教育心理学を勉強していてよく出くわした!)この
概念をごく簡単に説明しますと、


自分の行動や評価の原因をどこ(どの位置)に求めるかという個人の認知パターンで、統制の位
置には内側外側が存在し、

・統制の所在が内側の場合(内的統制ーInternal locus of control)よくも悪くも物事の結果
 は自分の力でコントロールされている。
 
 例:テストの結果が良かった→自分の能力が高いから。努力をしたから。
   テストの結果が悪かった→自分の能力が低いから。努力をしなかったから。

・統制の所在が外側の場合(外的統制ーExternal locus of control)よくも悪くも物事の結果
 は環境や状況などの外的要因のせいと考える。

 例:テストの結果が良かった→内容が簡単だったから。
   テストの結果が悪かった→先生の教え方が悪くてきちんと学習できなかったので質問に
   答えられなかった。教室の外のノイズが気になって集中できなかった、など。



って感じなのですが、まっ、言ってみれば、内的統制者はお手柄も失敗も自分に責任があると
捉える一方、外的統制者はいいも悪いも自分のせいではなく、環境や状況のせい、と外的要因
に責任を追及するという感じですね。


うちのパパみたいに、いい結果は全部”自分のせい”で、悪い結果は全部”環境や他人のせい”と、
内と外が自分の都合よく混じりあってるのはなんと呼ぶんでしょうか?(勝手統制者?)爆笑


(つい最近も、自分が目覚ましをセットするのを忘れていてアラームが鳴らなかったのに、怒
って、「この時計は中国産の安物だからきちんと作動しないんだ!」っと勝手に人(時計)の
せいにしてましたが。(汗)


あっ、また脱線しそうなので元に戻りますね。(苦笑)


統制の所在はモチベーションと密接に関係している。人生の中で起こる出来事において、自分で
コントロールできると感じる生徒は、自分が非力だ(コントロールできない)と感じる生徒より
も自発的になりやすい。 人生での出来事において、自分ではどうしょうもできない(コントロ
ールする力がない)と感じるなら、起こった悪い事の全てを、自分ではなく、誰かの責任とみる。


自分が非力(コントロールできない)だと感じる子供は、自分の事を偶然の被害者か、もしくは、
無力感を避ける為に他者をコントロール、操作して力を得ようとする戦士とみてしまう。


愛され過ぎ?たり(過保護ってことでしょうか?)コントロールされ過ぎたり、早期にあまりに
も権力を与えられ過ぎたり、頻繁に救助そして/又は非難された子供は、他者を巧みに操る傾向が
ある。ほとんどのやる気のない低達成の子は、能動的、受動的のどちらかの行動によって、大人を
操作する。


以上、Intrinsic motivationより引用

(今回は関連概念についての説明もしたので、あまりカバーできませんでした。汗 この続きは
次の機会にて。)


モチベーションを向上させる為には、やはり自分の行動が関与する物事の結果に対して、”自分で
コントロールできる。””自分に責任がある”という姿勢を持つことが大切ではないかと思います。


自分が何とかなると思うと、状況や結果も変えられますし、(不十分な部分を改善したり、向上
したりできる。)他者や状況の思うままの「偶然の被害者」意識もなくなるでしょうから、”自分
でコントロールできる”という部分で意欲やモチベーションもアップするというのもうなずけます。


学習性無力感も避けることができそうですし。)


このシリーズ、次回はいつになるかわかりませんが、あまり期待しない程度に気長に待っててい
ただけると嬉しいです。(苦笑)

記事とは全く関係無い写真だけど、私のお気に入りなのでアップ。(笑)

いつまでも知的好奇心を刺激して行ってあげたいです。
(いい歳食ったパパもとりあえず未だに知的好奇心は旺盛!笑)

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by mathdragon | 2017-03-18 10:32 | Gifted/2e

内発的動機づけ

常にモチベーションを維持し、意欲満々で物事に取り組むって、大人の私達でもなかなか簡単な
ことではありませんよね。

私なんか、やりたいと思っている事や、目標はいっぱいあるのだけど、でもそれらを成し遂げよ
と思えば、常に意図的、意識的にモチベーションを高める努力をしないと、内発的動機(自発
的に湧き上がる動機)が弱いのか、(あぁ〜、やっぱり私には理だわ。もう、ええわ。)とす
ぐに意欲が低下して諦めそうになってしまうので、情けないものです。(汗)


だから、私はモチベーションが下がり、気持ちが弛んだ時など、自分と同じ目的や目標に向かっ
頑張っている人のブログを読んだり、様々な情報を読み返したりして定期的に自らで動機付け
をしながら、意欲を維持するように心がけています。


実際、つい最近、⬇︎の記事を読んでまた、(おぉぉぉ〜!素晴らしい!私も頑張るぞ〜!)っと
大いに勇気づけられたばかりであります。(笑)

大人でもそうなのだから、まだあらゆる面で成長・発達の途中であり、自己概念も形成しきれて
いない子供の場合は尚更で、彼らがそれぞれの学習目標を達成させる為には、モチベーション維
持・けは必須な要素となってくるので、親や教育者である大人の私たちがそのことを認識して、
果的にモチベーションを高める援助をしてあげたいものですね。


特に、動機付けの中でも長い目で見ると、”内発的動機づけ”はとても重要で、ギフテッド関連の
情報の宝庫であるDavidson Instituteのサイト内の、”Intrinsic motivation”(内発的動機づ
け)という記事に、モチベーションを高める数々のストラテジーがリストされていて、とても参
考になると思ったので、リンクしておきます。




長いので全部は訳できませんが、今回は出来るところまで、大体の意味を書き出しておきますね。

(相変わらず下手くそな日本語訳でごめんなさい…汗 まっ、大体の意味がわかればいいですよね?)


