アメリカに住む数学をこよなく愛する16歳のmath kid∫の日々の出来事を綴っています。∫の夢は将来大学の数学教授になること。13歳から本格的に地元の州立大学で数学のコースを受講し始めました。 


by あーちゃんママ

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100 Words of Wisdom: Dr. James T. Webbの言葉

又しても100 Words of Wisdomよりの抜粋で、私が尊敬するDr. James T. Webbのとても
貴重なお言葉です。

(以前にも紹介したかもしれませんが、どうだったか忘れてしまったので、とりあえず改めて
紹介させていただきます。苦笑)

これは親だけでなく、学校や塾の先生とか、その他心理士やカウンセラーなどと言った、日頃
から子供に関わる職業に携わっている人達にも是非、知ってもらいたいです。


”When intensity and sensitivity are combined with idealism, as so often
happens with bright children and adults, good things can happen because
they can keenly see how things might be. But this can also lead to
frustration, disillusionment, and unhappiness. Sometimes this prompts
perfectionism; other times it results in existential depression. Through
our relationships, we must provide understanding and nurturance so
that they so not feel alone and helpless in a world that seems so
paradoxical, arbitrary, and even absurd. We can help nurture their
idealism, and indeed we must if the world is to become a better place.



ギフテッド特有の強烈さや敏感さ、理想主義などの特徴が混ざり合うと、もちろん素晴らしい
事(ポジティブなクオリティ)も起こり得るのですが、その反面、同時にそれらがフラストレ
ーションや幻滅感、惨めな気持ちなどの原因になる事もあったりしますね。


時にはそれらが完璧主義を引き起こしたり、実在的鬱 (existential depression)に陥って
しまう事も少なくないですし。


特殊な脳神経的傾向を持つギフテッドの人たちって、特殊な感覚や認知でこの世の中を経験し
ているので、(一般とは違った感覚で捉えたり感じている)時には世の中や人々が逆説的だっ
たり、任意的だったり、理不尽に思えたり、バカバカしいとさえ思えてしまい、社会や世の中
に対して絶望感や苛立ちを感じ、最終的には無関心、無感情になったり、(自分の感情を意図
的に押し殺してしまう?)鬱に陥ったりすることも結構あったりするんじゃないかと思います。


*実在的鬱については、こちらの過去記事で取り上げているのですが、以下、そちらよりざっ
 とした説明を抜粋しました。


”ギフテッドの子供達は物事において、あらゆる可能性を想定したり見いだしたりする事でき
るので、理想主義者である傾向にある。その一方、同時に現実の世界では自分が抱く”こうであ
るべき”という理想が満たされていないというのも認識している。 彼らは物事に対して強烈に
反応してしまう為、「理想」が達成されていない場合、絶望感や苛立ちを鋭く感じてしまう。


又、同じように、彼らは社会や周りの者の行動の矛盾や恣意性(理性や判断力より、気ぐれ
な思い付きで行動する特性)、不条理なども素早く見つけてしまう。 伝統や習慣などにも疑
問を持ち、それに挑戦したりする。


例えば、社会はどうしてそのような厳しい「性別」や「年齢」の役割の制限を課すのか? 
はどうして、言う事とやる事が一致しない「偽善的行為」をとるのだろうか? 人はどうして
心には思ってもいないこと(意図がない事)を言ったりするのだろうか? どうして多くの人
達が他人との係わり合いにおいて、思考や思いやりに欠けているのだろうか?個人の人生がど
れだけ世界を変えられるであろうか?


これらの心配や疑問は、中年の危機真っ只中である大人達にとっては驚くべき考えではないも
のの、これらの「実在的疑問」が12歳〜15歳の子供の心を占領しているとすれば、それは大
いに懸念すべきもので、このような「実在的うつ」は自殺の前兆ともなり得るので、慎重な
注意が必要となる。”


尚、理想主義や実在的鬱に関しては、(多分、以前にも紹介してるはずの)Dr. Webbによる
こちらの本がとても参考になります。





こういったギフテッドならではの特殊な性質を、プラスに導くかマイナスに導くかは、
(どちらに転ぶかは)子供の周りにいる私達大人(親や教師、カウンセラーなど)の
認識や心遣い、態度、言動によって大きく変わってくると思うので、”良い世の中”を望
むのであれば、やはりまずはこういった子供たちを「理解」し、「アクセプト」して、
彼らの理想主義が良い方向へ向かうように、暖かい目で成長の支援をしていってあげる
べきだと思いますね。

(こういった子供たちに理解や支援の手を差し伸べず、それどころか逆に二次障害の
原因をもたらすような大人は最低です!)


