アメリカに住む数学をこよなく愛する17歳のmath kid∫の日々の出来事を綴っています。∫の夢は将来数学の教授になること。13歳から本格的に地元の州立大学で数学のコースを受講し始めました。 


by あーちゃんママ

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カテゴリ:Gifted/2e( 153 )

ギフテッドの脳について

ギフテッドの子育てやギフテッド教育、指導法などに関する実用的で役に立つ情報はもち
ろんの事、私はギフテッドの人達ならではの特殊でユニークな認知・思考、感覚、感知の
傾向やパターンなどにも関心を持っていて、特に、そう言った(一般人との)違いはどう
して、又はどうやって生じるのか?という、”ギフテッドの脳の構造や機能”の部分にもす
ごく興味があります。


ギフテッドの子供達が”ギフテッドならでは”の特徴や行動を見せるのも、それらはやはり
もとをたどれば”脳の違い”によるところから来ているんだと思いますし。


そしてそれらの”脳の構造や機能の違い”が、更にどこから来ているのか?(割合として、
先天的な部分が大きいのか?それとも環境によって後天的に形成された部分が大きいの
か?)などと言った事に、あれこれととめどなく思い耽ったりすることがよくあります。


だから私は「ギフテッドの脳」についての文献や情報を読んだりするのも好きなのです
が、先日、ネットで見つけたこちらの情報(英語)がとても興味深かったので、皆さん
ともシェアしたいと思います。



ちょっと長い文献ではありますが、でも内容は専門用語なども少なくて、とても読みや
すい英語だと思うので、興味のある方は是非チェックしてみて下さい。


尚、この中で、特に「ギフテッドの脳の神経科学」という部分が面白かったので、その
部分をごく大雑把だけどポイントだけ訳してみました。


ギフテッドの脳の神経科学

ギフテッドの脳は一般の脳と比べて…

1  局部的に脳のボリュームが増加している
2 脳領域間の接続性が優れている
3 より効果的に作動する
4 感覚の感受性/感度がより優れている
5 感情知性に特化した脳の部分が拡大している 
6 変化に対してより積極的に反応する脳の部分が拡大している


1の「ボリュームが増加している局部」というのが、

・前頭葉(複雑な意思決定と仮説の検証)
・側頭葉(聴覚処理と言語の解釈)
・頭頂葉(味覚、温度、触覚)
・後頭葉(視覚情報)


のエリアらしく、(なんや?結局、ほとんどの脳の部分では?笑)これらの分野の
ボリュームの増加が、ギフテッドの人達が莫大な情報に関わる意思決定も迅速に行う
ことができる理由ではないかということであります。


又、味覚や温度、触覚などの感覚を司る頭頂葉のボリュームの増加など、ギフテッドの
個人によく見られがちな、”高い感度”や”鋭い感知、感受性”(OE)を説明していると言
えるであろうということです。


2の「脳内の領域間の接続性」に関して。

白質路は脳の異なった地域に情報を伝達し、処理速度と情報伝達において大変重要で、
ギフテッドの脳は一般と比べると、この白質路が増加している。


ギフテッドの人逹の間に処理速度が優れた者が多いのも、優れた接続性(白質路の増加)
によるものだろうとの事で、また逆に、高IQ者に見られる白質路の増加は、情報を処理
するのに使われるネットワークの豊富さゆえ、処理速度の低下にも関係している可能性
があるとの事。


ギフテッドの子がクラスの他の子達よりも学習作業を終えるのに時間がかかってしまう
のも、これが原因かもしれないとのことであります。


ラッシュアワーに何台もの車が複数のハイウェイから合流する交通渋滞と同じように、
ギフテッドの脳は別の可能性、他に考えられるべきアイデアや発想などで溢れかえって
いる為、この状態が簡潔な答えを時間内にタイミング良く答える事を困難にしてしまう
のではないかという事で、白質の接続性と情報処理のスピードの関係って何やら複雑そ
うで、未だにはっきりと詳しい事はわかってないみたいですが。


3の「脳の効率性」について。


ギフテッドの子供が一般の子と比べて習得が早い(反復の回数が少なくて学べる)の
は、脳の効率の良さに関係している。


脳の効率性を測る一つの方法がグルコースの消費で、ある研究では高IQ者達は、一旦、
タスクをマスターしてしまったら、消費するグルコースの量が少なくなるらしい。

(脳が自然に”エネルギーセーブ・モード”に切り替えられるんでしょうか?)


この事から研究者達は、「知能」というものは、脳が”どれだけハードに働いているか”
というのに対し、”いかに効果的に(能率よく)働いているか”によって測定できるので
はないか?と考えているようです。


4の「感覚の感受性/感度が優れている」


ギフテッドの子の脳は一般と比べ、振幅、継続時間の両方において、音に対して強烈に
反応する。


彼らはタッチ、味覚、臭覚、聴覚、視覚といったあらゆるタイプの感覚のインプットに
対して感度が高まっていて、これらの強化された感覚反応は、”快感”もしくは”苦痛”の
どちらにも感じられる。


例えば、ギフテッドの中には(味覚が強化されている為)微妙なテクスチャーや風味を
識別する能力に恵まれている事から、食べ物や料理をこの上なく楽しむ者もいるし、又
それとは逆に、味覚が過敏な為にある風味が強烈に感じたり、あるテクスチャーが受け
つけられず、不快に感じてしまう者もいる。


(個人的に、⬆︎の”あるセンサリー・インプットが”快感”と感じたり、”苦痛”と感じると
いうの、(ギフテッドではありませんが)感覚過敏の私にはすごくよくわかります! 
私は視覚、触覚とともに臭覚も過敏で、ある一定の匂(食べ物や物質、香水など)には
激しく反応して、ものすごい嫌悪感や苦痛(頭が痛くなったり)を感じてしまうのです
が、別のある一定の匂い(同じく食べ物、物質、香水など)にはとてつもないほどの
”快感”や”喜び”を感じてしまい、(脳の”プレジャー・センターが刺激されている感じ!)
つい、時間を忘れていつまでもクンクン嗅ぎ続けてしまいたくなるほどであります。
だから私は身につけるフレグランスなどもかなりこだわる。)



(∫の場合も触覚に関しては”快感”と”苦痛”の「混合タイプ」で、未だにシャツのタグと
か靴下の毛玉やラインが耐えられなく、ある一定のテクスチャーや素材の服が着られない
くせに、むぎゅ〜っと圧力をかけて抱きしめられたい、何かの間に挟まってコンスタント
に刺激を受けたいという欲望が強く、本当に面白いです。)



5の「感情知性に特化した脳の部分が拡大している」について。

ギフテッドの個人の脳は、感情の情報を処理する部分が拡大している。


前帯状皮質(ACC)と前頭前皮質(FC)の拡大と、より優れた接続性が、ギフテッドの
知的好奇心を満たそうとする激しい欲望の原因とも言える。


又、この部分の拡大とより優れた接続性が、ギフテッドが感情の情報を一般とは違った
使い方をしている(感情処理の部分だけではなく、知的機能に関係した全ての領域に広
がっている)理由とも言えるだろう。


更にこの事は、高IQの個人がかなり頻繁に、鬱や不安感などを含む高まった感情反応を
経験する傾向にあるということも説明できるかもしれない。

(言い換えると、"drive"(意欲、活力、原動力)と"anxiety"(不安感)は、その個人の
脳にもともと生まれつき備わっているもの(先天的)なのかもしれない。)



5の「変化に対してより積極的に反応する脳の部分が拡大している」について。

ギフテッドの個人は知的チャレンジによって脳の機能が更に加速される。


数学的ギフテッドの若者達の脳は、実行機能(右のACC)、感覚情報の解釈(左の頭頂
葉)、そして運動機能(左の運動前野)の部分が大きく、又、彼ら(彼女ら)の脳には
前頭部と大脳基底核(報酬と意思決定に特に敏感な脳の部分)、そして頭頂部を繋ぐ白
質路の数の増加が見られる。(結果として流動性推論、ワーキングメモリー、創造力な
どの能力が向上。)