モチベーションを高める為のストラテジー


1. チャレンジを与える

生徒に真のチャレンジに取り組む機会を与え、知的なリスクを負うことを応援する。そうする事
は、彼らに「努力と成功」、「成功とモチベーション」の関係を見いだし、より高度な自己概念
を形成する機会を与える。彼らは必要性が感じられないと、あえて努力を試みようとしない場合
ある。 どんなに優秀な生徒であっても、作業が簡単過ぎるとやる気が起きないものである。
ギフテッドの特徴的行動(ギフテッドならではの行動)というのは、生徒が実際に”チャレンジ”
に直面するまで、なかなか見えにくいものだ。成功する為に必要なストラテジー(戦略)を心得
ていれば、ほとんどの子がやりがいのある”チャレンジ”に興奮して心をワクワクさせるはずである。
(ストラテジー#5を参照)


(これはまさに∫が経験したことです。やはり個人の能力にあった教育・学習(知的チャレンジ)
の機会を与えることは、決して”特別扱いを要求している”のではなく、子供の知的、学業面、そ
して精神面での発達において必要不可欠で、まさに”基礎中の基礎”ではないかと思いますね。)


2. まず一番に長所(得意分野)を強化する

まず長所を強化することは、彼らの得意分野を発展させ、その才能を活かして成功を収める機会
を与えることになる。子供達がこれらのサクセスフルな作業に取り組みながら、自らうまくやり
たい、いい結果を出したいと願う環境の中で、その他のスキル(各自に必要な特定のスキル)を
向上させる援助をしてあげる。

主に生徒の短所にフォーカスが向けられ場合、彼らは苦手なことや、出来ないことを練習したり、
失敗したりにほとんどの時間を費やすことになり、これらは自尊心やモチベーションを低下させる。

「失敗」はやる気を消失させる。「成功」は生徒がその理由(なぜうまくいっているのか)を理
ていて、彼らの自信や能力を発達させることができる場合、モチベーションを高める。


3. 選択を与える

選択を与えることは責任感・当事者意識を発達させる。子供が自分で決断を下すと、その結果に
対しての責任やコントロールを受け入れやすい。コントロール感は責任感を育成する。教師が
コントロールを握っている場合、責任も教師にある。とは言え、自分の目から見て、同等に容認
できる選択を提供すること。


決められたゴールを達成する為に生徒がいかに自分の考えを提案できるか? 彼ら自身のやり方
でゴールを達成できるか? 交渉不可能なゴールを達成した時などは、後に続く活動にて意見や
提案(インプット)の機会を与えることもできる。それぞれ違った能力の生徒に同じ方法で同
じゴールを目指すことを要求するのは、非現実的だということを忘れないように。 子供達が
自分で決断を下す機会を与えられれば、自らの選択による結果について多くのことを学ぶ。


また、それによって、彼らは自分自身や、自らの意思決定能力を評価することを学ぶ。状況にふ
さわしい限り、モチベーションを高める為に生徒の才能と関心をうまく活用すること。選択は課
題、学習過程(手段)、そして結果(リサーチペーパー、ポートフォリオ、パワーポイントなど)
の分野において提供することができる。どのトピックやテーマの中においても、大抵の場合、ど
の生徒でも自分の興味を見いだすことができる、更に細かい様々な課題(サブテーマ)が存在す
るはずだ。学習のプロセスはそれぞれ個人によって異なり、生徒が問題解決の為の様々な違った
戦略を見つけ、その後、それらのメリットやデメリットについて話し合ったりするのを大いに奨
励すべきである生徒に結果の選択を許すこと。情報を生産する(学んだ知識や情報をリサーチ
ペーパーやポートフォリオなどの最終結果として表現する)方法は色々あるので。


4. 安心できる環境を与えてあげる

罰っすることなく子供に失敗を経験させてあげる。失敗をいかに対処するかを学ぶ事は、モチ
ベーションを発達させ、効果的な学習のためにとても重要である。生徒は失敗から学ぶことは
可能である、いや、そうしなければならないということを学ぶべきである。意図的な失敗(最
初から挑戦することを避けるなど)は、そうでない場合の失敗(努力を試みたが、結果的に失
敗に終わってしまう)よりも受け入れやすいことから、時として、失敗への恐れにより、生徒
はわざと努力をすることを怠る場合がある。(コントロールできないということ=無力。)


5. タスクをより扱いやすくする方法を教える

トピックをそれなりにチャレンジしがいがあるが、扱いやすい範囲に狭めたり広げたりする事
は、モチベーションを発達させるのにとても重要である。けれども、ただ単に対処できる活動
を与えるのは不十分である。(最初から対処しやすい形で与えるのではなく、生徒達が自分で
対処しやすい形にできる練習の機会を与えてあげることが大切だという意味だと思います。)
これらは必要不可欠な問題解決の戦略であるだけでなく、とても重要なライフスキルでもある。
彼らは自分で、自らの活動をより扱いやすくする方法を学ぶ必要がある。どれだけ最難関のタ
スクであっても、それらをより細かい部分に分解し、段階の優先付けをすることによって、よ
り対処しやすくことができる。 それぞれの細かな部分が達成されることで、成功の目安が達
成する。成功が積み重なることで、生徒たちは自らの学ぶことに対する熱意に気がつき始める。

(スキル発達の段階にて経験する”努力と苦闘”は、成功と意欲の向上につながる。)


以上。意味としては、ざっとこんな感じだと思います。(部分的に直訳でなく、意訳になって

いるところもあるとは思いますが。)

本当はもっといい情報が続くのですが、私にはこれが限界…(笑)

今は時間もエネルギーもあまりないので、とりあえず、今回はここまでで、続きは次の機会にて。

次の機会って言って、いつも口先だけでそれっきりになってるので、自分自身が信用できませんが。


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by mathdragon | 2017-03-14 14:23 | Gifted/2e

知的な人は分析麻痺に陥りやすい

今でもそうですが、小さい頃から「決められない症候群」(私が勝手にそう呼んでいた)に悩ま
ている∫を、まるでそのまんま表現しているかのような文章を見つけ、思わず微笑みながら
いてしまいました。(笑)

(まぁ、他も当てはまるのですが、)特に∫を表現している部分というのが⬆︎のリンク先の4で、


4. Highly intelligent people can suffer paralysis by analysis
 (高度に知的な人たちは”分析麻痺”に苦しむ)

というのにおっ!と反応してしまいましたよ〜!