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by mathdragon | 2016-09-24 04:58 | Gifted/2e

100 Words of Wisdom from Gifted Experts

SENGのサイト内の、100 Words of Wisdom from Gifted Expertsという、ギフテッド
関連の専門家たちによる短い、でもインサイトフルでインパクトが効いた言葉(アドバイス)
が集められているセクションを読むのが大好きです。



新学年度が始まって以来、又もや学校の勉強やその他諸々の活動などに忙しくなってきている
∫ですが、こちらの言葉を読むと、この大事な時期である今だからこそ、∫の心身ともの健康
を維持し、あらゆる面(知的、身体、精神)で成長/発展を遂げる為には、物事の”バランス”が
大切だということを思い知らされます。


∫は油断をしているとつい、周りが見えなくなって突っ走ってしまうタイプなので、ライフ&
ラーニング・コーチである私が、そう言った部分を気をつけてチェックし、バランスのとれた
生活を送れるように心がけてあげるべきだと、改めて認識させられました。


”Many years ago, a gifted young man told me something I've never forgotten:
"The only thing worse than being denied opportunities is being forced to
take them." So many of our gifted kids are strivers and achievers, but they
are still people who need to understand the importance of quiet and the
benefit of doing absolutely nothing at all. This balance between drive
and solitude is often hard to maintain, but it is vital to the personal growth
of every gifted kid-and the adults who care for them. Remember: giftedness
is someone you are, not just something you so."



まったくそうだと思います!

ボ〜ッと何もしない時間って、本当に私たちにとって大切だと思います。

でも何もしていないように見えて、実は内面(頭の中)ではありとあらゆる考えや思いが
溢れかえって、非生産的に見えて実はとても生産的だったりするんですよねー。

心や精神にゆとりがあると、中々出てこなかったものもドバーと溢れ出したりして。(笑)

そして倦怠感、マンネリ感を感じ、意欲喪失していても、そう言った”心のバケーション”
をとると、心がリフレッシュして意欲が戻ってきたりしますしね。


(決して”建設的”や”生産的”でなかったにしても、私のようなタイプは普段のストレスを
対処する為には自分だけの静かな”何もしない時間”が必要なので、これらの時間は必須で
あります。)

このセクション、その他にもとても素晴らしい言葉やアドバイスがいっぱいなので、是非
訪問してみてください。

英語ですが、それぞれ短い文章(約100語で構成されている)なので読みやすいと思います。


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by mathdragon | 2016-09-23 12:24 | Gifted/2e

ギフテッドの子が親に知ってもらいたいこと

ギフテッドの子育てをしている親としては、専門家達のアドバイスもそれなりに参考になる
のですが、やはりこう言った”当の本人達”の声を聞くと、今まで考えもしなかった事や、思い
違いをしていた事なども気がつかされ、ギフテッドの子を育てる上でとても役に立つ情報では
ないかと思います。

専門家と言えど、中にはその分野を少し突っついて齧ったくらいで、あたかもエキスパート
 であるかのように振舞ってる”自称”専門家もいますので、やはりどの”専門家”の情報を信頼
 するかは、最終的には私たち自身の適切な判断によるものだと思います。

(だからしつこいようですが、親の方もcritical thinking(批判的思考)がまさに criticalに
 なってくると思いますね。)

本題にもどりましてと。

以下のリンク先には、あるギフテッドのクラスで先生が子供達に、”親に知ってもらいたい事
5つ”を尋ね、それらのリスポンスを頻繁に出てきた順にまとめたリストが載ってます。

もちろん、ギフテッドの子と言えど、個人それぞれなのでこれらの全てが自分の子に当てはま
るというわけではないのですが、一般的に見て、参考になる部分も結構あるのではないかと思
います。




詳細はリンク先を読んでいただくとして、リストアップされていた事柄がこちらであります。

1. When I get home from school, I need a break from "school thinking"
 before I tackle whatever is next.

2. I want to do my own work.

3. Respect me.

4. I am learning to manage my feelings.

5. I need to move.

6. I am aware of my overexcitabilities and you need to know them, too.

7. I need a bedtime routine that suits me.

8. I can't always tell you what I'm thinking.


今こうして振り返ってみると、私もまだ∫が普通の学校に通っていた時など、∫が帰宅した瞬間
から、(厳密に言えば、∫が迎えに行った車に乗り込んだ瞬間!笑)

「今日は学校ではどうだった?」

「先生に叱られなかった?」

「お友達と遊んだ?」

「宿題をきちんと提出した?/持って帰ってきた?」

「ちゃんとお弁当食べた?」


など、まるでドリフの「いい湯だな」のエンディングみたいに、息つく暇もないほど質問攻め
に合わせたりして、∫が機嫌悪そうにしていたのも全くうなずけるわ〜と思いました。(苦笑)

まぁ、でも未だに寝る前などには、

「歯磨いた?」

「flossした?」

などと、カトちゃん化してますが。(笑)


そしてリストの2番目にあった、

”Let me do my own projects and don’t impose your ideas forcefully.”

と言うのなど、これは∫が(親切心でやっているのだけど、押し付けがましい)パパに対して
よく不満に感じていたことなので、やっぱ、多くの子がそう思うんだわねぇと納得したり。

”When I overreact to something, leave me alone for a while and I will be fine.”

”Don’t talk to me when I am stressed.”


