アメリカに住む数学をこよなく愛する16歳のmath kid∫の日々の出来事を綴っています。∫の夢は将来大学の数学教授になること。13歳から本格的に地元の州立大学で数学のコースを受講し始めました。 


by あーちゃんママ

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カテゴリ:Gifted/2e( 121 )

∫が尊敬する数学者による記事

これまで読んだ数々の数学の本の中で∫の一番のお気に入りであるHow Not to Be Wrong:
The Power of Mathematical Thinking(日本語版:データを正しく見るための数学的
思考)の著者で、数学者、そして一人の個人として大いに尊敬しているJordan Ellenberg
が数年前に書いたエッセイをネットで又ふと、目にしたので、(以前にも紹介した事があるかも
しれませんが)リンクをしておきたいと思います。


この記事の日本語版も見つけたので、英語の苦手な方はそちらの方へ。



”数学を教えていて最もつらいことの1つは、私の生徒たちが天才児信奉者によってダメージを
受けるのを目撃することだ。これらの信奉者は生徒たちに数学は一番でなければやる価値がない
ーーーなぜなら、こういった数少ない天才が本当に重要な貢献をする人々だからと伝える。
(中略)

バスケットボール選手はチームメートの中に自分よりできる人がいるからといって、バスケット
ボールをやめたりしない。しかし、将来を期待される若い数学者が毎年、自分を「超える」人
がいるからと言ってやめてしまうのを私は目撃している。


数学の進歩は、認知テストで上位0.01%に入った、生まれつきの天才によってもたらされ、彼
らが残りの人類のための道を開いたとする伝説がある。しかし、現実の世界では、数学は共同
作業で、その1つ1つの進歩は、共通の目的に向かって巨大な頭脳のネットワークを働かせた
成果だ。”

(「天才児の間違った扱い方」より抜粋)


北ネバダ数学クラブや全国規模の数学コンテストなどの活動を通して、世の中には自分を「超え
る」人はうじゃうじゃ存在していて、(∫は自分の事を”大きな海の中のちっぽけな魚”と言って
いる。笑)また、同時にそれらの活動を通して、”数学は共同作業で、結果や進歩は共通の目的に
向かって働かせた成果だ”ということを早くから学んですでに認識している∫は、ラッキーではな
いかと思いました。


(だから諦めて途中で数学をやめてしまわないようにね〜!)


ところで、このDr. Jordan Ellenbergは、University of Wisconsin, Madisonの数学の教授
でもあるのですが、ミシガン大学と同様、∫はこの大学への受検も考えているみたいです。

尊敬する数学者の元で数学を学べるなんて素晴らしいことですよね。


あっ、そうそう、彼は例のGiftedの映画にもちらっと出演しているらしいので、∫はこの映画
を観るのをますます楽しみにしています。

(何事もなければ明日、家族で観に行く予定です!)





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by mathdragon | 2017-04-26 08:58 | Gifted/2e

Gifted(映画)

本当は今日の夕方、家族みんなでただ今、公開中のGiftedという映画を観に行く予定だった
のですが、運悪く数日前からパパが風邪をひき、(そして私もパパにうつされたのか、今朝
起きたら頭痛がして、あまり機嫌が良くない。汗)キャンセルすることに…


この映画、アメリカのギフテッド・コミュニティの間でもかなり話題になっていて、私自身
もギフテッドという概念や、ギフテッドの子がどの様に描写され、どんなメッセージが含ま
れているのかすごく興味があったので楽しみにしていたのですが、まぁ、仕方ないです。





改めて気がついたのですが、∫は明後日の金曜日にAP Human Geographyの期末試験が予定
されているので、正直言って、今日映画など観てる暇などないんですがね。(笑)


そのことを私はすっかり忘れて予定を立てたのですが、やっぱり期末の数日前なんだから少し
は勉強するべきなので、なんだかんだ言って、とりやめてちょうど良かったです。

(基本的に∫はコースワークや課題などはやるけれど、試験勉強するのはあまり好きではないみ
たいで、いつも適当にやってる感じ。汗)


この映画の主人公の少女というのが、7歳ですでにdifferential equations(微分方程式)を
学んでいる、数学的に”Profoundly Gifted”で、∫は主人公が自分と同じ分野に興味・
能力を示しているという部分にすごく関心を示し、この映画をすごく観たがっています。(笑)


∫は、「ひえぇ〜!僕はdifferential equationsは14歳の時に学んだ(大学でクラスを取った)
のに、この子、すご過ぎる〜! (゚Д゚;) (」゚ロ゚)」

って、驚愕してました。(笑)


もちろん、こう言ったレベルの子も確かに存在するのでしょうが、7歳で大学の数学を学ぶなど、
実際にはすごく稀なレベルだと思います。

(そう、”PG”レベルですね。)


私が今までに(全国レベルのコンテスト出場者や、デイビソンの生徒達など)見てきた中でもこ
う言ったレベルは多分、片手の指で数えきれるくらいじゃないかと思います。

(例のユニコーン君などこのレベルか、このレベルに近いのではないかと。)


でもこう言った子達はギフテッドの中でもマイノリティーなので、この映画を観て、ギフテッド
に関して認識のない人が、(あぁ、ああいうのがギフテッドなのか!)と、一般化してしまい、
妙な固定観念を抱いてしまうことにならなければいいのだけど、と思ったりします。