(そう言えば、少し前のこの記事でも同じようなことが挙げられてましたね。)


”スマートな人達は、情報を分析し、可能な限りベストな解決を見出そうとする為、決断
ことに苦労する。とは言え、今日の複雑な世界においては、”ベスト”な解決がいつも可能なわ
ではない。そのことが知的な人たちを苛立たせ、彼らは決心できずに固まってしまう。 


このような”分析麻痺”を克服するには、物事には必ずしも一つだけの正しい答えがあるわけでは
ないということを心に留めておくことが役に立つ。 与えられた(限られた)情報の中で、可能
な限りベストな決断を下すことにフォーカスすれば、”麻痺”から脱出しやすくなる。また、失敗
を成長、そして将来の良い結果につながる学びの経験だと見ることも有効である。”

(「7 Struggles Only Highly Intelligent People Will Understand」より)


ちなみに、この"paralysis by analysis/ analysis paralysis"日本語で言うと、「分析麻痺」
言うみたいなのですが、これに関して詳しい情報はないか?と日本語のグーグルでググってみ
たところ、ほとんどがビジネス関連の情報で出てきてました。


まぁ、ごく簡単に言ってしまえば、様々な情報の中、それぞれのメリットやデメリットをあれ
れと分析、検討し過ぎてしまい、最終的には”選択肢がありすぎて何を選べばいいのかわからい、
決められない(固まって思考が停止してしまう)状態になるという感じじゃないでしょうか。


∫の小さい頃の口癖というのが、”What if..."や”It depends..."で、ごくシンプルだと思える
事に対しても、もしもこうだったら?この場合だとこうかも?いや、もしかしたらこうかもしれ
ない””場合によりけりだなぁ。”などと、色々な視点や角度から見て推測、憶測しまくり、最終的
には決められない状態に陥ってしまい、とても精神的に苦しそうでしたよ。(笑)


そして前にも言いましたが、未だに多肢選択方式問題は大の苦手であります。汗


まぁ、科目にもよるのですが、例えば科学や数学などの比較的答えがstraightforwardなタイプ
の科目はまだしも、文学や社会科学関連、特にAPレベルの問題(質問)に関してはつい、ありと
あらゆる様々な視点や角度から見て考慮してしまい、それらの要因を考えると、選択肢の中から
一つだけ”これだ!”とストレートに選べないみたいなんですよねぇ。

(そして、多肢選択方式では自分の選んだ答えが”justify"できないので、イラつくらしい。)


で、同じ科目においても、エッセイ形式の回答では自分の答えをきちんと説明したり、正当化
ることができるので、(先生たちの話では、必要とされている以上の深い分析や考察、洞
いつも感心させられるらしい。)毎回、いつも100%の点数を得ることができるんですが。


この∫の「分析麻痺シンドローム」に関しては、英語(文学)や社会科学(AP Human Geo)
先生たちも、”あまり深く考え込み過ぎないように!パッと直感的に”明らかそうだ”と思うえを
選ぶように。”などとアドバイスしているみたいですが、昔からの思考癖?(笑)を断ち切るの
は決して容易いことではないみたいです。


私としては、物事をあれこれと多方面から見て、細かく分析、考察すること自体は決して悪
ではないので、(逆に素晴らしいことだと思う)それもそれぞれの事情や状況に応じて判断し、
その都度、その時にベストな方法を試みるようにすればいいのではないかと思っています。


これは∫にも言ったのですが、時間制限がある試験であれこれ考えすぎて回答に迷っていると時間
を無駄にしてしまいますし、その場合はもう覚悟して潔くスパッと決めるべき。


もし間違っていたなら、後で先生と話をして自分の考えを伝えたり、実際、自分の思い違いだと
か純粋に間違っていたのなら、どうして間違ったのかを見直して、(分析して?笑)これも学び
の経験と捉えて次回の参考にすればいいのだから。


your Productivity & What You Can Do About It”という記事によりますと、


”Overthinking lowers your performance on mentally-demanding tasks"


ということなので、特に知的・認知能力を要するチャレンジングなタスクに携わっている際など、
(AMCの試験とか?苦笑)あれこれと必要以上に考え過ぎていたら、ワーキング・メモリーの
機能に悪影響を及ぼし、パフォーマンスが低下する恐れがあるみたいですしね。


あれこれと分析して考えていると、色々と悪いシナリオが思い浮かんだりもし、それがストレス
や自己不信を引き起こし、チャレンジングなタスクに必要なワーキング・メモリーのキャパを
減少したりするみたいですから気をつけないといけないですよね。

(だから∫はAMCとかのとりわけディマンディングな試験(本番)に弱いのかも?)

2番目にリンクした記事、とても参考になったので、(英語ですが)このトピックに関心がある
方、是非、読んでみてください。


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by mathdragon | 2017-03-07 06:48 | Gifted/2e

情熱を期待するのではなく、興味関心を促進する

ギフテッド教育に関して参考になる情報が満載の、お馴染Byrdseedのサイトで思わず共感した
記事を見つけたので、毎度のごとく皆さんともシェアしたいと思います。



"Passion" Is Unreasonable.

”When we call something a "passion," it implies lifelong devotion and intense
focus. "Passions" sound like they should be big, important, world-changing
ideals. But this is way too much to expect from a kid. And how lame does
it feel to admit, "I don't really have a passion."