この4番目についても、∫も全く同じことを私たちに言ってました。(今でもそう。)


私も∫と同じタイプなんで、感情的になっている時はクールダウンの時間が必要なので∫の気持
がよくわかるのですが、(だからそっとしておき、∫が話したいと思った時は手を差し伸べる)
瞬時に爆発しても10秒後くらいにはすでに元の状態に戻っているパパにはこれが理解できない
らしく、∫がupsetしているのにしつこく部屋にまで追いかけてきて延々とお説教しようとする
ので、(もうハラスメントのレベル!怒)∫はクールダウンする暇もないどころか、ますます怒
りや悲しみが炎上してしまい、事態が悪化するばかりなんですよ。


親も自分の考えや見方を一点張りで通すのではなく、子供のテンパーメントや感覚なども考慮
しながら、子供とのコミュニケーションを試みたり問題を対処することが大切ではないかと思
います。



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by mathdragon | 2016-09-18 08:07 | Gifted/2e

ギフテッドについての興味深い記事

ネットでギフテッドや教育に関する興味深い記事を見つけたので、いつものようにシェア
したいと思います。

又もや英語ですが…(ごめんなさい。)

そして又もや日本語の訳なしですが… (ごめんなさい。)

最近、本当に身も心も疲れてしまっているので、日本語の訳どころではなくて…(疲れた微笑)

とりあえず、興味のある方の為にリンクしておきます。

まず最初にこちら。


そして⬆︎の記事についての反応?意見記事?もとても面白いです。



2番目の記事にはあちこちに更に参考になる記事がリンクされてますので、そちらの方も是非
チェックしてみてください。

なかなか興味深いです。


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by mathdragon | 2016-09-12 12:08 | Gifted/2e

もしかして読める?(゚д゚)と思った理由

∫のハイパーレクシア時代の事を色々と考えていたら、長年の間すっかり忘れてしまっていた
ことをふと思い出したので、又、忘れないうちにここに書き留めておきたいと思います。


ブログの読者の中には、3歳3ヶ月ほどまで一言も喋れなかった∫が、早くから文字を読めると
いうことがどうやってわかったのか?と疑問に思っていらっしゃる方もいるかもしれないので、
私が(もしかして、∫って、字が読めてる?)と思った理由を説明しておきますね。


∫は1歳にもならない頃から数字やアルファベットに異様な関心を示していて、よく本を開いて
見るのが好きな子だったのですが、その時は私はただ単に、絵本の絵を見たりしているのだろ
うとくらいにしか思ってませんでした。


赤ちゃん時代の∫の(遊んだりしている時などの)普段の行動を見ていると、なんとなくです
が、(もしかして字が読めてる?)などと疑う時などもあったのですが、(いや、まさかね)
と、それらは多分、単なる私の気のせいだろうと思ったりしてました。

(例えば、私が”∫、どのビデオ観たい?”と話しかけると、棚に並べられているいくつもの
ビデオのタイトル(背表紙?の部分)を見て選び、私にもってきたりとか。)


その他にも(もしかして?)と思うことは幾度もあったのですが、私の中で(これは!)と
確信的だったエピソードというのが、∫に毎晩の寝る前の読み聞かせをしている時、(多分、
まだ1歳半か、2歳にならないくらいの頃だったと思います。)∫の目の前で絵本を開いて私が
声を出して物語を読んでいて、たまに私が単語や文章などを間違えて発音したりすると、咄嗟
に∫の小さな人差し指がその部分を指し、私がそれらを言い直すまでトントンとその単語を指
で小刻みに軽く叩き、先に進ませてくれなかったんですよ〜!(笑)


こんな感じでトントンと人差し指で間違いの部分を指摘してた。

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私がきちんと正しい発音で読むと、満足気な顔で指を引っ込め、又、物語を熱心に聞く事
に戻ってました。

そういう事が何度もあったので、私は、(これはもう確実だわ!∫は読み方を知ってるわ!)
と確信したのでした。

で、それを更に証明する為に、その後、紙切れにcatやdogなどのごく基本的な単語から、
小学校1〜2年くらいで出てくるような5〜7文字くらいの単語をマジックマーカーで書き、
それら30枚くらいの中から∫に、

”catはどれ?”

”milkはどれ?”

”familyはどれ?”

”schoolはどれ?

”strawberryはどれ?”

といった感じで尋ねて、それらの単語が書かれた紙を選び、私に手渡してくれたんです!

それも全て間違いなく正しく!

もう、本当にびっくりしてしまいましたよ。

こういうカードで実験してみた。(笑)

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尚、数字に関しても似たような”実験”をしたのですが、その時は1とか2の数字そのもの
ではなく、数量が描かれた(例えばボールが3個、猫が5匹など)フラッシュカードを使
い、”3はどれ?””5はどれ?”という感じで聞きました。

数字の実験は単語よりも早く、6ヶ月〜1歳未満で10までの数値を正しく指差し、そのとて
も赤ちゃんのものとは思えない行為に、我が子と言えど、不気味に感じたのを覚えてます。


私にとって∫は初めての子だったので、比較する対象もなかったし、私は育児書など熱心に
読むタイプのママではなかったので、(面倒臭い)赤ちゃんのマイルストーンなどもあまり
よくわかってなかったのですが、でもそんな私でも、普通の1歳の子はここまではしないだ
ろうというのはわかったので、心の中では親バカ丸出しで、

(えっ?この子?もしかして天才かも?)

なんて思ったりしたもんです。(爆笑)

そんなこんなで、∫がかなり早くから字が読める/数値の概念が理解できてるということが
わかったわけであります。

あっ、そうそう、⬇︎の写真を見て、又もや忘れてしまっていたエピソードも思い出したので
すが、

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自閉症のアセスメントを受ける前にプレーセラピーをしにきてくれていたセラピストのTさん
が、ある時、顔を引きつらせて私に言ってきた事というのが、


”お母さん、∫君とカラーの積み木で遊んでいたんですが、私がランダムに色を混ぜて積み木を
並べていたら、∫君は不満そうに私の顔を見てそれらを自分で並べ替えたんです。で、よく見
てみると、それはcolor spectrum(可視光線)の順番だったんですよ!お母さん!∫君がそれ
らを知っているというのに気がついてました?”