この事は、ギフテッドの生徒の脳は、情報をより効率的に管理するのに関与している部
分が(一般よりも)より大きいという可能性を意味している。


又、ギフテッドの脳は、より困難な課題やタスク(チャレンジ)を与えられると、更に
一層加速される。


サイズや活性化ではなく、むしろ脳のこういった部分を、質的にユニークでより複雑な
やり方で活用する能力こそが、最終的にギフテッドの人達に見られるチャレンジや問題
解決に対するアプローチの違いを示しているとも言える。


ギフテッドの脳が更なるチャレンジを与えられた場合、一般の脳と比べ、脳の両側により
一層の活性化が見られる。更なるチャレンジによって、より一層活性化されたこの状態は、
(脳が最高潮の状態)”flow”を体験している状態に関連しているとみられ、一般にギフ
テッドの特徴として知られている”rage to learn"(抑えがたく激しく強烈な”学ぶこと”
に対しての渇望)の現象も説明できると言える。


ギフテッドの子が最適レベルで機能する為にはチャレンジ(困難と感じる、やり甲斐の
あるタスク)が必要であるとは言え、”チャレンジ”は個人によってそれぞれであるとい
うことを認識していなければならない。


これらの生徒に必要なチャレンジとは、年齢や学年、試験のスコアなどをもとにしたも
のでなく、各個人が(彼らに適した)高度なレベルの知的機能で作動することができる
作業やタスクをもとにしたものでなければならない。


ギフテッドの生徒が適切な知的チャレンジと支援を得られることができた場合、彼らの
多くの”感情的”、行動的な困難も、完全に無くなるとはいかないまでも、減少するであ
ろう。

(⬆︎これはまさに∫にあてはまりました。)


以上、かなり大雑把で意訳っぽい文章ですが、まぁ、基本的なポイントは理解してい
ただけるのではないかと思います。

(わたしゃ直訳は苦手です。でもワケわかめのGoogle翻訳よりマシかと思います。笑)


こういうギフテッドの脳の解剖学的(構造)、生理学的(機能)な情報を認識する
だけでも、ギフテッドの個人のユニークな思考や感覚、言動のパターンや傾向に対し
てもある程度納得でき、誤解を防いだり、先入観を取り除くことにも役に立つのでは
ないかな?なんて思います。

こういう情報は特に学校の先生たちにも知ってもらいたいですね。


そうすれば、なぜギフテッドの子たちには彼らに適した知的チャレンジが必要か、と
いうのも理解できるでしょうし、こう言った子たちをもっと寛容的、支援的な気持ち
で受け入れてくれるようになるのではないかと思います。


最後に。これは∫の脳。(笑)

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by mathdragon | 2016-04-11 10:33 | Gifted/2e

ギフテッド教育のカテ

これまでブログ村のギフテッドチャイルド育児のカテゴリーに登録していた私のもう一つ
のブログ、「アメリカのギフテッド&2e情報」ですが、先日、「ギフテッド教育」のカテ
へお引越ししました。


元々、こちらは私のこれまでのブログ(あーちゃんはmath kidあーちゃんは数学の
ギフテッド、そして現在のThe Curious Life of ∫の中から、ギフテッド2eに関す
る記事だけをまとめたもので、特に同じギフカテに属していたこの「The Curious...」
とはどうしても記事がダブってしまっていた為、どんなもんかなぁ〜と考えていました。


そう思っていた矢先、少し前にギフテッド教育のカテができていることを発見!

で、早速、カテを移ることにしたわけであります。

(違った場所で、できるだけ多くの人達の目に触れたらいいと思いまして。)


ギフテッド教育カテに登録しているブログはまだ少ないのですが、(現在の時点では私
のを含めてまだ3つ)これらのブログはギフテッドに関してとても参考になる情報が盛
り沢山で、ギフテッド一般やギフテッド教育に関してまだまだ情報が得にくい現在の日
本では、とても貴重な情報が得られる場所だと思うので、どうぞ皆さん、(もしまだの
ようでしたら)是非、このカテを訪問してみてください。


というわけで、「アメリカのギフテッド&2e情報」は「ギフテッド教育」のカテへ移り
ましたので、これからも引き続き、そちらの方もどうぞよろしくお願いします。

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by mathdragon | 2016-04-07 03:35 | Gifted/2e

ガニエのギフテッド/タレンティド区別化モデル (DMGT)

ギフテッドやタレンティドの定義や考え方も、個人や団体・機関によって様々なようでは
ありますが、私は個人的にはこちらのGagné氏の見方が一番しっくりします。



(チラッと調べてみると、日本語では”ガニエのギフテッドとタレンティドの差別化モデル”
と訳されているみたいですが、私は"differentiated"という言葉が”差別化”となっている
のにニュアンス的にやや違和感を感じてしまう為、あえて自分勝手に”区別化”としています。
苦笑)


「ギフテッド」と「タレンティド」という言葉に関しては、個人や団体(学区など)に
よって、それぞれが違った意味で定義付けされていたり、特にあえて区別せず使われて
いる場合も見られるのですが、ガニエはこの2つをはっきりと区別しています。


彼の考えによると、「ギフト」(Natural Abilities) というのはそれぞれ個人が”持っ
て生まれた資質/才能”で、「タレント」(Talent) は”それらの才能(ギフト)から体系
的に開発されたスキル・能力”と区別して見ているようです。


ガニエによる、主に遺伝的に決定されるギフト(天性の素質・才能)の領域というのが、

Natural Abilities

(精神面)

知的能力:一般的知能('g'要因)流動性、結晶性推論、言語的、数的、空間的、
  記憶、手続き的、叙述的能力
創作力、発明性(問題解決のスキル)想像力、独創性(芸術)検索の流暢性
社会的情動能力:洞察力、知覚の鋭さ(操作)、対人スキル、社交上手、機転
          影響力、説得力、雄弁さ、リーダーシップ、求愛、育児
感覚的能力:視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、固有受容感覚(目を閉じていても、
        自分の手や足の位置と、それを動かしていることがわかる感覚)

(身体面)

筋肉:力、スピード、強さ、耐久力
運動調節:スピード(反射)機敏、コーディネーション、バランス


で、以下がTalent (タレント)の分野であります。

Talent

アカデミック(言語、数学、科学、人文学、職業教育)
テクニカル(交通、建設、技能、製造、農業)
サイエンス&テクノロジー(エンジニアリング、医療、社会)
芸術 (創作、舞台、応用、ビジュアル、文学、口頭)
ソーシャル・サービス(健康、教育、コミュニティ)
経営/販売(管理、マーケティング、保護、検査)
ビジネス運営(記録、財政、流通)
ゲーム(ビデオ&カード、チェス、パズル)
スポーツ、アスレチック


そして、持って生まれた資質や能力(ギフト)を、特定の秀でたタレント(体系的に開発
されたスキル)へ移行する為のプロセスがこちらであります。


Talent Development Process

活動:アクセス、内容、形式
プログレス:段階、ペース、転機/岐路(ターニング・ポイント)
投資:時間、経費、労力


ガニエの見方によると、すべてのタレントが内部と外部の触媒(促進の働きをするもの)
の影響を受けて、学習や練習を通じて自然の能力(ギフト)から開発されているとの事
なので、この発達のプロセスがうまく行われないと、従来の才能(ギフト)がフルに開
花されない恐れもあるわけですよねぇ。

(ギフテッドのアンダーアチーブメントがこの例でしょう。)


いくらスポーツや音楽などの資質や才能を秘めていても、適切な指導やトレーニングな
しではその才能を完全に発達させることはできないでしょうしね。



それと同時に、いくら長時間のトレーニングや練習をしても、ギフトの部分が欠けている
(元々の資質や才能が備わっていない)と、ギフテッドの個人が達成するのと同じレベル
のタレントには発達できないとの見方で、これは私もずっと昔からそう感じてたので、この
部分を読んで頷けました。