"It's okay to just be "interested" in tennis, the guitar, politics, roller skating,
or gardening. There's no need to force these to be "passions" (unless they
really are.) Interests aren't intimidating. We can all name some interests.
They don't have to be world-changing. But! Interests can become something
bigger given enough time and resources."

(Encourage Interests, Don't expect passionsより)


本当にそうだと思います。

確かにギフテッドの個人は一般的な特徴として、自らの興味関心分野に対して強い”情熱”持ち、
それらを追及していく傾向はあるとは思うのですが、でもギフテッドの皆が皆、そうだとは限ら
ないと思うんですよね。

中には自分がどの分野に関心があるのか、何を追及したいのかもまだはっきりとはわからず、
に対しても別にこれといって”情熱”を抱いているわけではない、という子たちも結構いるんでは
ないかと思います。


特にまだ子供なんだから、興味関心分野もまさに探索、探求の段階であって、色々な分野を探
て試してみたり、それで関心が高まらなければ別の分野に目を向けたりしている最中だと思うの
で、そんな子供達から「情熱」という大それたものを期待するのはちと、無理があるのでは?と
思ったりしますね。


情熱というのは興味関心が発展、進化して育っていくものだと思うので、いきなり情熱を期待す
ると、まだ開拓途中で情熱を見つけていない子にとっては、プレッシャーを感じるかもしれない
などと思うのであります。


だから情熱を期待するのではなく、子供の興味関心を促進する為の援助をしてあげることが大切
ですね。

(もちろん、外からのヘルプなしで積極的に自分から興味関心の探索、追及をする子もたくさん
いるとは思いますが。)


以下、リンク先に書かれていた、子供が興味関心を発見する為に私たち大人(親や教育者)がで
きる事というのが、


一緒に映画を観る
本屋さんをうろつく
博物館や美術館を訪れる
YouTubeを観まわる
プロの人達と会う
様々なイベントに参加する
ソーシャルメディアで興味深くて面白い人達をフォローする

など。


私は∫が小さい頃は、毎晩の読み聞かせで本を利用して、色々なトピックや概念に触れさせてい
したねぇ。

もともと本が大好きだったので、興味関心を利用して更に興味関心分野を広げていったという感
じでした。(笑)


そして現在でもよく一緒に映画、特にドキュメンタリーを観ては、今まで知らなかった分野の知
識や関心を広げたり深めていったりしています。

(フィルムを見終わった後はよく自分で、オンラインであれこれ調べたりしてますよ。笑)


子供の興味関心を高める方法はこの他にも色々あると思いますので、親もクリエイティビティを
活かして探索・開発の手伝いをして行ってあげたいですね。


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by mathdragon | 2017-03-02 14:53 | Gifted/2e

アメリカの学校の数学コースオプション

日本の方にはあまり役に立たない情報だとは思いますが、アメリカ在住、もしくは米国の教育
について関心がある方の為にリンクしておきたいと思います。



この情報は、HEROES Academy for the Giftedというニュージャージー州のギフテッド
専門学校のサイトに載っていたもので、NJ州の学校をもとにしたものだとは思うのですが、で
も(州や学区によって多少の違いはあるかもしれませんが)ほぼ、全国的に当てはまる情報で
ないかと思います。

うちの州の学区もほぼ、こんな感じですね。

(∫が以前通っていたSTEM系のチャータースクールでは、ギフテッドクラスはこの" Double
Accelerated"のトラッキングだった。)

Accelerated Math Options

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(Accelerated Math: What Every Parent Should Knowより画像拝借)


アメリカの多くの州や学区でこのトラッキングのシステム(能力・才能・習熟度別クラス編成
による進路コースの設定制度)が取り入れられていて、早いところでは小学校4年生くらいか
らすでに開始している場合などもあるみたいです。


一流の大学を目指していたり、大学で理数系、コンピューターサイエンス、エンジニア、ビジ
ネス関連の専攻を目指す生徒など、高校時代に”それに応じた”のクラスを履修する必要がある
為、その事を前提に、小学校、中学校時代などの早期のうちから計画を立てておくべきなんで
しょうね。

高校のうちにAP CalculusやAP Statisticsを履修しようと思えば、すでに中学生のうちから
acceleratedのトラッキングに属してないとかなり厳しいでしょうねぇ。


うちの場合、∫がまだ小学生の頃など∫も私もそれこそ、”毎日の学校生活をどう生き延びてい
くか”というのに必死だったので、(笑)中学や高校などの先の事など全く考える余裕なんて
なく、私はそういう知識や情報など調べて計画を立てるというところまでいきませんでした。
(汗)

だからその年、その時、その時点でとりあえず対処していったという感じ。(苦笑)


中学生になってからも、∫は数学に関しては学区が指定する通常のトラッキングには適応しな
かったので、いつも学年ごとに学区や学校と交渉しながら、できる限り∫に適したコースを設
定してもらったものの、でも今、振り返ってみると、かなりハチャメチャな履修歴だったなぁ
などと思います。(苦笑)

(規格から逸脱してかなり融通を利かしてくれた学区や学校に感謝!)