っと、えらく興奮して報告してきてましたが、私は、(そんな大袈裟な。多分、ビデオか絵
本かなんかで虹を見て、その順番を覚えていただけじゃないの?)って思いましたが。


そう言えば、Tさん、自分が持参した時計のパズルも∫がきちんと正しい位置に数字を入れて
いたとビックリしてたけど、(当時∫は2歳半過ぎ)もうそういうのに慣れてしまっていた私
は感動することもなく、

(あっ、そうですか〜。)

っと、そっけない返事をしていたので、Tさんはかなりビックリしてましたが。

なんだか懐かしい思い出です。

昔の写真を見てたら完全に忘れてしまっていたことも次々と思い起こされ、当時の∫は本当
にユニークな子だったなぁと、笑ってしまいます。

(まぁ、今でもかなりユニークですが。)


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by mathdragon | 2016-09-11 16:19 | Gifted/2e

アインシュタイン・シンドローム

昨日の記事のリンク先に出てきたEinstein Syndromeですが、私自身、∫がなかなか話し始
めないのを心配して、言葉が遅れている原因について調べていた時にこのコンセプト(仮説?)
を知りました。

エコノミストであるThomas Sowellの著書、The Einstein Syndrome: Bright Children
Who Talk Late、そして、同じく彼の著書であるLate-Talking Childrenの両方の本を隅から
隅まで読みつくし、(もしかしたら∫もこの本の中に出てくる子達と同じようなコンディション
なのかも?)と、頭上にどんよりと覆いかぶさっている不安の雲から、一筋の明るい希望の光
が差し込んでいるかのように感じたものでした。


でも、そんな中でも私はもともとの”疑い深い、用心深い”性質なので、本に書かれている内容
は私の好みとしてはかなり”科学的根拠”に欠けているというか、データや資料なども親達から
の”事例報告”的なものがほとんどという感じで、それもそれらのサンプルの数もかなり少なく、
客観性に欠けているように感じた為、本を読んだ後、

(中にはこういうケースもあるんだなぁ。)

というくらいにしか受け止めてなかったように記憶しています。

(まぁ、そういうと、ハイパーレクシアIII型に関しても同じようなことが言えるのですが。)


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ちなみに以下がWikipediaによるEinstein syndromeの説明です。


"Einstein syndrome is a term coined by the economist Thomas Sowell to
describe exceptionally bright people who experience a delay in development
of speech.

Commonalities include usually being boys, delayed speech development,
highly educated parents, musically gifted families, puzzle-solving abilities, and
lagging social development. Einstein Syndrome can often be misdiagnosed
as autism. Many of these high achieving late-talkers were notoriously strong
willed and noncompliant as children.

One major difference between Einstein syndrome and autism is that Einstein
syndrome, communication skills automatically reach a normal level and the
child requires no further special treatment. Outlook with or without intervention
is generally favorable."


そして更に興味のある方は、⬇︎のリンクで詳しい情報&ブログ主さんの意見が読めます。



(日本語でアインシュタイン・シンドロームについての情報はないものか?とググってみたけ
ど、私の探し方が悪いのか、思ったような情報は見つからなかったので、英語ですみません。)

リンク先の記事の中にリストされていた、アインシュタイン・シンドロームの特徴

Outstanding and precocious analytical abilities and/or musical abilities
Outstanding memories
Strong wills
Highly selective interests, leading to unusual achievement in some areas
 and disinterest and ineptness in others
Delayed toilet training
Precocious ability to read and/or use numbers and/or use computers
Close relatives in occupations requiring outstanding analytical and/or
 musical abilities
Unusual concentration and absorption in what they are doing
Delayed speech development


(musical ability以外は∫に当てはまることばっか!笑)


こうして今振り返ってみると、実際、∫の状況は、アインシュタイン・シンドロームと呼ばれる
コンディションにすごく似ていて、最終的にはこれらの子供達のように、∫もとりあえずは”好ま
しい”状態に落ち着くことができました。


…が、リンク先のブログ主さんも懸念されているように、言葉の発達が遅れている子供が後に
その遅れを取り戻し、問題や課題が全て解決するかどうかはその時は定かではないわけで、自
閉症と誤診されるのを心配し、(又は診断を拒否し)言語発達の大切な時期に何も介入をしな
いというのはあまりにもリスキー過ぎると思うんですよ!


最終的に子供がアインシュタイン・シンドロームであったにせよ、どちら(アインシュタイン
もしくは自閉症)に転んだにしても、言語やその他で遅れている発達の分野での早期介入は、
脳が凄まじい発達を遂げている幼児期・幼年期の子供にとって有益であることは間違いないと
思うのであります。


だから私もこの課題(発語の遅れ)に関しては、このブログ主さんと同様、”wait-and-see
approach”はリスクが高過ぎだと思います。

子供の発達に関しては本当に色々なコンディションの説がありますが、親としてはどの情報も
”絶対的”と鵜呑みにするのではなく、細心の注意をもって慎重にそれらの情報を考察し、後で
後悔しないような決断を下すべきですね。

(情報に溢れかえった現在だからこそ、親の私達もますますcritical thinkingのスキルが必要
となってきますよね。)


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by mathdragon | 2016-09-10 13:34 | Gifted/2e

ハイバーレクシア III型?