まぁ、まだ観てないので実際、どう描写されているかはわかりませんが。


ここまで極端ではないかもしれませんが、とにかく実際に存在するのですよ、こういう尋常から
逸脱したレベルの子達が。


映画の中で、こういう子達の教育ニーズやソーシャル・エモーショナルニーズがどのように取り
扱われているかが興味津々であります。


とりあえず、今週は無理でも、パパの体調が回復した来週あたりに観に行くつもりです。

(その時の感想をまた、ブログで記事にしますね。)


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by mathdragon | 2017-04-20 09:01 | Gifted/2e

ギフテッドの孫のサポート

まだ∫も完全に独り立ちしていないのに、孫のことを考えるのは随分と気が早いのですが、(笑)
⬇︎の記事を読んで、もし∫の子供(達)がギフテッドだったら、(自分が認識不足だった為)∫が
小さい頃にはしてあげられなかった気配りやケアを心がけてあげたいなと思いました。

(∫の奥さんに鬱陶しがられない程度に。笑)



もちろん、子供がギフテッドがどうかという以前に、一人のお祖母さんとして、孫の身体面、精
神面など、全ての分野を含めた基本的な健康衛生に気を配り、(親の管轄領域に足を踏み込む事
なく)できる限りのサポートを心がけてあげたいと思うのは当然の事なのですが、でも、もし孫
がギフテッドだった場合、一般とは又、違った特殊なニーズや課題・問題などにも直面する可能
性も大いにある事から、そういった事などにも気を配り、色んな面で支援をして行ってあげたい
なと思いました。

リンク先の記事の文中に、

Gifted children, with their intensity, may need the safe heaven of grandparents
more than other children. High achievement, for example, is not necessarily
valued by age peers of gifted teens, and there is much pressure to camouflage
and hide one's abilities. Grandparents can play a major role in helping gifted
children appreciate the long view-- how important education is, and that one
can largely determine one's role in the world."


と、ありますように、ギフテッドの子たちはギフテッドの特徴の一つとも言えるOEがゆえに、
一般よりも精神的・感情的に困難を感じる事もあると思います。


特にティーネージャーなど、学校の先生や仲間、自分の親などの周りからなかなか理解され難く、
特に親と衝突する事もあったりして、どこにも行き場のない感情を抱き、精神的に苦しむ事も
あるかもしれませんよね。


そういう時など私が聞き役になって、孫の話を聞いてあげ、本人が望むようならばこちらの考え
を言ったり、アドバイスや色んな提案をしたりして、彼/彼女の良き理解者、支援者、メンター、
”心の拠り所”的存在になってあげたらなぁと思うのであります。


(あぁ、あんたのお父さんもそうだったよ〜!いや、まだ酷かったかも!などと、∫の昔話に花
を咲かせて大笑いしそう。ダメなグランマになりそうですよねぇ。爆笑)


まだちっちゃい頃などは、たまにうちに遊びに来た時とか、私が∫の家を訪ねた時など、孫(達)
に読み聞かせをしてあげたいです〜!

元から本好きだと嬉しいし、そうでなくてもグランマの力でbook loverにしてみせますよ!(笑)

孫に会うたびに新しい絵本や本を買って用意して、彼らの本コレクションを増やすお手伝いを
したいです。

∫が子供の頃好きだった本とかも全部買ってプレゼントしたいなぁ。(笑)


まだ先の話ですが、でもそう言いつつ時間が経つのはあっという間なので、そういう時が来る
のも思っているより先の話でないかも?

(まだ大学卒業していないのに、「彼女が妊娠したんで、できちゃった婚するよ」とか言って
きたらちょっと怖いですが…汗)


シニア時代は時間も精神的な余裕もあるので、ギフテッド・グランドチルドレンのサポートも
(自分の子の時とは違って)ゆとりを持って楽しんでできそうなので、今から楽しみにしています。


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by mathdragon | 2017-04-18 08:25 | Gifted/2e

ギフテッドの精神的健康についての記事

お馴染、SENGのサイトより、ギフテッドであることが個人の精神・心理的健康に与える影響に
ついて探った記事を見つけ、非常に興味深いと思ったので紹介したいと思います。

相変わらず英語の記事で申し訳ないのですが、ギフテッドに関して(特に社会/感情面での課題)
興味があり、英語ができる方には是非、読んで頂きたい情報だと思いました。



ギフテッドの心理や精神的なwell-beingについては、これまでの研究でも様々な結果が報告さ
れていて、巷(ネット)でも色んな情報が流れているみたいではありますが、「ギフテッドの
精神衛生面」に関して言えば、どちらかというと、

”ギフテッドの人達はその特殊な性質のゆえに、精神的にも様々な課題を抱え、一般に生き難く、
苦労しやすい人生を送る傾向にある。”

といったような流れの情報もかなり目立つようですね。(例えばこういうのとか。)

(私も過去にそう言った類の記事をいくつか取り上げた事もあります。)


が、この話題(ギフテッドであることがどのように個人の精神的健康、幸福感に影響するか?)
に関しては、これまでの長年の研究結果の中には対立しているものもあり、2つの対照的な見方
があるようではありますが、個人的にはこの記事のまとめ?というか、ボトムライン的な文章
が理にかなっていて納得しました。