(運動能力全般に欠ける∫が、いくら優秀なコーチから指導やトレーニングを受け、莫大
な時間を練習に費やしたとしても、優秀なアスレートやスポーツ選手になれるとは考えら
れませんので。苦笑)


(だから私には「10,000時間の法則」の概念があまりにもシンプリスティクに思え、
すんなりと”はい、そうですか。”と納得できないのであります。)


話を元に戻しますが、その発達のプロセスに影響する触媒というのが、

Intrapersonal Catalysts (個人内的触媒)

学習プロセスにポジティブにもネガティブにも影響を与える個人の特徴が、

身体的特徴:外見、障害、健康
精神的特徴:気質、性格、回復力

そしてこちらが目標管理の要因

認識:(自他共の長所や弱点の認識)
モチベーション:(価値観、ニーズ、興味関心、情熱)
意志:自主性、努力、根気


Environmental Catalysts(環境的触媒)

タレントの発展に影響する環境的要因

・環境、境遇:(物理的、文化的、社会、家庭的)
・人:(両親、家族、仲間、教師、メンター)
・設備:エンリッチメント(カリキュラム、教授法、(学習ペース)
    管理上(別クラス方式、能力別クラス、飛び級など)

chance

個人内的/環境的触媒と、自然の能力(ギフト)に影響を与える要因。

個人がどの外的環境に、どういった個人的特徴を持って生まれてくるか(遺伝的要因
に大いに関係する)はチャンス(偶然、好機)による。

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こうやって図で見てみるとわかりやすいですね。


個人の持って生まれた素質、才能が”タレント”に発展する為には、個人の置かれた
環境や状況、そして本人の気質や性格などがそれぞれ複雑に相互的に影響し合って
いるという感じで、それを考えると、ある子供には効果的な活動やプログラムも、
別の子供には効果が見られなかったり、それどころかタレントの開発の分野のみ
ならず、子供の感情面、精神面でネガティブな影響を与えたりして、”逆効果”にな
ったりする事もあるのではないかなんて思ったりします。


例えば、ある子にとっては「飛び級」、「複数学年飛び級」が効果的であるかも
しれませんが、別の子にとっては気質、性格的にそう言った環境があってなくて、
精神的に辛い思いをし、学業にも悪影響を与えたりなど。


ギフテッドの子の能力を最大に伸ばすには、これら個々の「個人内的触媒」と
「環境的触媒」の要因に目を向け、それぞれの要素がそれぞれユニークな子供に
効果的に作用しているかを常にチェックして見極めながら、そうでない場合は
その都度、子供に効果的であるように微調整をしていきながら、この「発達の
プロセス」のサポートをしてあげるべきではないかと思いました。


最後にこのトピックについての動画も見つけたので、ついでにアップしておきます。




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by mathdragon | 2016-04-04 12:55 | Gifted/2e

ギフテッドの特徴:そう言えばうちもあったなぁ…

んでいて、(あぁぁ〜、そう言えば∫にもそういうところがあったわぁ〜!)っと、つい
昔の事を思い出して笑ってしまいました。

(その当時は全然、笑い事ではなかったのですが。σ(^_^;) 汗)

この記事の中の、

Many gifted children are intrinsically motivated. Smiley faces, star stickers,
and even good grades aren't likely to motivate them. Redding believes that
these children will sacrifice such "external" reward in order to work on more
appealing tasks.


The tasks that appeal to them are those they find interesting, challenging,
and relevant to their lives. It's the challenge that they find rewarding.
Rote memorization of facts and concrete details is neither challenging nor
rewarding.


If these children are not given sufficiently challenging work, they will make
it more challenging. For example, they might give themselves time limits
when no time limits exist. They will do this even though it means they
may risk doing well on an assignment or on a test. Although they could
get an A with little effort, they find the challenge more inherently rewarding.
They will also often choose more difficult tasks over easy one in order to
be challenged, even if it means they are risking the chance to get an
easy grade.

(Underachievement of Verbally Gifted Childrenより抜粋)


…という部分なんか、小学校3年くらいの∫そのまんまって感じで笑えましたよ。


この当時、Mathはもちろん、英語の文法やスペリング、サイエンスなどの分野において、
小学校3年生の学年で習うカリキュラムをほぼすでに習得していた∫は、学校での毎日の
授業はチャレンジが欠けていると感じた為、自分自身で”チャレンジ”を作り出していたみ
たいであります。(笑)


*以下、これらの写真は以前にブログでも載せていたと思うのですが、その記事がどこ
だったか見つけられないので、再度、ここでアップしておきたいと思います。


かけ算のテストなども、(こんなもの、やってられるかぁ〜)って感じで、テストその
ものは全く無視して(問題に答えず)テスト用紙の裏に自作の代数の問題を作って提出
したりなど…

”0点”になるのを覚悟でこんなことするんですからねぇ…(苦笑)

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もちろん、この件についてはその後、担任の先生から呼び出しの連絡が来て、私も
”注意”されました。(笑)


こちらは聞き取りスペリングのテスト。

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先生が言った単語を聞いて、それらを順番に正しい綴りで記入するといった形式のテスト
だったのですが、すでにこれらのスペリングを習得していた∫は(実際、これらより長く
て複雑な単語を2歳の時に綴ってた。笑)番号に”飾り付け?”したりして、自分でチャ
レンジを作り出していたみたいです。


先生から、”A (∫のこと)was not paying attention."って書かれてますが、番号
に飾り付けしながら、先生が順番に読んだ単語をきちんと正しい綴りで書いてあるんだ
から、私としてはちゃんと"pay attention"してると思ったのですがねぇ。(笑)


ちなみにこの先生はとても厳しくて、スペリングがあっていても、単語の文字一つ一つ
が繋がっていたり、終わりが長かったり、余計なハネがあったりしてフォームが崩れて
いたら❌で、減点されてました。(めちゃ細〜い!汗)


私の考え方がズサンなのかもしれませんが、スペリングのテストをしているんだったら
”綴りの正しさ”だけに評価の視点を向けて欲しいなぁと思うのですが。


ギフテッドの子達って、多くの子がシールやニコニコ顔、(日本の場合”よくできました”
のハンコ?)、良い成績などといった、”外的”な要因では動機付けされ難く、好奇心や
興味・関心、願望などといった内発的な動機で動く傾向にあり、又、彼らにとっては困難
なタスクやチャレンジに挑むこと(そしてそれらを達成すること)が大きなリワードとな
る為、それらを得る為には、「チャレンジがないのなら自ら作ってしまえ!」っといった
流れになるんでしょうね。

(尚、この原文では”verbally gifted"となってますが、私はこれらの特徴は言語的ギフテ
ッドに限らず、ギフテッド全体に見られると思います。)


ギフテッドの脳は、(彼らに適した)刺激が必要なんですよ!

彼らにとってはこう言った必要不可欠な「知的刺激」や「チャレンジ」が得られないと、
精神的に”苦痛”を感じるのではないか?と思ってしまいます。


こう言ったギフテッドの子達の特徴を認識するだけでも、教育者達は彼らの(問題とも
みなされる)言動の裏側に隠れた”本来の原因”を見つけ出すことができるのではないで
しょうか。


∫の場合は、その後、ギフテッドの専門家のDr. Palmerとの出会いで全てが思わしい方
向へと向かって行ったので、理解者がいるだけで子供の人生が大きく変わってきますよね。


あっ、すっかり忘れてましたが、そう言えば今日はアメリカはイースターだったんですねぇ。

問題児と呼ばれていた頃の∫からメッセージ!

Happy Easter!