∫の成長アルバムブログに∫が小さかった頃の写真をアップしていると、それらの視覚的な
プロンプトにより当時の思い出が次々と蘇り、改めて写真を見ながら、(∫ってバリバリの
ハイパーレクシアだったなぁ〜)と、懐かしくなってしまいました。

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∫は字が読めるだけでなく、綴ることもできました。

∫が3歳半くらいの時に、当時お気に入りだった絵本の一部を記憶だけで綴ったもの。

何気に絨毯の上に綴られている文章見て、まだ3歳そこらの子が間違わずにきちんと
文章を再生できることに何やら背筋がぞっとしてしまいました。

ちなみに写真には、

”Which do you like better(?) The smell of chocolate or the smell of bananas(?)
Come.....”

って綴られています。

?のマグネットがなかったので、文章では置かれてませんが。


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2歳11ヶ月くらいの頃。

自閉症のスクリーニング(アセスメント)のアポを待っている間、地元の障害者支援団体から
幼児専門のセラピストさんが週一度訪問してくれ、言語発達の為のプレーセラピーをしてくれ
てました。

後ろの方にあるホワイトボードには、字が読めるけど話せなかった∫とのコミュニケーション
の手段として、私が作ったマグネットの単語カードが貼られてますねぇ。

公園に行きたい時など、∫は「GO」と「 PARK」のカードを私に持ってきて渡し、玄関のドア
を指差して意思疎通を図ってました。


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とにかく活字中毒本を読むことが大好きだった。

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こんな感じで昔の思い出に浸っていたのですが、ふと、私がハイパーレクシアに関して色々
と調べていた13年以上も前と比べ、現在ではこのコンディションについて一体、どのような
情報が得られるのだろうか?と好奇心がわき、つい、昔のようにネットで色々とググってみ
ました。

すると、(私が探せなかっただけかもしれないですが)当時では得られなかったような情報
が書かれている記事、報告書がヒットし、(基本的にはソースは同じですが。)それらを読
んで、思わず、

(おぉぉ〜!これはまさしく〜!)

っと、つい興奮してしまいましたよ。









これら、日本語に訳すの面倒臭いなぁ…と思って日本語のグーグルで検索してみると、ディスレ
クシア関連の情報でお馴染の、あのもじこさんがご自分のブログでまとめを訳してくださって
いる為、英語が苦手な方は是非、そちらの方を訪れて読んでみてください。



私が特にひっ!っと息を飲んでしまったのが、3つあるハイパーレクシアのタイプのうち、
少数派だと思われる「ハイバーレクシア III型」で、この説明やこのカテゴリーに当てはまる
であろうとする子供たちの症例、描写を読んで、

(これって、まさに∫そのまんまやんか〜!)


っと、今まで私の中で謎だった部分がやっと解明された、なにやらものすごく胸がスッキリと
した気持ちになりました。


∫が2歳になっても、2歳半になっても話し始めなかったので、心配した私はあれこれとネットで
情報収集をしたり、言語発達の遅れの原因についての書籍などを読みあさっていて、(もちろん
Einstein Syndromeも読みました!)大概、言葉が遅れていると言えば、ほぼ真っ先にあげら
れていたのが「自閉症」だったのですが、その症状や行動などの描写を読んでいても、∫に当て
はまっている部分もあるけど、(主に言葉の遅れ、感覚過敏など)そうでない部分もかなりあり、
私としてはどうもしっくりいかない部分があったのでした。


例えば、よく自閉症傾向の子は「自分の世界にこもりがちで、他者との交流を求めようとしな
い」とか、親でも抱っこしたり触られたりのスキンシップを避けるとか、あまり指差し(joint
attention-他者と同じものに注意を向け、情報を共有、伝達する行動システム)をしないとか、
アイコンタクトが欠けているなどと書かれていたのですが、∫は赤ちゃんの頃から私達に抱っこ
されるのが大好きで、いつも一緒にスキンシップをしながら遊んだりと、私達とのインターアク
ションもすごく楽しんでいたし、アイコンタクトもバッチリだったし、今思い起こせば、外出先
などでもよく私達の関心を引くために指差しをして、常にコミュニケーションとろうとしていた
ので、(写真でもよく指差ししているものがある)そういった部分は当てはまらないなぁと思っ
てました。


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他人に対しては打ち解けるのに時間がかかったけど、私たちに対してはすごくaffectionateな
子でした。

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よく一緒に遊んでいたし。

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パパはもう∫の奴隷って感じ。(笑)

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∫が実際、自閉症スペクトラム障害なのか、それとも実はこのハイパーレクシア III型によく見
られるように、小さい頃見せていた”自閉症によく似た症状”と実際の自閉症スペクトラム障害
との区別が難しく、誤診されたのか?と疑問に思うものの、でも今の私達にとっては、診断を
明確にすることはそれほど重要なことではなく、私の思うところでは、言葉の遅れや感覚統合
の困難さの理由(本当の原因)が何であったにせよ、当時、重要だったのは、∫がそれらの明
らかな発達の遅れや困難さに対して、何らかの介入(支援)を得ることができたということだ
と思っています。