尚、他の州はどうか知りませんが、(多分、他でも同じと思う。)うちの学区(ネバダ州)に
いては、"Double Accelerated"でも不十分な(高校低学年ですでにAPのコースを履修して
まって取るコースがなくなった)生徒に関しては、11年生、12年生の段階では地元のコミュ
ニティ・カレッジや大学などとのDual Enrollmentとして、大学レベルのコースが履修できる
という形になっています。


ここアメリカでもトラッキングに関しては様々な批判的意見もありますが、でもどのレベルの
生徒も”自分に適したコース、進み具合で学習することができるオプションがある”というのは
いことではないかと思います。


(尚、私だったら数学に関して言えば、たとえそれが最低ビリケツクラスだとしても、無理せ
ず自分のペースで確実に習得できるコースであるなら、子供ながらに大喜びだったのではない
かと思います。長年、数学ができなくて苦しい思いをするよりはよっぽどマシ!苦笑)


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by mathdragon | 2017-02-20 10:27 | Gifted/2e

素人にもわかりやすいOEの説明

OE (Over-Excitabilities)に関しては、このブログ、そしてその他のブロ友さん達のブログでも
かなり取り上げられていて、概念的にはもうお馴染みだと思うのですが、ギフテッドについて馴
染みのない方、又は、最近、ギフテッドという概念を知ったばかりの方達にとっては、OEをとて
もわかりやすく描写・表現している文章だと思ったので、リンクしておきたいと思います。



精神運動性OEとして、"sometimes nervous tics"(時にはチックも)とあったのが興味深い
と思いました。

あと、ギフテッドの子が就寝時間になっても、”脳が忙し過ぎて落ち着かず”なかなか眠りにつけ
ない、などといったこともよく聞いたりしますが、(∫も小さい頃はそうだったけど、最近では
学業や課外活動で脳と体力を使うせいか、結構、すんなり眠れているみたいですが。)神経が高
ぶっている状態からなかなか静まらない、というのもあるんでしょうねぇ。


そう考えると、精神運動性OEの強いギフテッドの子たちには、普通よりも早く”寝る準備”に取
りかからせたり、神経をなだめる特別なベッドタイムの儀式を設定する必要があるかもですね。


感覚性OEのところで、”靴下の縫い目がねじれていると、まるで骨が折れているかのように足を
引きずって歩く”などの表現も、∫にぴったり当てはまるわ〜と笑ってしまった。


∫も靴下の縫い目(ちょっと浮き出ている部分)など、強く感じてしまうらしく、一度気になっ
てしまうと、もう他のことは見えなくなるというくらいその事に神経を集中してしまってました
ねぇ。(苦笑)

又、まだ学校に通っている時など、朝、靴下の履き心地が気にくわないと、何度も抜いては履き、
抜いては履きして時間を食っていたので、学校に遅れそうになり、私はよくイラついてましたよ。
(笑)

(そして靴下なども、ある一定の素材やブランド物ではないといけない!)

今となっては懐かしい話だけど、当時は苛立ちで、こちらもストレスがたまりましたよ。


あと、こちらの想像性OEの部分で、”マジックを信じる(サンタや歯の妖精、小人などの存在を
信じなくなるのに結構、時間がかかったりする)”というのも面白いなと思いました。


∫は多分、OEの中でもこの想像性はそれほど強くはないのではないかと感じます。

白昼夢はよく見てたけど、それは多分、退屈でボォ〜っとしていただけで、あれこれと色々な
想像を巡らせていたのかどうかはわからないですねぇ。

何事もかなり”現実的”な見方をする子なので、あれこれと理屈やロジックで考え、サンタや歯の
妖精などといったマジカルな物の存在は、かなり早い頃から信じなくなってましたし。


”Here's the usual definition of "giftedness". Kids with a strong "logical imperative,"
who love brain teasers and puzzles, enjoy following a line of complex reasoning,
figuring things out. A love of things academic, new information, cognitive games,
etc."

∫がOEの中でも一番、強烈さを見せるのが、この知性OEではないかと思います。


そして、こちらの感情性OEについての一部の説明がとても興味深いと思いました。

”Also a need for deep connections with other people or animals. Unable to find
close and deep friends (Damon and Pythias variety) they invent imaginary
friends, make do with pets or stuffed animals, etc."


感情性OEの強い個人は、他者(または動物)との深くて意味のあるコネクションを切望する傾向
にあるようで、それらが得られない場合は想像の友達を作り上げたり、ペットやぬいぐるみなど
を代わりにしたりする場合もあるようで、これもある意味、コーピングや補償などの防衛機制の
一つなんでしょうね。

感情性OEが強烈な場合、それが鬱を引き起こしやすい要因ともなるみたいなので、親としては
子供の感情、精神状態に目を光らせておくことが大切ではないかと思います。


最後に、

Dabrowski believed emotional OE to be central -- the energy center from which the whole
constellation of OE's is generated. Highly gifted people tend to have all 5 of these, but
different people lead with different OE's. The engineer types lead with Intellectual, the
poets with Emotional and Imaginational, etc. But variations in the levels of the individual
OE's explain a great deal about the temperamental differences we see! These five
describe the unusual intensity of the gifted as well as the many ways in which they look
and behave "oddly" when compared to norms."

(Dabrowski's OE: A Layman's Explanationより抜粋)

と、下線の部分に納得してしまった。(笑)


尚、この文章の著者であるStephanie S. Tolanさんは、子供やティーン向けの本の著者でも
あり、∫も小学校やミドルの時に彼女の作品を読んでいたのを覚えています。

特にこのWelcome to the Arkという作品、確かギフテッドの子供達が登場人物だったよう
に思うのですが…

(随分、昔のことなんで記憶がおぼろげですが。)

∫は自分と同じようなタイプの登場人物が出てくる本が好きでよく読んでましたねぇ。

読んでいて、(こう感じているのは自分だけではないんだ)という気持ちになり、親近感を
感じていたみたいです。


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by mathdragon | 2017-02-05 14:31 | Gifted/2e

ギフテッドと『発達障害』についての興味深い書き込み

ネットでふと、「ギフテッドと『発達障害』について」というタイトルの、とても興味深い
書き込みを見つけ、(まだのようならば)皆さんにも是非、読んでもらいたいなと思ったの
でシェアしますね。