”ギフテッドの子たちの精神的健康については、①ギフテッドであることが個人のレジリエンス
(苦境や困難に負けずに立ち直る力)を強化するという見方と、②繊細さ、弱さを更に高める、
という2つの対照的な見方を支える証拠がある。どちらの見方に対してもそれらを支える実験的、
理論的な証拠が存在する。ギフテッドであるということが、個人の精神的健康に影響を与えると
いうのは確かなようである。ギフテッドの子供、青年、そして大人への心理的な結果がポジティ
ヴなものか、ネガティヴなものとなるかは、少なくとも、①ギフテッドのタイプ、②教育上の
フィット、③個人の特質、といった、相乗的に作用しあった3つの要素が関わっていると思われる。



"ギフテッドであることの精神的健康への影響については、よく二分された質問として検討される。
”ギフテッドの子供たちは、そうでない子たちと比べて精神的な問題を抱えるリスクが高い/低い
か?” ここで見直した研究結果が示唆するところによると、ギフテッドの子についてはどちらと
もはっきりとした結論を出すことができないと言える。むしろ、研究結果によると、ギフテッド
の精神的健康は、ギフテッドのタイプ、教育的フィット、そして自己認識や気質といった子供の
個性や、生活環境などに関連していることが示されている。”

(The Impact of Giftedness on Psychological Well-beingより抜粋)



まぁ、要するに、長年の研究結果には対立(矛盾)するものがあり、専門家の間でも対照的な見
方や意見があるみたいではありますが、最終的にはギフテッドの個人の精神的、心理的な健康や
幸福感度においては、どちらの結論が正しいはっきり言えるものではなく、どのように個人に影
響するかは、その個人の性格的なものや、教育環境の適合、そして、その個人の家庭や生活環境、
様々な事情などの複雑に関わり合う要因によるところが大きいってことなのではないでしょうか。

そりゃ、そうでしょう。


まぁ、ごく簡単に言ってしまえば、教育環境や生活環境に満足している(様々なニーズが満たさ
れている)と、精神衛生上においてもプラスだし、それらが満たされてなかった、それこそ精神
的にも悪影響を及ぼすでしょうしね。


だからギフテッドの精神的健康を促進し、維持し、人間として更に成長して昇華するためには、
(個人の性格や気質といった、外部からはなかなかコントロールすることができない要因は別に
しても)最適な教育環境や、家庭環境、生活環境、その他、私たちがある程度コントロールでき
る分野においての適切な措置や支援によって、結果が違ってくるということだと思います。


確かにギフテッドは内面的、精神的には一般人とは違っていて、”ダメージ”を受けやすい傾向に
あるのかもしれないけど、それも周りの理解や支援などといった外的要因次第で、そういった
ネガティヴな影響を阻止したり、(少なくとも最低限に抑えたり)ポジティヴな方向へと導い
てあげたりと、最終的には結果が大きく変わってくるかもしれませんしね。


それ故に、それらを供給する私たち親や教育者、専門家達の役割はとても重要だと思いました。


最後に、あまり関係ないかもしれませんが、ふと思ったので一言。


だから一概に、”ギフテッドとは、苦境や困難にめげない不屈の精神を持つ人達です。”とか、
”ギフテッドは世の為、人の為に尽くしたいと思う精神の持ち主です。”などといった、内面的、
精神的な性質を一般化した(決めつけた?)ような言い方には個人的にすごく違和感を感じてし
まいます。

ギフテッドと言えど、それぞれ色んな性質や気質の個人がいるわけで、そういった分野でギフテ
ッドを定義付けたような言い方をしてしまうと、プレッシャーなどに弱く、苦境や困難にめげそ
うになるタイプなど、(自分はそういう傾向ないからギフテッドではないかも?)と感じてしま
うかもしれないじゃないですか。

そういった精神的な部分は、周りの指導や支援、教育の機会、環境などによって育まれて成長し
ていく場合もあるはずだと思います。


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by mathdragon | 2017-04-14 14:03 | Gifted/2e

インポスター・シンドロームを抜け出す方法

ギフテッドの人(ギフテッド・アダルト含む)も陥りやすいインポスター・シンドロームに関し
ては、過去にも幾つか記事で取り上げてますが、(興味のある方はこちらこちらを参照)日本
版のライフハッカーで、又してもこのトピックについての記事を見かけたので、追加情報として
リンクしておきますね。


この記事内の、「5. 対抗措置を取る」の部分に書かれていた、

”詐欺師症候群(インポスター・シンドローム)の感覚は、キャリアに悪影響をもたらします。
ヨーロッパの複数の国の大学生を対象にしたある結果では、詐欺師の感覚が職業上の適応性を
低下させることが示されました。これは、将来のキャリアへの不安も含まれます。たとえば、
詐欺師の感覚を持つ人は、転職や昇進のチャンスを追いかけようとしません。その理由は、
在のポジションを保ちたいから。新たなチャレンジによって、自分が詐欺師であることが露呈
するのが怖いのです。”