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by mathdragon | 2016-03-28 10:42 | Gifted/2e

ギフテッドの課題:オールAの潜在的問題点

こちら(アメリカ)のギフテッドに関する情報を読んでいると、(そう言われてみれば
なるほど!)と色々考えさせられたり、参考になる記事を頻繁に見つけはするのですが、
それらをブログ内で紹介したいとは思うのだけど、でも最近は日本語に翻訳したり、簡
単にまとめたりするのさえ億劫に感じてしまい、記事にするのを躊躇ってしまってます。


でも、私のブログの読者の方達は英語が堪能な方も多いし、英語があまり好きではない
方達も、”ギフテッド関連の情報”だと頑張って読んでくれるのではないかと思い、これ
からは日本語訳なしでも、役に立つ情報、考えさせられる記事など、どんどんリンクし
ていこうかな?なんて思ってます。


(翻訳が得意な方など、私が紹介した記事が”これは参考になるぞ”と思った場合は、ご
自分でどんどん訳して自分のブログなり何なりに載せちゃってくださいね!ギフテッド
に関してはまだまだ情報不足の日本なので、皆んなで協力しあって知識や情報を広めて
いけたらいいと思うので。)


ということで、先日ふと、ネットで見つけて、私自身も∫がまだ小学生の頃に直面し、
対処しなければならなかった成績に関する課題の記事が、とても参考になると思った
のでリンクしておきます。




本来ならば「成績」というのは、生徒が”どれだけ学んだか”というのを反映すべきもの
なのでしょうが、アセスメントの仕方によっては、「成績」は生徒の”知識、習得して
ること”を表しているとも言え、もし「成績」が、”学んだこと”ではなく”習得している”
ことを反映しているとすれば、学年が始まった時点(特に小学校低学年)ですでにその
学年で学ぶことを”習得してしまっている”ことも多いギフテッドの子達は、何も学ぶ事
なくしてオールAをとる事だって可能なわけなんですよねぇ。


その場合、さして勉強をしなくても、最も簡単にテストや宿題などでもいい点や成績が
とれてしまうので、ギフテッドの子達は彼らにとって重要な”知的・学習チャレンジ”の
機会が与えられる事がなく、学習面にいて、”がむしゃらになって努力する”という場
に直面するのも少ない為、後の中学やになって必要となる「学習スキル」や精神的
な面での粘り強さやタフさなども育成れ難くなるでしょう。


当然、親としては子供が学校からオールAの成績を持ち帰ってきていると、安心してしま
うのすが、でもその優秀な成績の”表面”だけ見て安心仕切ってしまうではなく、それ
らの背景をもう少し深く掘り下げて探ってみて、実際、子供にとって適切な”チャレンジ”
機会が与えられているのか?(子供が努力をする事の大切さを習得ていってるのか?)
などを調べてみる必要があるかもしれませんね。


学校での懇談会などでもそう言った話を持ち上げ、先生に相談してみたり、問題がある
場合などは色々な対処法などを見出して行く必要があるかもしれません。


(うちの場合も定期的に行なわれていた「特別支援教育」関連のIEPミーティングだけ
なく、∫の担任と∫の”個人的な教育ニーズ”(ギフテッド教育)に関しての非公式的な話し
合いの機会を頻繁に設けてもらってました。


ただ、学校側が非協力的な場合は親としては本当に頭が痛いのですが…


中にはこの記事の中で取り上げられているポイントを理解できない(できない振りをして
いる?)先生もいたりして、

「子供がいい成績(オールA)を取っているのに一体、何の問題があるというのか?全て
がうまくいっているのに何が不満なのか?」


なんて言ってくる教育者達もいますので、親の方も子供の教育アドボカーの為にはかなり
の根性と忍耐力が必要となってくるのですが…


そういうのを通り越してきて、幸い、現在では∫は、学校でのAPコースや大学のクラス
などで知的/学習的チャレンジが事欠かない中、(特にAP EnglishとAP US History
やっぱりかなりハードみたいではあります。でもそれでもそれなりにやり甲斐もあるよう
で、結構”楽しんでいる”風でもある。)これまでに身につけてきた”ハードワークと努力”
のスキルと精神をきちんと適応して行ってるようです。

(将来、大学での授業について行く為のいい予行練習ともなっている。)


最後に、このまとめの部分がとても参考になります。


The Potential Problem with Straight A's


If your child is getting straight A's without trying, it could be a sign that
she is not being challenged. And without challenge, there is no effort.
Once a child gets out of school and into the work force, no one is going
to look at her grades any more. Those grades aren't going to open any
more doors or ensure success in your child's chosen field. For that, your
child is going to have to understand the importance of effort and know
how to meet a challenge. This is not to say that grades aren't important,
but unless those grades reflect not just knowledge, but also effort and
hard work, your child may not achieve the success in life that you might
expect from those straight A's.

(What's Wrong With Straight A's?より引用)


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by mathdragon | 2016-03-25 04:25 | Gifted/2e

ギフテッドの大学受験計画

まず、始めに。

数日前から軽い風邪の症状を見せ始めていた∫ですが、幸いその後体調も悪化する事なく、
今朝、なんとか無事に、「ゲーム理論」の中間試験を受けることができました。

出来の方はよくわからないらしいのですが、まぁ、とりあえずはきちんと試験を受ける
事ができたので良かったです。(ほっ)

さて、本題です。

今回の記事はギフテッド関連といえど、特に”アメリカの大学受験”についての情報となる
為、日本の方にはあまり参考にならなくて申し訳ないです。

でも、私のブログの読者の中には、アメリカ在住の親御さん達も結構いるので、(&日本
在住でアメリカの大学受験を考えている方達など。)とりあえず参考までに、ネットで見
つけた記事をリンクしておきたいと思います。

(自分自身の覚書にもなるし…)




これらの情報を読んでいると、大学受験の準備や大まかな計画なども、ミドル(7, 8年生)
の頃から立て始めても決して早過ぎではないという感じですね。


それどころか競争が激しいセレクティブな名門大学、一流大学などへ受験する場合など、
それくらいから具体的にプランを立てて、実行してないと遅すぎるくらい!


うちは∫がミドルの頃なんか、大学受験などまだまだ先の話という感じがして、まるっきり
頭になかったので、これと言って何も準備もしなかったですよ〜。(汗)


ミドルの頃など、その当時∫が抱えていた”課題”の対処に気をとられて、数年先のことまで
考える余裕なんてなかったですし。


…とか言っても、大学受験がもろ目の前に迫っている現在においてさえ、受験生の親として、
私って結構、呑気に構えているんですけどね。(呑気過ぎるくらい。笑)


これは私だけじゃなくて∫もそんな感じで、本人はMITや Caltech、Berkeleyに行きたい
と言っているわりには、一般の受験生と比べると(時間的には)学校の勉強もしてないし、
SAT/ACTの準備勉強もまだ始めてないし、週末なんかも自分が好きな活動ばかりやって
”楽しんでいる”し、夜も学校のコースワークが遅れているわりには最低でも2〜3時間ほど
自分の好きなことして遊んでるし、睡眠も毎日9時間半くらいたっぷりととっていて、


(あんた、ほんまに受験生?)ヾ(-_-;)


って感じですよ。(笑)

だから∫からは世間で懸念されている「最近の中高校生はプレッシャーやストレスに苦しん
でいる」といった様子が全く感じられません。


まっ、でも私としては、そっちの方がいいと思っています。


自分の子が心身ともに病んで苦しむ姿を見るよりは、(たとえ名門大学へ受からなかった
としても)身体が健康で、本人がハッピーだと思える高校時代を送っているのであれば、
それで文句はなしです。


こう思うのも、小さい頃、中〜重度の自閉症と診断され、将来、自立した生活が送れない
かもしれないと言われたり、一時期、身体的にも結構、シリアスな病気の疑いがあがり、
(身体さえ元気であれば、生きていてくれさえすれば自閉症でもなんでもいい!)と思った
経験があるから、私の∫に対しての”期待”がかなり低いのかもしれません。(苦笑)


∫が小さい頃に私たちが目の前に突きつけられた将来の見通し図を考えると、どの大学で
あろうが、”大学に行く”ということはまさに、"icing on the cake”と感じるから、人間
ちょっとパースペクティブを変えるだけで随分、見方が変わるものですよねぇ。



最終的に自分が希望する大学に全て受からなかったとしても、別に他にも大学はいくらで
もあるんだし、もし即座に大学に進学したくなかったら、gap year取って自分の進みたい
道を探索する旅に出かけたり、インターンシップしたりしてもいいし。