実は∫は州のリジョナルセンターに診てもらう前に、一般の発達小児科医にアセスメントをし
てもらっているのですが、その時の診断は自閉症スペクトラム障害ではなく、「Hyperlexia」
と「Receptive/Expressive Language Disorder」(言語障害) Oral Motor Dyspraxia
for Speech(口頭の運動協調障害ー発語の為に必要な、舌や唇、口蓋、喉頭の神経、筋肉の
コーディネーションがうまくいかない。)でした。


でもその診断では私達が当時利用していたクリニックでは言語セラピーの保険がおりず、自腹
を切っていたらあまりの高額さに効果が出るまで受診することもできなかったであろう状態だ
ったので、無料だった州からの支援やサービスを得る為に、”セカンド・オピニョン”を求めて
(要するにサービスを受ける資格を得る為に必要な、正式な「自閉症の診断」をもらう為に)
リジョナル・センターで自閉症のアセスメントをしてもらい、自閉症(Autistic Disorder)
の診断をもらったのでした。

だから私達にとっては∫の自閉症の診断は、"A means to an end"(目的達成の為の手段?)
だったわけです。


それまで私が何を試みても全く結果が見られなかったのに、スピーチセラピーを含むABA
セラピーのセッションを始めてから3ヶ月もしないうちに∫は言葉を発するようになり、その
後、1年やそこらで極端に遅れていた言語の発達も同年代の子に追いつくことができ、やはり
スピーチ・ABAセラピーの効果は偉大でした!


もし、あの時私達が発達小児科医の診断のみを受け入れていたならば、∫は集中ABAセラピー
のプログラムに入ることもできなかったので、正直言って、セラピーなしで(又は他の方法で)
言語の遅れを取り戻すことができたかどうか?は定かではなく、当時の私たちの判断について
は、パパも私も未だに悔いなしであります。

でも確かに、

”子供がハイパーレクシア II型かIII型の症状を見せている場合、個々それぞれに存在する
”自閉症”、もしくは”自閉症のような症状”の対処法として、同じ介入の手段が適応される。
しかし、教育上での重要な決断や設定においての場合、ハイパーレクシアII型とIII型を区別
する事が極めて重大となってくる。ハイパーレクシア III型の子たちは、典型的な”特別教育”
のクラスではうまくいかず、(学習的に合っていない)違った教育のプレイスメントが必要
となる。よって、用心深く、正確な情報に基づいた診断の経路が求められる。”

という、こちらの記事の著者であるDr. Donald Treffertの意見には大いに同意します。

II型(自閉症スペクトラム障害に伴う突出したスキルとしてのハイパーレクシア)とIII型の
区別は、これらに関して専門的な知識や経験豊かな専門家達による、総括的なアセスメント
(身体的、精神/心理的な審査)によって判断されるべきで、時には長期的な”観察”も必要と
なってくるかもしれないと思うのですが、でもDr. Treffertも、

”As it turns out, even in the absence of a diagnosis of autism, "treatment"
during that period of observation is the same- attention to sensory, social
and behavioral symptoms of concern by formal speech and language or
ABA interventions, for example, along with the "patience, love and attention"
from caring and involved parents that both Sowell and I would recommend.
In matters such as this, as in many other matters, love is a pretty good
therapist too."


と書かれているように、たとえ自閉症の診断が下りてないにしても、この”観察”の期間での
療法は(自閉症の診断がある場合と)同じで、正式な言語やABAセラピーなどの介入による
感覚的、社会性、行動面においての気にかかる症状への注意とともに、思いやりに溢れた親
からの”忍耐心、愛情、そして心使いや注目”が大切となってくるのではないかと思います。


∫の場合も当時の”Autistic-Like behaviors"をターゲットに、セラピーなり、サポートなり
の介入を続けてきたお陰で、小学校4年生の時点で学区から、アセスメントの結果によれば、
「特別教育」の基準を満たすだけの障害や困難、欠如が伺われない、とのことで、(喜ぶべ
きことかな)特別教育のプログラムから追い出されてしまいましたが。(笑)

これなんか、もろ”自閉症的行動”だったなぁ。(笑)


a0332222_00232625.jpg



現在では当時の自閉症関連の問題も解決し、強いて気なる事と言えば、チックやOCD的な
傾向くらいのもので、幼児期・幼年期とは又、違った課題を対処しているので、∫の場合は
どっちに転んでも決して、NT(Neurotypicalー神経的に定型)とは呼べませんねぇ。(笑)


(実は小学校3年生の終わりにギフテッド専門家のDr. Palmerに診てもらった時も、彼から
「自閉症は誤診だったのでは?」と言われたくらいで、(その時もすでに小さい頃に見せて
いた”自閉症に似た行動”はほぼ消えてしまっていた。)小さい頃の∫を知らないDr. Palmer
が不思議がるのも理解できました。)

でも正直言って、今となっては本当はASDだったけど、長年の集中ABAセラピーやその他の
介入によって自閉症を”回復”したのか、それともハイパーレクシア III型で自閉症と誤診され
たのか、今となっては知る由もありません。

とりあえず、最終的には当時は予想することもできなかったほどの好結果となったので、(今
は口が達者すぎて、少し黙らさせたいくらい!爆笑)親としてはこれほど嬉しいことはあり
ませんね。


最後に、Dr. Treffertによる報告書の最後の方に書かれてあった文章がとても印象的で、又
激しく同感してしまったので、書き留めておきたいと思います。

"The beginning of wisdom is to call things by their right names.”