というのなど、職業やキャリアに限らず、学業についても同じことが言えると思います。


ギフテッドの子供が、現在のポジションを維持したい(仲間や先生達から”勉強ができる”、
”優秀”、”賢い”と思われていて、そのイメージや評判を維持したい、自分が詐欺師であること
を知られたくない)為に、APやHonors、 Collegeレベルの難度の高いコースや、未知の分野
にチャレンジし、失敗して自らの評判を落としてしまうよりも、普通のクラスでAを取って、
面子を保つ方がいいと感じる場合なども結構、あるんではないかと思います。


でも、そのように知的・学習的チャレンジを回避していたのでは、本人の成長には繋がらない
ので、(知的な面だけでなく、精神的な面の成長も含めて。)親としては、子供がこのインポ
スター・シンドロームの傾向を示していたら、この記事に載っている対策やストラテジー、対
処法などを参考に、こういった状態から抜け出す手伝いをしてあげるべきですね。

(アダルト・ギフテッドに関しては自己で認識し、対処していくことが大切。)


自分の事を歪んだ見方で見たらダメですよね。

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by mathdragon | 2017-04-09 07:55 | Gifted/2e

元ギフテッド?

ギフテッドの子が高校なり大学なり学校を卒業して、大人になったら何と言うんでしょう?

大人になって社会に出ると、もう教育機関からの知的・学習的な教育面においての支援を受ける
事もなくなり、「ギフテッド」というラベルは必要なくなるので、”ギフテッド”とは呼ばないの
でしょうか?

子供の頃州や学区から”ギフテッド”と認定されていた子供は、大人になった後は”元ギフテッド”
とでも言うべきなのでしょうか?


確かに「ギフテッド」は教育上で使われる用語ではあるけれど、アメリカでの諸々のギフテッド
関連の情報や記事を読んでの私の解釈としては、ギフテッドというのは州や学区が定義した概念
だけでなく、”一般とは違った特殊な脳の傾向を持った人たち”を説明する/表現する言葉として
も使われていると思うのであります。

個人的には、

"In adults, as well as children, giftedness is a whole-person phenomenon.
Being gifted affects not only the cognitive and academic aspects of
individuals, those qualities that we usually associate with giftedness,
but also their emotional, social, and spiritual well-being. It is more a
set of traits than a list of achievements; traits that don't always make
life simple or successful. Throughout their lifetimes, these individuals
experience both the blessings and burdens of being gifted" (Roeper1999)



という、ギフテッドの個人の特質を表現した言葉に共感するのであります。


ギフテッドを州や学区でそれぞれ定められた、”ギフテッド教育やプログラムに選抜される対象”
としての総称ではなく、個人の知的面、認知面、感情面、社会面、精神面など含めて包括的に
見たユニークな特質についての表現であるとすると、それらは個人の一生涯変わることがない
ものなので、教育現場を離れ、大人になった後でも”ギフテッド”であることは変わらないはず
ですよね。


大人になって社会に出た後でも、こう言った特殊な人達は”ギフテッドならではの独特なニーズ
や課題”に生涯直面していくわけで、(それこそ良い面も苦労する面も。)彼らが健全な精神を
維持し、それぞれのポテンシャルを大いに発揮させ、個人的に意義のある充実した人生を送っ
ていく為には、自らがギフテッドであるということを認識して、彼らに適したセルフ・ケアを
心がけていくことがとても大切だと思うのです。


大人になると「ギフテッド」のラベルは必要ないかもしれないけど、「ギフテッドであること
の自己認識」はとても重要だと思います。


だから「ギフテッド」は確かに教育用語ではあるけれど、でもそれだけに限定されることなく、
それ以外の分野や領域でも使われている定義だと思うのです。


教育的な分野だけでなく、もっと範囲を広げて、多角的な視点から見た「ギフテッド」の定義
も含めて語られるべきではないかと思うのです。


ちなみに一口にギフテッドと言えど、様々な定義(見方)が唱えられいて、専門家たちの間で
も未だにコンセンサスというものは得られてないようですが、(多分、これからも無理でしょう)
私としては”これが正しい!”と一つに限定するのではなく、幅広い視点から見て色んな考え方や
捉え方をしようとは心がけています。



ギフテッドの個人は赤ちゃんの時でも、子供の時でも、大人になっても、そしてシニアになって
もギフテッドであって、教育現場を離れるとギフテッドであることが消えてなくなるというわけ
ではないはず。


∫も今学年度(ジュニア)もほぼ、終わりに近づき、高校生活もあと1年ちょっとほどとなり、
同時に長年、苦労してきた「教育面で支援やアドボカシー」時代に幕が閉じようとしていますが、
でも、高校を卒業して大学へ進学しても、∫の内面的なものはそのままで、これからも変わること
なく、(それどころか多分、もっと色々な体験をして内面的に成長していき、インテンスさが増
すのではないかと予想する。)”ギフテッド”のままで大人の世界へ突入すると思います。


だからこれからは、自分で自分の特質を一層、深く理解したり、今までは気つかなった自分を
発見したりしながら、ギフテッド・アダルトとしてセルフ・ケアを心がけながら、素晴らし人生
を送って行ってもらえたらと願っているのであります。


最後に、ギフテッド・アダルトについて、とても胸に響く素晴らしい文章が書かれたページを
リンクしておきますので、もしかして(子供だけでなく)自分もギフッドかも?という疑惑が
よぎった親御さんなど、是非、読んでみてください。

(英語の文献ですが。)


”The field of education now seems to be moving to a largely external,
achievement-based measure of giftedness even for children, giving
precedence to products over mental processes. As it does this, it
devalues the individual and sets the scene for more children (who may
not be able to fit their mental gifts to the schools' narrow range of
achievements) to enter adulthood unaware of or denying the needs of
their unusual minds.