”ギフテッドとは何か、という定義自体に曖昧な部分があり、議論しにくい面もありますが、
私は現在、いわゆる『発達障害』児と『ギフテッド」児が混同され、ギフテッド児が発達
障害児として扱われていることによる弊害(また、発達障害児がギフテッド児として扱われ
ることによる弊害)が存在するのではないか、という問題意識を持っています。

そこで、ギフテッドと発達障害の違いについて論じてみたく、トピックを立ててみました。”

と始まるこの書き込み、これを書かれた方って、もしギフテッド専門家や心理士などによる研
究文献や、諸々の情報などを一切参考にせず、(経験などから?)ご自分でこれだけ考察され
たとすると、とても鋭い観察力や分析力、洞察力、そして思考力の持ち主なんではないか?と
感心してしまいます。

ギフテッドのお子さんをお持ちの方なら、この書き込みを読んで、

「そうそう、そうなのよ〜!」

「あっ、それ、言えてるかも?」

っと、大いにうなづける部分もかなりあるのではないでしょうか。

ギフテッドの特徴というか、実態を鋭く観察されて分析し、認識されているなぁという感じが
しますね。

この話題(ギフテッドと発達障害)について、色々と考えるきっかけを与えてくれるかのような、
とても興味深い読み物だと思いました。

尚、私はmixiのアカウントを持っていないので全部は読めないのですが、この書き込みに寄せ
られたコメントの数々もとても面白そうですね。



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by mathdragon | 2017-01-28 08:49 | Gifted/2e

知的な人が幸せになれない6つの理由

を読み、この中に出てきた特徴が、ギフテッド、特に”知的ギフテッド”の人の間でよく見られ
る傾向(ギフテッドの特徴)ではないかと思ったので、参考としてシェアしますね。


知的な人が幸せになれない(と思われる)6つの理由とは、

(ごめんなさい。全部訳できないので、細かな説明はリンク先の原文を読んでください。)


1. Intelligent people overanalyze everything.
 (知的な人達は全てにおいて分析し過ぎる)

知的な人って、人生の中で起こった出来事や、物事全てにおいて常に深く考え、分析し過ぎる
傾向にあり、特にその思考プロセスが、自分が望んでいない方向や結果などをもたらすことに
なると、精神的にどっと疲れ果ててしまうことでしょう。


これ、∫もこの傾向が強く、つい何でもかんでも細かく深く分析し、深読みし過ぎて(私から
みると)余計な脳と精神的エネルギーを使っているように思えてしまうのですが、これもこう
いう人たちにとっては”無意識的にやっていること”で、仕方がないのかもと思ってしまいます。


2. Intelligent people have high standards
 (知的な人達は高いスタンダードを持つ)

これもギフテッドの人たちの中ではよく見られる傾向の一つですね。


3. Intelligent people are too hard on themselves
 (知的な人達は自分自身に対して厳しい)


ここでは、”自己のアチーブメントや失敗に対してだけを言っているのでなく、知的で物事を深
く考える人物は、まるで意図的に自らを責める原因を探っているかとも言えるように、厳しく
自分自身や自分の行動を分析する傾向にある”、とのことで、自己評価が厳しいために、自らの
ことをポジティブに見ることができないということでしょうか。


”時には夜寝ようとしてベッドに横たわっていると、急に過去に経験した後悔される状況が頭
に浮かんだりして、(あれこれと考えてしまい)その為、眠れなくなってしまったり、気分を
害してしまうことなどもある。知的な人達はよくこう言った過去の過ちに関する”フラッシュ
バック”を体験する。これらが罪悪感や不満感、そしてその他のネガティヴな感情を増殖させ、
個人の幸せに害を及ぼす。”


とあり、確かに過去に起こした過ちや不祥事などのフラッシュ・バックに悩まされ、その度に
再度、罪悪感や羞恥心、後悔の念といったネガティブな感情を繰り返し”経験”すると言うのは、
個人の精神衛生に良い影響を与えるはずはありませんよね。


4. Reality is not enough
 (現実だけでは不十分)


”高いIQの人達は、普通では満足できず、いつも更にそれ以上の大きな何か探し求めている。彼
らの疲れ知らずでイマジネーション豊かなマインドは、”一般的な人生の楽しみや喜び”に満足し
てリラックスできず、(彼らにとって”平凡”は退屈すぎる)常に、素晴らしくて、理想的で、永
久的で、現実では見つけることができない”何か”を切望している。”

そして、

”自分がこの世には属しない。別の時代か、又はどこか別の惑星に属するかのように感じる。”

などという部分なども、ギフテッドの人が感じる”違和感”を描写しているかのようですよね。


5. Lack of deep communication and understanding
 (深いコミュニケーションと理解に欠ける)

"Many of them feel alone and misunderstood, like if no one is able to see and
appreciate the depth of their minds."


と、彼らの精神の深さが理解されなかったり、その価値が認められないと、もちろん孤独を感
じるのも理解できますよね。


知的な個人は一般よりも、それほど他人との交流を必要としないかもしれないけど、でも彼ら
は”有意義な人間関係と刺激的な会話”を渇望し、それらをとてつもなくエンジョイするので、
そういった意味でも、同じようなマインドを持つ仲間達との交流がすごく大切になってくるの
ではないかと思います。

(これは知的な子供にも言える事だと思います。)


6. Many people with a high IQ suffer from psychological problems
 (高IQ者の多くが精神的な問題に苦しむ)


高IQと社会不安障害や双極性障害などといった、精神障害との繋がりを示す研究も結構見られ、
”これらの症状は、創作的天才や素晴らしいマインドであるがゆえの、ある種の副作用か?”など
の問いかけもあるようですが、これらの精神的な問題がない個人でさえ、知的な人達は、過剰な
思考からくるところの、実在的鬱(existential depression)に陥る傾向がある、ということ
で、こういう部分もギフテッドの特徴と共通する点ではないかと思います。