これはこの課題に限らず、ギフテッドに関しても言えることではないかと思いました。


ギフテッドの概念や定義が一定化、標準化されていないからと言って、個人が勝手に自らの
感覚(見方、考え方)で、”ギフテッドとはこういうものなんですよ”と主観的な考えを、意
見を述べているというのとは又違った、確信的ないい方で主張してしまうと、本来の言葉や
概念など、その本質的な意味を失ってしまうというか。

そうなると、誤解や妙な固定観念、偏見なども生まれやすいと思いますし。

私自身もそうですが、情報を伝えたり、自らの意見をブログなどで唱える場合などは、言葉
の持つ意味や伝え方などにも十分、気を配り、誤解がないような発信を心がけるべきだなと
思います。


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by mathdragon | 2016-09-09 15:01 | Gifted/2e

Dr. Kaufmanの反応

少し前のこちらの記事の中でとり上げた、「Maybe My Child Is Gifted. Maybe Not.
Maybe It Doesn't Matter.」というある母親がThe Huffington Postで書いた記事がこ
こ最近、ネット上のギフテッド・コミュニティの間でかなり話題になっていました。


このオリジナルの記事に対して、ギフテッド関連のブログなどで、幾つかの反応、反論記事も
発信され、それらの中には「ギフテッドとはなにか?」と、ギフテッドの定義や概念について
の論争を(又しても!)巻き起こすような内容のものもあり、私もそれらを読んで、再度、自
分自身、色々と考えさせられました。


それらの反応記事の中の一つ(ブロガーさん)に対して、私が好きな心理学者のDr. Scott
Barry Kaufmanが、自身のサイトに更に反応記事を書かれていて、それがとても興味深い
と思ったので、リンクしておきます。

(余談ですが、彼は学生の頃LDで特別教育に所属していて、”能力や才能を持っているけど
見落とされがちな子供たち”を、独自の経験に基づいたユニークなパースペクティブから見る
ことができ、彼の洞察力に溢れた見解は、ブログの記事や研究報告書を読んでいてもとても
参考になるし刺激的です。)


ギフテッドに興味のある方、是非、読んでみてください。(英語ですが。)



この記事の中でDr. Kaufmanが、最近、私自身もギフテッドについてなんとなく感じていた/
考えていたことを指摘していたので、すごく共感してしまいました。


洋の東西を問わず、ギフテッドの概念や定義については未だ、はっきりとしたコンセンサスは
なく、個人の感じ方、考え方でそれぞれ「ギフテッド」の概念が違ってくるのもある程度仕方
がないことだとは思うのですが、私が感じていた最近の傾向として、ギフテッドの定義として
(従来のギフテッドの定義であった)知的能力や学力などの”認知能力”が軽く見られ、感情的、
情緒的な性質(OE)がメインの特徴であるかのような風潮が強くなっている感じがしてました。


もちろん、感覚的/情緒的OE(記事の中では”exquisite sensitivity to the environment"
と表現されてましたが。)もギフテッドの特徴であることは確かだと思うのですが、これらの
特徴に重点を置いた、(強調した)Dr. Kaumanが言うところのこの”新しいギフテッドの概念”
は、(完璧ではないものの)IQや学力テストなどのように客観的に測定することができない、
個人の性格の違いと同じような性質に基づいているわけなんですよね。


”From a scientist's point of view, and even from a pragmatist's point of view,
I don't know what to do with this new definition of giftedness. How do you know
what other people really feel, or how intensely they feel it? You know your own
quail, and that's it."


と、Dr. Kaufmanも書かれているように、「環境に対する鋭い繊細さ、敏感さ」などといった
個人的な感覚(主観的)な性質を、一体どうやって測定/鑑定 /判断し、個人を「ギフテッド」
だと識別できるというのでしょうか?


もちろん、親の観察や自己申告という手もあると思いますが、感覚の過敏さや感情の強烈さは
ギフテッド個人独特の特徴とは限らず、これらの特徴は認知能力とは統計的に独立した、性格
の側面的な性質であるとのことなので、ギフテッドかどうかの判断基準要因としては、難しい
部分があるでしょう。


彼自身のを含む色んな研究結果によりますと、感情的関与(affective engagementー自己の
ポジティブ・ネガティブどちらものさまざまな感情にどれだけ忠実に深く関わっているかの度
合い)もIQとの関連性が低いとのことですし、HSP (Highly Sensitive Person)テストもIQ
の結果とは関連していないようです。


私も感覚過敏なのですが、(正式には測ったことはないけど)明らかに知能はごく一般(もし
くは平均以下?苦笑)なので、ギフテッドではありませんし。


Dr. Kaufmanによりますと、これらの結果はギフテッドのコミュニティで一般的に広く認識さ
れている、”IQが高ければ高いほど、道徳観も高く、感情の深さを体験する”という考えに矛盾
するということで、その意見?認識?の信憑性に疑問を抱くといったことが指摘されてました。