Gifted children do not disappear when they graduate from high school
or finish college or graduate degrees. They become gifted adults. If
they enter adulthood blind to their unusual mental capabilities, they may
go through their lives fragmented, frustrated, unfulfilled and alienated
from their innermost beings. What is different about the gifted individual
is his or her mind. Not understanding that mind make it virtually impossible
to honor the self.”

(Gifted Ex-Childより)


(日本語に訳してなくてごめんなさい。(汗))

これらの言葉、本当にそうだと思います。


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by mathdragon | 2017-04-07 12:55 | Gifted/2e

Gifted Community

ギフテッドの子育てって大変ですよね。 ε=( ̄。 ̄;)フゥ

知的/学業的な教育面だけでなく、感情面や社会面、その他、ギフテッドならではの特殊な課題
やニーズに対応して支援をしていかなければならないので、(そしてこれらの方法は一般的な
育児書には書かれていないので)親も別のルートをあれこれと探索し、試行錯誤を繰りかえしな
がら子育てをしていかなくてはならず、本当にチャレンジングだと思います。

(まぁ、ギフテッドに限らず、あらゆるスペシャル・ニーズを持つ子供の親は皆そうですが。)

あっ、だからギフテッドも”スペシャル・ニーズ”とみなされているんだ。


学校などの公共教育機関では、全ての州や学区にギフテッド・プログラムがあるわけではないし、
(特に日本の場合はギフテッド教育のサービス自体存在しませんし。)仮に幸運にもあったと
しても、それらは主に「学習や教育面」においてのニーズを満たすことが主な目的となっている
ので、ギフテッドの子たちの感情的、社会的なニーズにまで注意は向けられにくいのではないか
と思います。


ギフテッド教育を実施しているところでも、生徒のソーシャル・エモーショナルニーズや人格形成、
情動教育に特化したプログラムを提供しているところは未だに少ないと思いますし。


とは言え、私が∫や他のギフテッドの子たちを観察して思うことは、学校や課外活動などで、彼ら
の知的/教育ニーズがある程度満たされることができるなら、多くの場合、それが子供達の精神や
感情にプラスの影響を与え、教育ニーズに対応することで、感情的な課題も自然と解決すること
もあるのではないかと思います。

(要するに知的欲求が満たされることによって、精神的に満足する。)


仮に学校で正式なギフテッドのプログラムがなかったり、何らかの教育サポートが行われてない
場合など、課外活動という形で、”学校外”でもある程度、その役割を果たすことは可能だと思い
ますね。


一定の課題のキャンプやクラブ活動、フィールド・トリップや、様々なイベントなどの活動を通
して、子供たちの興味関心分野の知的欲求をさらに刺激したり、同じようなタイプの仲間たちと
交流しあったりできる場所があれば、学校では不満に感じる子供たちも、精神的に救われるので
はないかと思います。


これは∫にあてはまることで、∫も学校ではずっと孤独感や疎外感、教育に関する不満感を感じて
いたのですが、北ネバダ数学クラブの存在により、クラブ活動やイベントを通じて、精神的に救
われただけでなく、感情面や社会面、人格形成など、個人的な成長においてもポジティブな影響
を受けることができました。


ゆえに、こう言った”ギフテッドの子達が学校以外でニーズを満たせることができる場所や機会”
である課外活動はとても大切で、その場所や活動を作りだすギフテッド・コミュニティの存在は、
学校では子供のニーズが満たされない場合は必要不可欠だと思うのであります。



子供達だけでなく、ギフテッドの子育てをする親の私たちも、情報交換や感情面でのサポート、
(場合によっては経済的なサポート)などの心の拠り所的な場所がとても大切になってくると
思いますしね。


うちの地域は幸い、学区のギフテッド・プログラムも充実しているし、それ以外にも地域での
それぞれ独自の興味関心分野においてのコミュニティ活動もかなり活発で、特に私は北ネバダ
数学クラブの存在にはどれだけ感謝してもしきれません。


北ネバダ数学クラブというよりも、正確にはこのクラブを自分だけで一から創り上げた、創立者
兼コーチのMrs. Gに感謝すべきですね。

北ネバダ数学クラブの活動中


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地元のニュース局より取材を受けている創立者のMrs. Gさん

(北ネバダ数学クラブは地元のニュースでも取り上げられた。)

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彼女の「暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょう」的な実行力、リーダーシップ
と、後に彼女の姿勢やポジティヴエネルギーにインスパイアされた地元の企業や経営者、教育者、
父兄などの協力や絶え間ない努力のお陰で現在の数学クラブが存在するのですから。


クラブのイベント関連では、いつも多くの熱心な父兄がボランティア活動に参加してくれてます。

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ちなみに今日(日曜日)も数学クラブの練習に行っていた∫の話によると、この日は地元のコミ
ュニティ・カレッジから数学のプロフェッサーが指導に来てくれていたそうで、(彼はつい最近、
PH.Dを取得したらしい。)最近は自分が下級生に指導する方が多い∫ですが、今日は自分も知ら
なかった分野(幾何学)が学べてよかった!などと言ってました。