アメリカの大学に行きたくなければ(授業料が無料か格安な)ヨーロッパ圏の大学へ行く
のも一つのオプションだし。

(最近、パパはこのアイデアに関心があって、特にドイツの大学を∫に薦めている。)


私は∫が心から満足してハッピーな道を歩んでくれたらそれでハッピーなので。


おっと〜! 又、記事のタイトルから話がかなり離れてしまいました。(私の悪い癖)


とりあえず、ギフテッドの子の大学選びや受験のプロセスについては又”ギフテッドなり”の
課題もあるかと思いますので、興味のある方は↑のリンク先をチェックしてみてください。


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by mathdragon | 2016-03-19 10:57 | Gifted/2e

多くの親達が「知ってたならば…」と願うギフテッドの子育てヒント

何かと複雑で未知なことも多く、まさに”手探り状態”でどうにかこうにかやっていってる
ギフテッドの子育てにおいて、多くの親達は後を振り返っては、(あぁ、私も知っていた
ならば…)と色々と後悔する事も決して少なくはないと思います。


私自身もこれまで∫を育ててきて、ギフテッドにまつわるありとあらゆる課題に関して、
(あぁぁ〜、こういうの、もっと前に知っていたら又、違った道を選んでいたかもしれ
ないのに…)などと、”逃した機会”や”選ばなかったオプション”、又は”やらなかった事”
について、あれこれ考えてしまうことなどもありました。


でも過ぎ去ってしまったことを思い悩んでもどうしょうもないし、その時は私も私なりに
自らの限られた知識の範囲内で出来る限りのことをしてきたし、とりあえずこれから先は
同じような後悔はしないように、もっと積極的に情報収集し、取るべき対策のプランや実
行に心がけようと思ったものでした。


∫が小さい頃は自閉症関連で対処すべき問題などもあり、私のフォーカスはそちらに集中
していたので、何やら混乱した状態だったというのもあり、ギフテッドならではのニーズ
に対応するのが出遅れてしまったという感がありましたねぇ。


だから現在、まだ小さいギフテッドの(又はギフテッドかもしれない)お子さんをお持ち
の親御さんたちにはこちらの記事が後々、参考になるのではないかと思います。

(毎回、英語ばかりの記事で申し訳ないですが。)




この記事内のリストの中には私自身が、(そう、そう!そうなのよ!)と大きくうなづい
てしまうアドバイスもあり、こういうのを知ってたら、わざわざ無駄な時間やエネルギー
を費やさなくても良かったのになぁ、なんてつい思ったりしました。

それらというのが…

(以下、大まかなで下手くそな訳ですが。笑)


5. There is no ideal school 
(理想の学校など存在しない)

どの学校の教育・学習設定も完璧ではない。

公立、私立、チャーター、寄宿学校、ホームスクールでさえ、子供の全てのニーズに完璧
に対応できる学習設定/環境などない。一般に通常の学校の教師は「ギフテッド教育」に
関するトレーニングを受けていないので、ある意味仕方がないとも言える。

どの学校を選んだにしても、それは妥協であるという事を認識し、自分が子供の為に下し
た決断や選んだ道に向かって、自分が働きかけていかないといけないという事を受け入
れる。



7. Assume all schools have competing agendas
(全ての学校に競合する課題があるということを頭に入れておくこと)


学校にとって、あなたの子供(ギフテッド)のニーズは最優先事項ではない。多くの学校
が全ての子供の学習ニーズを支援すると主張するものの、競合する経済的懸念事項や政策
目標、又は単なる無知により、ギフテッドの子達のニーズは頻繁に見落とされている。

能力別クラス、コンパクティング(分化ー個人のニーズに合わせてカリキュラムを変更す
る方法の一つ)などといった費用効率の高い解決法でさえ、”教育に対する哲学的見解と
矛盾する”などの理由で却下されがちである。

又、私立学校が全ての問題に対する万能薬と期待しないこと。 学校によっては、すでに
高度なレベルの学習指導を約束しているので、あなたの子供にそれ以上(学習面で)必要
なものはないと思い込み、ギフテッド教育の必要性を完全に無視しているところさえある。

時にはかなり困難な闘いと感じることもあるということを受け入れる。



10. Pick your battles and don't sweat the small stuff
(自分とって重要な課題や問題においての闘いを選び、小さなことにはこだわらない)


何が一番重要であるかを判断し、懸念を評価する。

重要でないことは無視すること。あなたの子供はいずれは学校で退屈を感じることになる
だろうが、彼に当然として与えられるべきだと感じる機会の全ては得られないだろうから。

もし心配事が些細なことならば、それ以上追求しないこと。多くの親はレッテルを貼ら
れたくなくて、文句を言うのを抑えている。 もちろん、活発的に(子供の教育に)関
与し続けることは大切だけれど、全ての問題に声を上げるのは先生達からもあまり良く
思われないだろうし、効果的であるとも言えない。


この⬆︎の部分は本当にそうだと思います。


親としては子供の福祉やニーズを考え、あれこれと取り上げたい問題や課題は尽きない
とは思いますが、でもそれら全てをいちいち学校側に持ちかけ、対立していたらうまく
まとまるものもまとまらなくなるというか、学校側としても経済面や時間的なこと、物
理的に限りがあるというのを理解して、”何が一番重要であるか”の優先事項を判断し、
それらを実現するために学校側と協力しあって働きかけていく方がずっと効果的だと、
私自身も身を持って経験しました。


学校側は”敵”でなく、共通の目的を目指す”チーム仲間”という意識を持つことが大切だと
思いますね。


こういうのなんかは(知ってたならば…)というよりも、実際に自分が経験してみて感じ
ないとピンとこないのかもしれませんが、でも本当、ギフテッド教育が存在するアメリカ
の学校においても、ギフテッドの子の教育ニーズに関しては全て学校側に任せておけばそ
れでオッケーというわけにはいかず、やはり最終的には親である自分がしっかりイニシア
ティブをとって、未知の領域をナビゲートしていかなければならないなと思いました。


最後に、このアドバイスには私も大いに共感!


9. Consider your child's emotional needs as much as the
 intellectual ones
(子供の知的ニーズと同じほど感情のニーズを考慮する)

子供はハッピーでなければ学校で秀でることはない。 

学校の選択、飛び級、プログラム、課外活動などといった決断においては、子供が学業
的、そして感情的の両方の面で繁栄し、成長するかどうかを考える必要がある。という
のは、もし子供がアカデミック以外の面で発達の準備が出来ていないと心配するような
らば、全学年飛び級は見送ることを考慮すべきかもしれないし、あまりにもストレスと
なってしまうような課外活動は取り除くべきかもしれない。

そして、子供が自分と似たような仲間を見つけられるように確保してあげるということ
を意味するかもしれない。

又、子供がチャレンジに欠ける(簡単すぎる)学習設定・環境の中で退屈したり、無関
心になってしまうのは、アンダーアチーブメントの土台を作ってしまう事にもなりかね
ないので、これらの兆候を認識するという事でもある。



これ⬆︎は本当に我ながら、身を持って経験して学びました。(汗)


うちの場合は∫がすでに学校生活や学業に無関心になったのを通り越して、学校嫌い、登
校拒否寸前の時点まで行ってしまってたので、結局、∫の精神を安定させる為にも一時的
に学校をやめさせ、ホームスクーリングという手段を選ぶことになりました。


私ももう少し早く、ギフテッドの子の知的・ソーシャル/エモーショナルニーズを認識し
ていたならば…と、当時の自らの情報、認識不足に腹立たしくなってしまいましたが、
まぁ、過ぎたことを言っても仕方がない!