以上、こうやって見てみると、確かにこれらの特徴・傾向は一見、ネガティブ、又はマイナス
に見えるかもしれませんが、私は個人的にはこれらの要因が一概に、”知的な人は幸せになる
ことができない理由”とは思わないんですよねぇ。


こういった特徴や傾向(例えば鋭い分析力や洞察力、内省のスキルなど)自体を見ると、それ
らは決してマイナスの要素ではなく、そういった能力やスキルをうまく別の方向へチャネリング
すれば、ポジティブで創作的、生産的に活かすことができると思いますし。


高いスタンダードを持つことや、自分に対して厳しいことなども、見方を少し調節してヘルシー
なマインドセットで見ると、”高い志を持ってチャレンジに挑む精神”として、モチベーションを
アップするのに効果的だと思いますし。


そして世の中のことや、物事を深く考え追求する精神(過剰の思考)も、時として自分ではどう
にもならない現実にフラストレーションを感じたり、幻滅をすることもあるでしょうけれど、で
もそれらのネガティブな感情も、ある意味、”個人が精神的、心理的により高いレベルへ成長す
る為に必要不可欠な要因”だとも思うので、要は個人がどのようにプロセスをしていくか、とい
うところではないかと感じます。

(否定的な分離 vs 積極的な分離)


”否定的な分離とは、一般社会的な生き方から受動的・破壊的に離れてしまうことで、行為の主
体性を喪失するため精神病や自殺を引き起こす可能性がある。それに対して積極的な分離とは、
一般的な受身の人生から離れるべく、まず対象から主体的に分離し、物理的あるいは精神的な
距離を置くことで、より広い視野を俯瞰し、強い知覚に基づく深い理解を形成し、より高いレ
ベルの認識を求め続けることである。


たとえば、一般社会に対してでさえ積極的分離と再融合を繰り返すギフテッドは、自己や世界
の概念が徐々に変化しながらも少しづつ社会の矛盾を解きほぐし、問題を認識し、最終的に独
創的な生き方のビジョンを得てその解決や克服、その現実を目指す。しかし、その分離過程で
は常に、緊張、不安、気分的うつ、恥、罪悪感といった精神的苦痛を伴う。 その自己の葛藤
は、常に深い感情作用と連動しており、人生の要となる出来事から日常の内省行為まで、世の
中がそうあるべき姿と現実世界とのギャップを思い知る強烈な機会となる。


ドンブロフスキは、短時間の単純な感情は人格の成長にあまり影響はなく、否定的感情も含め
激しい感情作用こそが人生を変えるような劇的な体験をもたらし、積極的な分離を起こすと
考えた。つまり精神的苦痛は、個人が心理的により高いレベルへ成長するために不可欠であり、
その深い感情作用を最大にもたらすのはOEである、と結論付けている。


ギフテッドの子供が、OEという平均以上に敏感な精神状態にあることは、勉学や芸術で著し
い成果をあげるだけでなく、日常におけるすべての活動においても精神的に得意な反応を起こ
していることを示す。つまりギフテッドは、誕生時より常に外界・内界両方からの刺激を増長
した精神で感じ、激しく深い幅を持って経験し、内省を繰り返していることが、彼らの著しい
成長に関連しているという仮説である。”



私は個人的にこの見方にすごく納得できるのであります。

OEを凹や「発達障害」とみなしてしまい、それを妙に修正したり改善することにフォーカス
してしまうと、この”積極的な分離”のプロセスがスムーズにいかなくなるのでは?などと思っ
てしまいます。

OEは神経学的に特殊な脳の傾向を持つギフテッドの人たちが示す”特徴”であり、それらを一
方的な視点から”凹”や”障害”と見ることに、私はひどく違和感を感じてしまうのであります。

確かに中には困り感があるOEもあります。


でもそれらを全て障害と一括して取り扱ってしまうのではなく、そう言った生き辛さや困難
に対して、いかに個人が上手く対処していくか、というコーピングやマネージメントのスキル
を身につけさせ、それらを”精神的により高いレベルへ成長”する方向へ導く為に不可欠な要因
と捉え、前向きな姿勢で子供達の指導や支援をするのが、私たちの務めではないか?と思う
のであります。


ギフテッドの個人が上手く”積極的な分離”のプロセスができるように支援してあげるべきだ
と思うのです。


だからギフテッドはネガティヴな要因に苦しむから幸せになり難いとか、ギフテッドはOE
(困り感、障害)に苦しむなど、それこそ”ネガティヴ”な概念や要素を強調するのではなく、
彼らの並外れた素晴らしい感性や才能、情熱やインテンシティを評価し、大いに称賛すべき
ではないかと思います。


私は知的な人達も大いに幸せになることができると信じております。


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by mathdragon | 2017-01-23 16:02 | Gifted/2e

州によるギフテッドの定義

日本にお住いの方にはあまり参考にならない情報かと思いますが、(それでもアメリカのギフ
テッド教育に興味がある場合は興味深い情報だと思います。)私たちが以前、住んでいたカリ
フォルニア州と、現在、住んでいるネバダ州との間を比較して、その違いに(州によってこん
なにも違うのか?)っと、ちょっとびっくりしたので皆さんともシェアしますね。



California: No Definition. Categories of giftedness for districts to use in
determining eligibility for gifted education programs are provided.


Nevada: "gifted and talented pupil" means a person under the age of 18
years who demonstrates such outstanding academic skills or aptitudes that
the person cannot progress effectively in a regular school program and
therefore needs special instruction or special services.