∫が言うことには、Mrs. Gは地元の教育機関(高校、コミュニティ・カレッジ、大学)の数学教
師やプロフェッショナル達に、クラブ活動の際に指導やレクチャーをしてもらうように交渉して
いるらしく、これから先も頻繁に彼らの指導やレクチャーを受けることができるみたいで、∫も
大喜びしています。

現在、決まっているのは、

・地元のコミュニティ・カレッジの数学の教授
デイビソン・アカデミーの数学教師のMr. M
・UNR(ネバダ大学リノ校)の数学の教授のDr. R


と、普段忙しいであろう教育者の方々が、週末(日曜日)にわざわざこうして子供達の為に時間
を割いて、指導のボランティアしてくれるというのは本当に素晴らしいことだと思います。


デイビソンのMr. Mと、UNRのDr. R(現在、∫は大学で彼のクラスを履修している。笑)とは
すでに親しい仲なので、∫もこの二人が講義をしに来る日を楽しみにしています。


このように、地域にオフィシャルには「ギフテッド教育」や「ギフテッド・プログラム」がなか
ったとしても、caringな大人達がこんな感じで皆協力し合って、ギフテッドの子の教育、感情、
社会性の発達の支援(そして親同士の支援も!)をする場所を作りあげることができるんですよね。


こういうポジティヴで前進的で、素晴らしい人格に溢れたコミュニティに所属することができ、
彼らを見ながら、私もいつも”私も少しでも人の役に立ちたい。いい人間になりたい”と刺激され、
インスパイアされるので、∫同様、私もすごく恵まれていると思うのであります。


尚、日本でもきらりママさんの立ち上げた「ギフテッド応援隊」も素晴らしいギフテッドの
コミュニティですよね。

応援隊の活動が記録されている「ギフテッド応援隊の日日是好日」のブログもいつも楽しく読
ませていただいてます。

コミュニティのこれからの活躍を期待しているので、ぜひ、頑張ってくださいね。


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by mathdragon | 2017-04-03 08:58 | Gifted/2e

Highly & Profoundly Giftedの情報

HG/PG(Highly & Profoundly Gifted)について、主に教育面ですが、その他にもとても参考
になる情報が満載された小冊子のPDF版を見つけたので、皆さんともシェアしたいと思います。


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私がHGやPGの話題をもち出すと、又、”子供の能力を区別して優劣をつけて、差別意識を煽る
ようなことをしている”と、批判の声が上がるかもしれませんが、もう、そんな事をいちいち気
にしていたのでは、ギフテッドの個人が抱える現実的な問題や課題、ギフテッド教育の「現状」
など、様々な対処すべき問題や課題に向き合ってそれらを解決したり、事態を改善・向上してい
く事などできませんから。


実際に存在するものを、”皆の気持ちを考慮して”その存在を否定したり、無視しようとしても、
現実的な問題や課題はそのまま存在し、マジカルに消えてなくなるものではありませんから。

きれいごとだけ言ってても問題は解決しませんので。


もう、何度もしつこいくらい言ってますが、私はアメリカに在住していて、ギフテッドに関する
情報についてはアメリカでの事情を前提として記事を書いたり、意見を唱えたりしていますので、
「あなたの情報や、言っていることは日本では通用しないのよ!」とおっしゃる方は、どうか私
の記事は完全にスルーしちゃってください。

(あなたと私のどちらにとっても時間とエネルギーの無駄ですので。)


アメリカにおいては、ギフテッドの中にもそれぞれ違った度合い、レベル(MG, HG, EG, PG)
が存在するというのは、ギフテッド関連の情報に精通している者の中ではごく一般的に受け入れ
られている認識ですので。


私としては、そう言ったアメリカの情報をシェア、報告させてもらっているだけで、それが無責
任な行動とは思っていませんし、私が発する情報から参考になったり、日本でも使えそうなもの
があれば、それらはどんどん取り上げて応用していけばいい、というスタンスですので。

(本当に何度も繰り返して言ってますが。汗)


とりあえず、私としては、外的プレッシャーのために自分が載せたい・紹介したい概念や情報が
限定されるというのは苛立たしいし、自分が批判や攻撃されるのを恐れていたのでは、皆に知っ
てもらいたい情報や、拡散が必要な情報が伝えられなくなり、それがギフテッドの啓蒙活動
(ギフテッドのアドボカシー)に影響してしまうので、これからも外野のノイズを気にする事
なく、苦しんだり悩んだりしているギフテッドの子や親の為に声を大にして主張していきたいと
思います。


すいません。ちょっと口調が辛口になってしまいましたが、(過去のブログ上での衝突とかも含
めて)あれこれ考えていたらもう、本当に(もう、ええわ。自分の勝手にするわ!)とうんざり
してしまったもので…141.png


HG/PGの子たちは、ギフテッドの中でも更に特殊な教育ニーズが存在するだけでなく、感情面
 や社会性の発達などにおいても、一般のギフテッドとは又違った特殊なニーズが存在するので、
 これらのレベルを否定することは、彼らの感情/社会面での指導や支援をネグレクトすることに
 なり、知的発達だけでなく、健全なる人格形成の機会をも否定/剥奪してしまうことになるのです。