この経験から学び、それ以降はとにかくギフテッド関連の知識・情報収集に励みました。


色々ありましたが、∫も現在は何とかアカデミックな面も、ソーシャル・エモーシャナル
なニーズもそれなりに満たされていて、ハッピーな高校生活を送っているようなのでなに
よりであります。


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by mathdragon | 2016-02-26 14:28 | Gifted/2e

本当の意味でのギフテッドの支援

年(更年期障害)のせいでしょうか、最近の私はちょっとした出来事や物事に対して苛立
ちやすく、シニカルになっている感じがします。

日々の何気ない出来事や周りの言葉、ネットで目にする記事、ニュースなどに対しても、
つい、ひねくれた見方や考え方をしてしまい、腹を立てて一人でぶちぶちと文句言ったり
する事が多くなりました。

(いやぁ〜、やっぱり長年一緒に生活しているから、パパのシニカル病が私にも感染した
のかしら? 苦笑)

そんな私が最近、ギフテッド、特にギフテッドの子供達の支援に関して何となく感じて
いた事と似たような意見が書かれている記事を見つけ、又もや激しく共感してしまった
のであります!

こちらがその記事です。



以下、この記事の中で私が特に(まさに!)とうなずいてしまった部分をいくつか抜粋
してみました。


”The reality is, just like we see in the professional sports world, many of
our gifted and highest intellectual kids might make it to the big leagues
of academia, but few will actually make monumental achievements.


In my opinion, why so many gifted children do not go on to extraordinary
careers-or even happy adulthoods- has more to do with the pressure the
talent development model that the leaders of the National Association
of Gifted Children (NAGC) keep pushing as a priority in gifted education.
Parents and teachers have been fed a lie that we need to find as many
opportunities as possible to promote gifted student's achievement as
early in life as possible so that they can go on to make contributions to
the world.


Educators, parents, and clinicians need to understand it is not "under-
achievement" when a youthful passion transforms into a more authentic
desire to live one's life in a manner that other people might not understand.


If we have a true concern about the mental health and well being of our
gifted children, then perhaps we need to stop pathologizing gifted child-
ten who don't achieve to other people's expectations. Instead of calling
these young people ungrateful or uncommitted, let's instead celebrate
their tenacity and desire to be their own person.


More importantly, let's focus on helping them choose the goals they
want to pursue, not the goals other people think they should pursue."




この記事の中で著者が言っている、


”ギフテッドの多くの子供達が最終的に並外れた業績を遂げるというわけではない、それ
どころか幸福だと思える人生さえ送っていない人もいる。その理由として、ギフテッド
教育の最優先目的としてNAGCが押している”タレント開発モデル”に対するプレッシ
ャーが大いに関係している”


もともとはアメリカ合衆国教育省が1993年に発表した「ギフテッド・タレンティド
教育方針書」が基盤となっていると思われる)


という部分に関しては、個人的に完全には納得・同意できなかったものの、私自身も以
前からギフテッド教育の主な目的が、”アメリカ国家に貢献できる人材・能力の育成”に
焦点が当てられている感じがして、その事に対して違和感を感じてました。


もちろんギフテッドの子供達の才能や可能性を見つけ出し、それらを開発するのはとても
重要な事で、その事自体は否定しないのですが、でも才能開発の主な目的はまず第一に
その個人自身の為であって、国家に貢献する為ではないと思うのですよ。


だから、

”国際競争力をつけ、経済的に大きく成長するために、アメリカ国家は最高レベルの学生
たちを頼らなければならない。”

”ギフテッド教育でギフテッドの個人の才能を伸ばして、国家の財産にしましょう。”


みたいな台詞を聞くと、

(ギフテッドとして生まれた(才能や可能性を持っている)からと言って、その個人は国家
に対して何も借りや義務を負っているわけではないでしょうに。国や社会に貢献する事も大
切だけど、でもその前に個人はまずは自らが選んだ、もしくは”望む”分野での才能開発や知
識の追求に力を注ぎ、自分なりの生きがいや幸せを追求し、まず自分自身をテイクケアし、
自分なりに満足のいく人生を送るのを目指すことが大切ではないだろうか? そうしている
過程で、結果としてそれら(個人のアチーブメント)がひいては社会や国家の為に繋がる事
になるのでは? 能力開発はあくまでもギフテッドの数あるニーズの一つであり、そればか
りに集中してその他の同様に大切なニーズを疎かにしてしまうと、彼らの身体的、精神的健
康衛生に影響を与え、偉大なるアチーブメントも何もあったもんじゃないんじゃ?)

などと思ってしまうんですよねぇ。


そして言っておきますが、たとえその個人が”国家が期待するアチーブメント”を成し遂げる
ことができなかったとしても、国や周りはそのことに対して「”心の強さ”が欠けているから
だ」と、まるで本人の内面、精神力に欠陥があるから出来るものもできないんだ!という
ようないい方をされる筋合いはないと思いますよ。


なんか、あまりにも”社会の為に自らの能力を貢献するのが当たり前”っぽいニュアンスの
言葉を周りから聞いたりすると、特にまだ子供のうちなど(いくら高尚な精神、高い倫理
観、共感性、責任感の持ち主だと言われるギフテッドであろうと)その暗黙の掟的に課さ
れた使命の重さ、責任感に余計なプレッシャーを感じ、精神的な負担となるのではないか?
などと思ったりします。


思うに、社会はギフテッドの子達に非現実的な期待をし過ぎじゃないかと思いますよ。

ギフテッドったって、たかがまだ子供じゃないですか!


普段から∫を見ていて感じることですが、もし私が∫の立場だったら、先生や父兄、コーチ、
学校の仲間達などといった周りからの期待(この場合、”やって当たり前、出来て当たり前
という思い込みの期待)に晒されると、そのプレッシャーが耐えられなくて心身症にでも
陥りそうになりますよ。

(まぁ、私はそんな悩みに苦しむこともありませんが。笑)

ちなみに興味があったので∫の思いを聞いてみたところ、

「確かにたまには周りからのプレッシャーを感じて息苦しく感じることもあるし、将来
自分の才能や能力を社会に貢献する事が期待されるとものすごく重荷に感じてやる気を
失ってしまう事もある。でも時には自分の才能やスキルを活かし、社会や人の役に立ち
たいと心底から望む事もあって、入り混じった複雑な心境だ。」

なんて言ってましたが。


ともあれボトムラインとして、この記事の著者が最後の方に書いている、

”ギフテッドの子供達のメンタルヘルスや幸せを本当に心配するのであれば、他者の期待
を満たさないギフテッドの子達を病理化(pathologizing)するのをやめるべきだろう。”

そして

”さらに重要な事として、他人がそうするべきだと彼らに期待するゴールではなく、ギフ
テッドの子達が自ら追求したい目標を選ぶ手助けをする事にフォーカスするべきだ。”


という文章に深くうなずきました。


まぁ、単に私が凡人で天邪鬼、(押し付けがましいと反発してしまう)人間としてでき
てないのでこう感じてしまうのかもしれませんが、国がマジでギフテッドの子供達の
well-beingに気を配り、将来的に国家の財産となる人材を育成しようと思っているなら
ば、ギフテッド教育の方針やプログラムの実施、規定などと言った事も、不公平さや
不平等さが生じやすい州や地区に完全に任せるのではなく、連邦レベルで管理してくれ
たらいいのになぁ、なんて思いますね。


そして出来ればアカデミック・学習面だけでなく、ソーシャル・エモーショナルな
ニーズに対応した「情動教育」もギフテッド教育のプログラムの一環として、もっと
積極的に組み込んで欲しいと思います。


ギフテッドの人達(最高レベルの学生達)に頼らないといけないのなら、彼らの多方
面にわたる複雑なニーズを満たせるよう、包括的な支援が必要ではないかと思います。


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by mathdragon | 2016-02-13 15:51 | Gifted/2e

正確な評価?ギフテッドの誤診/重複診断についての動画

下記は私が常日頃から尊敬してやまず、SENG (Supporting Emotional Needs for
Gifted)というギフテッドのサポート支援機関の設立者であるDr. James T. Webbが、
(様々な精神疾患や感情/行動障害と誤解されやすい)ギフテッドの特徴や誤診、そして
重複診断について語ったビデオのリンクであります。



↑のリンクのビデオは50分以上とロング・バージョンなのですが、こちらが超短縮版で、
重要ポイントをかいつまんだバージョンです。

(フルの方がもちろん様々な情報が供給されていてとても役に立つので、出来れば是非、
リンク先のフル・バージョンを観て欲しいですが。)





このビデオ、ギフテッドに関しての課題や問題がわかりやすく説明されていて、誤解を
されやすいギフテッドの人達を理解するのにとても参考になります!