カリフォルニアの、”No Definition"と冒頭からドンとはっきり言い切っていたのには少
しばかり汗たら〜になりましたが。(苦笑)

ギフテッドに関しての情報は提供するけれど、基本的にはその学区ごとがギフテッドの定義や
プログラムの受け入れ基準を決めて実施しているってことでしょうね。


だから私たちが以前住んでいた地域のように、ギフテッド・プログラムが全くない学区なども
結構、あったり、あっても本当に基準も内容も学区次第で、プログラムの内容もピンからキリ
までではないかと思いますねぇ。


ネバダ州の場合は、ギフテッドの生徒の定義として、能力やポテンシャルだけでなく、”一般の
学校でのプログラムでは学習が効果的に進行できない為、特別な指導やサービスを必要とする
生徒”と、その個人に特殊な教育のニーズが存在することが定義の中に含まれているところがな
かなか興味深いなと思いました。


現在のうちの学区のギフテッド・プログラムは、以前、住んでいたカリフォルニアの学区はも
ちろんの事、ネバダ州の中でもかなり充実していると思います。


プログラムそのものだけでなく、ギフテッドの生徒のidentification(発掘)にも学区全体が
力を入れていて、この学区のすべての生徒が小学校1年と5年の時に、ギフテッドのスクリーン
として知能テストを受ける事になってるようです。

(これは貧困層や、その他の”発掘し難い生徒”たちを見逃さないためみたい。)


その最初のスクリーニングのテストの結果により、ある一定の基準を満たした生徒たちが、次
のステップ(WISCなどの個人別の知能テスト)に進むようです。


また、テストで基準を満たしてなかっても、親や先生による推薦によって、テスト以外の判断
の仕方(普段の子供の観察をもとにしたり)などでアセスメントをする方法もあるようです。


テストの数値だけでは判断しにくい2Eの子たちなどにとっては、こう言った”クオリティ”に基
づいた判定はフェアだと思いますね。


ちなみにうちの学区では一口にギフテッド・プログラムと言っても、生徒の学年やレベルに合
わせて様々なモデルがあり、それぞれその個人にあったプログラムを、GATEコーディネーター
やカウンセラーのサポートなどを得ながら、決めていけるという感じでしょうか。


うちの∫の場合は、6年生の時にこの学区に移って来た際、以前受けたプライベートの教育心理士
による知能テストの結果が認められ、現在はGATE Advisory modelという形態でギフテッド
の支援をしてもらってます。

GATE Advisory Modelとは

The GATE Advisory Model provides support for GATE high school students at
their zoned schools. Both the GATE High School Program Coordinator and the
GATE High School Counselor work directly with site administrators, counselors
and teachers to provide advisement on course selections, dual-enrollment, and
college and career readiness. Collaboration is offered to ensure differentiated
instructional strategies for gifted learners and available to general education
classrooms.


又、もし学区でのサービスが不十分だと感じた場合は、地元にあるDavidson Institute for
Talented Developmentでカウンセリング・サービスが受けられるので、(∫はここのヤング
スカラーズのメンバー)このような恵まれた環境にいることをありがたく思っています。


それにしてもアメリカと言え、州や学区によって受けられるサービスがこれほどまで違うのか!
と、いつも驚いてしまいます。


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by mathdragon | 2017-01-21 10:24 | Gifted/2e

どうして天才?

「アメリカギフテッド教育先端に学ぶ 才能の見つけ方 天才の育て方」という本の著者である、
石角友愛さんという方のインタビュー(対談)のページを読んでいたのですが、日本向けの本な
どを見ていると、”ギフテッド”を”天才”と呼んでいる場合が目につき、いつもどうして?と思わ
ずにはいられません。


「ギフテッド」と「天才」とでは、ニュアンス的にかなり違うと思うのですが…

最低でもアメリカでいう”ギフテッド”というのは、「天才」という意味で使われないですし。

National Association for Gifted Childrenが「全米天才児協会」と訳されているの
も気になる…)


この本の著者はアメリカ在住で、内容もアメリカのギフテッドやギフテッド教育について書かれ
ているのだから、「ギフテッド」を説明(紹介?)するにあたって、何もニュアンスがかなり違
ってくる「天才」という言葉を使わず、そのまま”ギフテッド”とすればいいと思うのですがねぇ。

(ギフテッドについて認識のない人たちが、妙な誤解をしそうじゃないですか。)


やっぱり日本だと「ギフテッド」よりも「天才」の方が知られてるし、一言で言おうとするとそ
ちらの方がわかりやすいのかもしれませんが、でも私としては妙にしっくりいかないモヤモヤ感
を感じられずにはいられません。

それともこれも、「天才」という言葉を使う方が世間の”反応”がいいので、本のプロモーション
目的の部分が大きいんでしょうか?


また、ギフテッドは発達障害の一部、とか、ギフテッド=発達障害(または2E)という見方も
一部で受け入れられている傾向にあるみたいですが、ギフテッドは(独特のニーズはあるけれど)
”障害”ではなく、ギフテッド特有の非同期発達や能力、スキルの凸凹、OEを何らかの”障害”とみ
なすのは、当事者(子供&大人のどちらも)にとって”危険”な見方だと思うのですが。

これらのギフテッドならではの特徴と、実際の障害とを混同せず、区別されるべきです。

(こういうことを言うと、日本の専門家から”危険発言”をしているとか言われるかもしれません
が。苦笑)


「日本には日本のギフテッドの概念や定義があるんです! 日本に住んでない人は、無責任に横
から口出ししないでください!」


って言われちゃ、まぁ、それまでですが、(苦笑)でもアメリカに住んでいる人が、”アメリカ”
のギフテッドやギフテッドの教育を語ろうとするのだったら、本来の概念や定義を忠実に描写す
る、オリジナルの用語を使った方がニュアンスが伝わりやすいのではないかと思うのですが。


lost in translation (うまく翻訳できない、翻訳の際、本来の意味が失われてしまう)のであれ
ば、誤解や間違った認識が広まるのを防ぐためにも、あえて訳しないでそのままギフテッドでいい
のでは?と思ってしまうのですが。


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by mathdragon | 2017-01-18 11:47 | Gifted/2e

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