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by mathdragon | 2017-04-01 05:49 | Gifted/2e

リムの法則(Rimm's Laws)

以前、紹介したIntrinsic motivation(内発的動機づけ)の記事、まだ全部は訳できてない
のですが、この中の終わりの方に心理士Dr. Sylvia Rimmによるギフテッド児に限らず、子育
て全般においてとても参考になる情報が載っていたので、そちらの方を先に取り上げました。


尚、こちら⬇︎の彼女のサイトもギフテッドの子育てに役立つ情報が満載なので、英語アレルギー
がない方は是非、チェックしてみてください。



(私は彼女のコモンセンスに溢れたアドバイスがとても理にかなっていて納得でき、よく参考に
させてもらっています。)

以下、Rimm's Lawsです。

リムの法則


1. 子供は両親どちらもから、学校の努力と期待について明確でポジティヴなメッセージが得ら
  れるならば、達成の為のモチベーションが向上する可能性が高くなる。

  (それぞれの親の努力に対する姿勢や期待が曖昧だったり、期待度が違っていたりすると、
   子供としては混乱してしまい、目標やゴールも不明瞭になり、達成の為の意欲も低下して
   しまいそうですもんねぇ。)


2. 子供は効果的なモデルがいる場合、より適切な行動を学びやすい。

  (少し前に出てきた「観察学習」のことですね。)


3. 子供のいる前での大人同士のコミュニケーションは、子供の行動と自己認識に大きく影響する。

  (子供は聞いていないようで、実は大人同士(特に両親)のやり取りを耳をダンボにして
   聞いていたりするもので、私たち大人の発する言葉は子供の感情や精神に大きく影響し
   やすいので、子供の前では慎重な発言を心がけるべきですね。)


4. 親の子供の成功または失敗に対する過度な反応は、成功への激しいプレッシャーとなるか、
  又は失敗の対処に対する絶望や落胆につながる。


5. 子供たちは実際に仕事をやっている時よりも、仕事について心配している時の方がよりスト
  レスを感じる。


6. 子供たちは悪戦苦闘(苦労)を繰り返しながら、自己概念を発達させる。



7. 欠乏と過剰は同じ症状を示す。(注意、愛情、自由、プレッシャー)
  
 (注意や愛情、自由、プレッシャーなどは、欠けていても、与え過ぎても同じ症状(問題行動
  とか?)を示すということでしょうね。何事も”適切なレベル”が大事ですね。


8. 成熟と責任感の発達に応じて徐々に力(権力)を与えていくと、子供は自信と内部統制感を
  発達させる。


9. 子供は一人の大人が他の親や先生に対抗して自分の味方につき、相手方の大人よりも自分の
  方がパワフルだと感じる場合など反抗的になる。

 (子供がいる前においては、大人同士はどちらか一方が子供の味方について、(子供を庇って)
  相手側と争うという状況は避けるべきということなのでしょうね。これは特に両親(父親と
  母親)の間では避けるべきだと思います。)


10. 大人は結果を確信している場合以外は、子供との対立は避けるべきである。


11. 子供たちは競争の中でうまくやっていくことを学んで初めて達成者となれる。


12. 子供たちは学習プロセスとその結果の因果関係を常に見ることができれば、達成し続ける。



以上、これらのアドバイス、頭の中ではわかっていることも多いのですが、「認識している」と
いうのと「実行する」というのはまた別物なので苦労するのですが…(苦笑)

私もできるだけ実行に移せるように意識して、これらの教えを心がけたいと思います。


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by mathdragon | 2017-03-30 11:01 | Gifted/2e

内発的動機づけ ②

ここ数週間ほど∫の学校や課外活動関連でバタバタした日々が続いていた為、私も少々、心身共
に疲れ気味だったのですが、明日からいよいよ待望の春休みが始まるので、∫も私も少しばかり
リラックスできそうであります。(ほっ)

学区(高校)の方の春休みは2週間なのですが、UNR(ネバダ大学)の方は1週間しかないので、
正味、丸々の休暇は1週間だけとなりますが、それでも新学期が始まって息つく間もないほどの
ペースで突っ走ってきた∫にとっては、いいブレイクとなります。

休み中は北ネバダ数学クラブの練習や、クラブが主宰する数学コンテストに参加したり、来週末
にはMathcounts州大会のボランティア活動にも参加するみたいなので、相変わらず休みでも
数学関連の活動に勤しむみたいですが。

(心底、数学が好きなんでしょうねぇ。)


さて、そんなわけで、時間と心に余裕がある間に、少し前に紹介したこちらの記事の続きをでき
るだけ訳しておきたいと思います。

(気が向いた時にやっとかないと、多分、又、こちらの「数学的ギフテッドの脳」シリーズみた
いに、口先だけの約束で自然消滅してしまいそうなので…爆笑!)