出来れば(洋の東西を問わず)世の中の心理士、精神科医、小児科医、そして教育者など
といった、子供や青少年と直接関わり合いがある職業分野に携わる人達に是非、是非、観
てもらいたいです。

英語なのがものすごく残念。

アメリカもそうですが、日本でもまだまだギフテッドの子・人達についての正しい知識
や情報が一般(どころか、メンタル・ヘルスケア、教育の世界)に浸透していないため、
誤解や誤診、未診断(きちんと診断されるべきであるのに見過ごされている)の場合が
多いと思うので、もっとこれらの情報が知れ渡るようになればいいなと思います。

そうすれば、才能に満ちたスマートなギフテッドの子達が、ADHD ASD OCD
又は、どれにもぴったりは当てはまらないので”グレーゾーン”などと言った不必要で
精神的にもダーメージングなレベルをつけられる事が避けられるかもしれませんよね。


誰かがこのビデオの内容を日本語に訳して、上記のプロフェッションの人達にこれらの
情報を広めてくれないかなぁ、と望むばかりであります。

ちなみにビデオのスライドの中にあった情報を少しだけですが訳しておきます。


■高い能力は全体的に見ると有利ではあるが、(ギフテッドの個人は)ある種の課題、
 問題が一般よりも頻繁に見られる傾向にある

それらの課題・問題とは:

退屈

アンダーアチーブメント(低達成)

仲間、友情関係の問題

帰属意識(何かに所属しているという気持ち)

怒り

権力闘争、勢力争い

ストレスと完璧主義

誤診

健康・行動の問題
  ・喘息
  ・アレルギー
  ・夜尿症/夢遊症
  ・反応性低血糖

実在的うつ病

他者への期待

知的能力と比べると判断力の発達が遅れている


これらの中で私が特にほほぉ〜、っと思ったのが、健康・行動に関する問題の項目に
あげられていた「反応性低血糖」(reactive hypoglycemia)で、Dr. Webbによる
と、ギフテッドの子(特にhighly gifted)の中にはこの反応性低血糖の症状を見せる
場合が結構、あったりするとのこと。(HGのグループの中で8〜10%の割合)


最近の研究で知られていることとして、ギフテッドの子達の脳は平均の子の脳よりも
より一層、グルコースを消費するので”燃料不足”となりやすく、これらの子達が燃料
不足になると、感情の起伏が激しくなったり、注意散漫になったり、きちんとタスク
に集中できなかったり、ちょっとしたコメントや批判などにも超敏感に反応して癇癪
を起こしたりなどと言った行動(低血糖の症状)を示すようになり、でもその後、食
後に血糖値が元に戻ればこう言った行動も治まるそうで、行動パターンの波を一定化
する為には、定期的に高タンパク、適度な炭水化物、そして極力糖分を控えたスナック
を与えるようにすると効果的だとの事です。


こう言った低血糖の症状が、ADHDや双極性障害などと誤診される場合も少なくない
みたいです。

その他、この反応性低血糖の症状は、パニック障害や不安症、神経症などの症状とも
よく似ていて、反応性低血糖症がこう言った精神疾患の症状をさらに酷くすると言わ
れているみたいなので、鬱やパニックを起こしやすい私自身つい、気になってしまい
ましたよ。

食べて3時間くらいですぐに「お腹すいた〜!」とほざいてうるさく、そんな時は
めちゃくちゃ機嫌が悪くなる∫も低血糖の気があるのかしら?

その為、小さい頃からの午後のスナック(特に高タンパク)の習慣が未だに欠かせ
ません。(笑)


ちなみにこのトピックについて参考になるリンクです。





こう言ったギフテッドの体質や特徴に詳しくない心理士や精神科医など、表面的な症状
だけ見て、ごく簡単に精神疾患や気分障害などの診断を下す可能性も高くなり、ギフテ
ッドの子達が誤診されやすい傾向にあるというのがうなづけますよね。

世の中の心理士や精神科医、小児科医、教育者の方々にこう言ったことをもっともっと
知ってもらいたいです。


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by mathdragon | 2016-02-03 14:05 | Gifted/2e

日本の従兄弟もギフテッド?

今回の日本への里帰りでは、田舎の美しい自然の景色を満喫したり、美味しいものをたく
さん食べたり、(私は)日本のテレビ番組を観て大いに笑って楽しんだりと、短い期間な
がらもとても充実した旅となったのですが、やはり一番嬉しかったのが、しばらく会って
いなかった日本の家族の皆と再会できたことでしょうか。


私の両親はもちろんのこと、今回は私達がアメリカから帰ってくるということで、子供の
頃からまるで我が子のようにすごくかわいがってくれていた叔母と叔父もわざわざ九州
からやって来てくれてましたし、両親と同じ地域に住む弟夫婦、そしてその息子達(私の
甥っ子達)の顔も見ることができ、本当に久しぶりに家族みんなで楽しい時間を過ごす
ことができました。


前回、日本に帰った時はまだ子供(12歳と9歳)だった甥っ子達も、今回は21歳と18歳、
と成長してしまっていて、二人とも昔の面影を残しながらも、今では立派な青年になって
ました。

(どんだけ長い間日本へ帰ってなかったんか!ですよねぇ。苦笑)

向こう側も当時6歳だった∫がかなり変わっていたのでびっくりしてましたよ!
(15歳の∫の方がすでに従兄弟達よりも背も高かったし。)


こちらは前回の時の写真。
左が長男のR(当時12歳)で緑の服を着たのが弟のT(当時9歳)。

当時∫が解けなかったパズルやゲームなどもT君は最も簡単に解いていたので、∫は少し
悔しがっていた。(まぁ、T君は3歳年上ですからねぇ。笑)

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実は私、甥っ子達の話は長年、結構頻繁にうちの両親から電話で聞いてはいたのですが、
実際に会うのは今回が2回目で、滞在中に何度かこの2人と時間を過ごし、観察している
うちに(弟のT君について)(あぁ〜、やっぱりそうかも〜。)と、長年、うっすらと
抱いていた憶測/疑惑(?)が今回、ほぼ確認できた感じがしたのでした。


その憶測/疑惑というのが、”T君もギフテッドではないか?”ということだったのですが、
両親から色々と話を聞かされていて、T君がかなり賢い(頭の回転が早くて勉強も良く
できる)というのは知っていたものの、今回は更に弟夫婦から彼の性格や性質、行動
などを直接聞いたり、私自身が観察したりしているうち、やっぱりT君もギフテッドだ
ろうなぁと確信したのでした。

もうね、ギフテッドの特徴もろでてましたよ!

そして性格・気質的な部分や、思考、行動のパターンなども∫と共通した部分がかなり
あり、T君とは全てにおいて全く逆のお兄さんのR君よりも、∫の方が兄弟みたいじゃな
いか?と思うほどよく似ているので、家族全員がびっくりしてましたよ。

(お兄さんのR君はごく普通の青年で、勉強に関してもずっと平均。現在は一時的に田舎
に戻って弟夫婦と一緒に暮らしているので、弟のT君に向かって、「俺はニートでお前は
エリートだなぁ。ガハハ〜!」などと言ったりして、あっけらかんとした性格の持ち主
であります。笑)


T君は現在、高校3年生で受験生なんですが、私たちが日本を訪ねた時(先週)にはもう
すでに進学先の大学(国公立の工科大学)が決まっていて、私は日本の大学受験のシス
テムなどよくわからないのですが、弟夫婦によると推薦入学だったようです。


小学校の時からずっと学校での成績は良かったらしいのですが、(学校の先生達によると)
態度や素行の方にちょっと”問題”があったらしく、口が達者で小さい頃から周りの大人や
先生達にも平気でたてついたりして、問題児までとは言わなくても、周りからかなりの
”わんぱく児”、”扱いにくい子供”とみられていたみたいです。


でも知的好奇心と欲望は人並みではなかったので、小学〜中学、そして高校になっても
学業成績はいつも学年でトップで、弟夫婦は「あまり勉強をしている風でもないのになぜ
か成績が良い」と不思議で仕方がなさそうでした。

(もちろん、弟夫婦は”ギフテッド”については全く知識がない。)


知的・アカデミックな分野だけでなく、弟夫婦や両親からT君の子供の頃のエピソード、
その他の性質的な特徴を聞いていると、もう本当にあまりにも”(ギフテッドの)典型的”
なので、笑ってしまいましよ。

(知らぬは親ばかり、って感じで。)

でも思えばT君の場合、小さな田舎町の学校だった事が逆に良かったのかもしれません。

先生達は(やんちゃ、扱いにくい、手がかかる子)と思っていたかもしれませんが、T君
の(普通だったら簡単にADHDや発達障害の疑いを持ち出してくるであろう)特徴、行動
なども、”T君であることの一部”とみなして、T君個人の良さを伸ばそうとサポートして
くれた感じがしましたし、T君の両親(弟夫婦)も同じだったと思います。


もしT君がまだ現在小学生で、発達障害などの知識がある程度備わっている都会の大きな
学校に通っていたとしたら、もしかしたら彼は「グレーゾーン」とか、もしくは発達障害
と誤診されてたかもしれないなと思いました。


基本的には全てのアカデミックな分野において秀でているT君ですが、特に飛び抜けて
理系が得意で、そのせいか、考え方とか思考のパターンなど一般人にはなかなか理解され
にくいようで、ごく普通の弟夫婦も「あいつ(T君)はようわからんわ!」と言ったりし
てますが、∫で慣れている(笑)私はまるで∫を見ているようで本当によくわかるんですよ。


やっぱりそういう”理解されにくい”、”誤解されやすい”面においては本人もそれなりに
色々と感情的に対処しなければならないこともあったでしょう。


私が見たところでは、T君はとても物静かで無口なタイプなのですが、いつもじっくりと
周りの環境や状況、人などを観察していて、あまり頻繁には開かない口だけど、開いた
時に出てくる言葉から、ロジカル思考、鋭い洞察力の持ち主だということがわかります。

(年齢も関係しているのかもしれませんが、∫はロジカル思考は優れているけど、洞察力
の方はまだまだって感じがしますね。)


T君は∫と同様、パターン認識に優れているらしく、何事も物事を論理的に捉え、データ
に基づいて判断する傾向にあるらしく、弟は、

「あいつはあまり社交的でなく、人と人との関わり合い、人のエモーションなどが理解
しにくい。」

などと言ってましたが、うちの父親の話によると、父はまだ彼らが小さい頃よく二人を
お守りしていたそうで、その際、たまに二人をおもちゃ屋さんに連れて行っておもちゃ
を買ってあげていたそうなんです。

おもちゃ屋さんで父が二人に、

「買ってあげるから好きなおもちゃを選んでいいよ!」

と二人に店内を見て回らせていたらしいのですが、お兄さんのR君はすぐにあれこれと
複数のおもちゃを持ってきて、父が「一つだけ」というと腹を立てて店内を走って癇癪
起こして父を困らせていたそうなのですが、3歳下のT君はしばらくたってもじっと一つ
のおもちゃの前に立ちすくんで考え込んでいる感じで、父が、「それ欲しいのか?」と
聞くと、もろ苦痛に満ちた表情で、

「うっ、う〜ん。欲しい。でもじいちゃん、これ高いんじゃないかと悩んでるの。」

って、自分の選んだおもちゃの値段が高くてじいちゃんに悪いと悩んでいたらしいん
ですよ!


当時T君はまだ3〜4歳くらいで、3歳年上のお兄ちゃんが欲しいものが全部手に入ら
ず癇癪起こしているのに、T君はじいちゃんの経済面を心配して悩み、なかなか決められ
なかったらしく、父は(こんなちっちゃい子がそんな心配するなんて)と、ちょっと
びっくりしたと言ってました。

(そしてT君が選んだおもちゃは何だか自分の年よりも範囲がかなり上の洗練された
ゲームみたいだったので、父はT君ができるかどうか心配したなんて言ってました。笑)


こういう面など、T君に対する”人の気持ちがわからない、くめない”と言った評価はあま
りにも決め付けすぎだと思うんですよね。


それどころか、こんなちっちゃい子が自分のこと(このおもちゃが欲しい!)だけで
なく、お金を出してくれる人の気持ちも考えて判断しようとしている姿に、物事を色ん
な角度から見ている(そして他人の気持ちや立場を考慮している)感じがして、思わず
感心してしまいました。


ちなみに、T君は∫と同じく数学が得意で、小学校低学年の頃お兄ちゃんのR君と一緒に
地元の公文の塾に通っていたそうなんですが、3歳上のR君を抜いてどんどんレベル
(学年?)が先に進んでしまい、その事についてR君が皆(他の生徒)の前で兄という
立場上嫌な思いをするのではないかと心配し、結局自分だけ塾もやめてしまったらしい。

こういう部分でも「人の気持ちを配慮している」という心遣いが感じられます。

でもその後、塾に行かなくても数学はいつも飛び抜けて優秀だったらしく、T君も∫と同
じく、「人に教えてもらわなくても自らで解を導けるタイプ」だったみたいです。

後、笑ってしまったのが、T君も∫と一緒で記憶力が並ならず、お母さん(弟の奥さん)
の話では、彼女がとっくの昔に忘れてしまったT君に対する”嫌な”言葉などもくっきり
鮮明に覚えていて、

「お母さん、○年の○月○日に○○って言ったじゃないか。」

って後々まで責めるそうなんですよ〜。

いやぁ〜、そういうとこ∫と同じだわ。

彼も親から”気難しい”とか言われているのだけどとても心が繊細みたいで、親が発した
ちょっとした言葉に傷つき、記憶力がいいのでいつまでも忘れられないみたいですね。

R君とケンカした時なんかも、

「○年○月○日(5年ほども前)に貸した20円戻せ!」

などと言ってるらしい。(笑)

こういうところも∫そっくりだわ〜。

まだまだ∫に似たところが山ほどあるのですが、(小さい頃から読書好きだとか。)世の
中これほど∫に似た人物が存在するのか!とびっくりしてしまいましたよ。

まぁ、それなりに血が繋がっているからそれほど驚く事ではないのですが。

あっ、それでも∫とは違った点もあり、∫と違ってT君は走るのも早く、スポーツ万能らし
いし、芸術の才能にも優れていて、よく絵画コンクールなどでも受賞していたらしい。

うちの両親がよく受賞者の展示会でT君の作品を見に行ったりしたらしいのですが、父
曰く、

「Tの絵は何が何だかさっぱりわからない!」

などと不可解そうだったので、どんな作品か興味津々ですが。(笑)


∫はずっとアメリカに住んでいるので、T君も∫の事を知らないのだけど、もし二人が近く
に住んでいたらきっといい友達になっていたのではないかと思います。

いや、逆にあまりにも似過ぎてお互い衝突してしまうかもね。(笑)
(どっちも頑固で一筋縄ではいかないタイプみたいだし。)


T君は今年の3月に高校を卒業したら大学進学の為に一人でアパートを借りて自活する
予定なのですが、時間ができれば是非、一度アメリカにも遊びに来たいと言ってます。

実現するといいのですが。

ところで、∫君は英語も得意らしく、滞在中はパパと∫とも英語でしゃべってましたよ!

私が高校生の時は一言も喋れなかったけど、(田舎なんで外人さんさえ見た事なかった
なぁ。笑)最近の高校英語教育は私たちの時代とは違ってきてるんでしょうかね。


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