では、前回の記事では5までだったので、以下、その続きです。


モチベーションを高める為のストラテジー


6. 報酬と罰は慎重に活用する


教育においては「報酬」と「罰」のどちらも適切な応用の場はあるけれども、そのどちらもが生
徒の自己コントロール感を奪ってしまう恐れがある外的な要因でもある。もちろん、様々な行為
に対する責任はとらせなくてはならないし、真の成功は認識され、注目されるべきである。

とは言え、内発的動機づけを発達させるのにおいては、報酬と罰のどちらもがネガティヴな要素
となり得る。報酬は間違った理由で動く原因となるし、罰は反感や協力関係の欠如を促進しがち
である。報酬が外的要因(お金や物など)である場合、モチベーションも外的であり、外部から
監視する場合のみに適用できる。


報酬は、短期間の間だけ、能力の低い生徒や、意欲がない生徒に利用するのが最も効果的である。


・報酬を長期間利用しない。

・期待を高める為に報酬を増やしてはならない。

・効果を失い始めたら直ちに報酬を減らす。(報酬の)長期的な使用は外的コントロールを強化
 するだけである。


うまくやる事(いい仕事をする事)の真実の報酬が、最終的には努力と成功によって得られる
満足感とならなくてはいけない。


(外発的動機づけ(シールやおもちゃなどをリワードに使う)もきっかけとして最初は有効的だ
とは思いますが、最終的には自分自身の内側から起こる、”内発的動機づけ”(外的報酬なしでも
積極的に物事に取り組む意欲)がとても大切となってくると思うので、子供の内発的動機づけを
育成する為には、この報酬と罰の使い方には注意が必要ですね。)


7. 内的統制の所在(Internal Locus Of Control)の育成を援助する


*この統制の所在(Locus of control)って言葉、心理学でよく出てくるのですが、(私も学
生時代に一般心理学で、そしてごく最近では教育心理学を勉強していてよく出くわした!)この
概念をごく簡単に説明しますと、


自分の行動や評価の原因をどこ(どの位置)に求めるかという個人の認知パターンで、統制の位
置には内側外側が存在し、

・統制の所在が内側の場合(内的統制ーInternal locus of control)よくも悪くも物事の結果
 は自分の力でコントロールされている。
 
 例:テストの結果が良かった→自分の能力が高いから。努力をしたから。
   テストの結果が悪かった→自分の能力が低いから。努力をしなかったから。

・統制の所在が外側の場合(外的統制ーExternal locus of control)よくも悪くも物事の結果
 は環境や状況などの外的要因のせいと考える。

 例:テストの結果が良かった→内容が簡単だったから。
   テストの結果が悪かった→先生の教え方が悪くてきちんと学習できなかったので質問に
   答えられなかった。教室の外のノイズが気になって集中できなかった、など。



って感じなのですが、まっ、言ってみれば、内的統制者はお手柄も失敗も自分に責任があると
捉える一方、外的統制者はいいも悪いも自分のせいではなく、環境や状況のせい、と外的要因
に責任を追及するという感じですね。


うちのパパみたいに、いい結果は全部”自分のせい”で、悪い結果は全部”環境や他人のせい”と、
内と外が自分の都合よく混じりあってるのはなんと呼ぶんでしょうか?(勝手統制者?)爆笑


(つい最近も、自分が目覚ましをセットするのを忘れていてアラームが鳴らなかったのに、怒
って、「この時計は中国産の安物だからきちんと作動しないんだ!」っと勝手に人(時計)の
せいにしてましたが。(汗)


あっ、また脱線しそうなので元に戻りますね。(苦笑)


統制の所在はモチベーションと密接に関係している。人生の中で起こる出来事において、自分で
コントロールできると感じる生徒は、自分が非力だ(コントロールできない)と感じる生徒より
も自発的になりやすい。 人生での出来事において、自分ではどうしょうもできない(コントロ
ールする力がない)と感じるなら、起こった悪い事の全てを、自分ではなく、誰かの責任とみる。


自分が非力(コントロールできない)だと感じる子供は、自分の事を偶然の被害者か、もしくは、
無力感を避ける為に他者をコントロール、操作して力を得ようとする戦士とみてしまう。


愛され過ぎ?たり(過保護ってことでしょうか?)コントロールされ過ぎたり、早期にあまりに
も権力を与えられ過ぎたり、頻繁に救助そして/又は非難された子供は、他者を巧みに操る傾向が
ある。ほとんどのやる気のない低達成の子は、能動的、受動的のどちらかの行動によって、大人を
操作する。


以上、Intrinsic motivationより引用

(今回は関連概念についての説明もしたので、あまりカバーできませんでした。汗 この続きは
次の機会にて。)


モチベーションを向上させる為には、やはり自分の行動が関与する物事の結果に対して、”自分で
コントロールできる。””自分に責任がある”という姿勢を持つことが大切ではないかと思います。


自分が何とかなると思うと、状況や結果も変えられますし、(不十分な部分を改善したり、向上
したりできる。)他者や状況の思うままの「偶然の被害者」意識もなくなるでしょうから、”自分
でコントロールできる”という部分で意欲やモチベーションもアップするというのもうなずけます。


学習性無力感も避けることができそうですし。)


このシリーズ、次回はいつになるかわかりませんが、あまり期待しない程度に気長に待っててい
ただけると嬉しいです。(苦笑)

記事とは全く関係無い写真だけど、私のお気に入りなのでアップ。(笑)

いつまでも知的好奇心を刺激して行ってあげたいです。
(いい歳食ったパパもとりあえず未だに知的好奇心は旺盛!笑)

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by mathdragon | 2017-03-18 10:32 | Gifted/2e

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