確かにこれは私も前々から気になっていて、ギフテッドというのはもちろん、知的能力や学力
の高さの部分だけでなく、感情的、感覚的な分野などを含む、多方面にわたっての特徴が見ら
れるとは思うのですが、でも「ギフテッドとは」と、その傾向や特徴を説明するにあたり、客
観的に測定できる要素(IQ)をあえて無視、または軽視して、数値化するのが困難、もしくは
不可能な「環境に対する敏感さや強烈さ」とか、「道徳心の高さ」とか、「逆境に負けない不
屈の精神性」とか、「正義感の強さ」とか、「他者に対する慈悲愛の強さ」とか、「社会や
団体に対する貢献心の強さ」などなど、どちらかといえば多様性が見られる個人の性格、性質
的な要素を「ギフテッドの傾向」「ギフテッドの特徴」としてギフテッドを主観的な目で定義化
することに対してものすごく違和感を感じるし、ギフテッドと言ってもその前にあくまでも一
個人なわけであり、彼らはそれぞれの性質や性格、気質を持って生まれてきているので、ギフ
テッドでも本当に色々なタイプがいるんですよねぇ。


それはPG(IQ 145+)と呼ばれているデイビソン・アカデミーの子達を見ていてもそう感じま
すし、大昔小学校の頃、ギフテッドの認定を受け、ギフテッドのプログラムに所属していた
経験のあるパパと、∫の二人を見ていても感じます。


実際、うちのパパと∫はどちらも知能検査での数値はIQ 130以上で、(パパは大人になってか
らも検査を受けているらしい)トラジッショナルな見方でいえば、”知的能力においてはギフ
テッドの範囲”ですが、OEやその他の性質的、精神的な要因においては二人ともかなり違いが
あり、知的能力(IQの数値)でいえば∫の方がパパよりも断然上なのですが、パパの方が感情
的OEが強烈で、まさに”世の中を生き難いタイプ”で、性格や性質が違えばここまで見方や感
じ方、行動なんかも変わってくるものか?などと思ったりします。


だから主に性格や性質的な特徴などの主観的なもので、「ギフテッドとはこういうもの」と
定義や概念を主張するのはどうかな?と思うわけです。


そして、「IQや学力が高くてもギフテッドであるとは限りません」という主張も、こう言った
感情の強烈さやその他の特徴がなかったらギフテッドじゃないの?それは何を根拠に言って
いるのか?ターマンによる元々のギフテッドの定義はIQが基準だったはずだけど、いつから
それだけではギフテッドではないと変わったの?」と聞きたくなってしまいます。

実際のところ、ギフテッドの定義が定まっていないことから、個人それぞれが自分の見方や
考え方で捉えた「ギフテッドの概念」を唱えたり、受け入れたりすることになるんでしょう。


だから個人的にはこの、


"Look; I don't have the answers by any stretch of the imagination. I do believe
that giftedness matters. But if the field of gifted and talented education truly
wishes to broaden conceptualizations of giftedness beyond academic
achievement, or even cognitive ability as measured by IQ test, it won't hold
water to say things like: "the gifted child lives and experiences life more
intensely". There is indeed a way of scientifically operationalizing this hazy
definition, but I should hope that if we truly care about supporting exquisite
sensitivity to the environment, as well as any other dimension of giftedness,
we could do better to define the terms, define the measurement, and define
the interventions, so that we can give help to the specific population of
children who would really benefit from the support."

(Does Gifted Matter?より抜粋)


というDr. Kaufmanの言葉に私も大いに共感したというわけであります。


ところで、この記事のコメントのセクションがめちゃめちゃ興味深くて面白いので、(特に
Edward Spiegelという方のコメントが、ギフテッドの子を持つ親の気持ちを本当によく理解
していて、(そうなの、そうなのよ〜!)とうなづきながら読みましたよ。)できればそちら
の方も是非、目を通してみてください。


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by mathdragon | 2016-09-02 17:07 | Gifted/2e

子供が学校へ行きだしたら考えも変わるって〜!

何やら又してもこのような、”アンチ・ギフテッド”のセンチメントがたっぷりの記事がネットに
浮上していて、オンラインのギフテッド・コミュニティの間で物議を醸しているみたいですねぇ。



こういうギフテッドや、ギフテッドの個人が抱える課題について何もわかっていない人が、自ら
の”無知さ”に気がつかず、こういった意見を唱える度に、ギフテッドの子を持つ親はそう言った
人達の誤解や歪んだ事実、思い込みを訂正したり、啓蒙したりしなければならないので、本当
に(精神的に)疲れるんですよねぇ。(はぁ)

(もう、時間とエネルギーの無駄!)

この方、記事内に、

”Frankly it would seem unfair to me to treat one kid differently than the other
based on any perceived notion of intelligence and "giftedness."

と、書いてますが、これはまず第一に”子供はどの子も皆同じニーズを持つ”という前提をもと
にして見ているからこういった考えになるんじゃないかと思うんです。


実際、彼女はこの記事の中でも

"Every child is gifted and talented.”

と、太字で強調して主張してましたし。(笑)


でも実際には子供にはそれぞれ独特の”ニーズ”があり、(障害児、定型時、ギフテッド児、
2E児など)それらを考慮に入れず、どの子も同じように扱うという方が(彼らの個々の
ニーズを満たしてあげられないので)”unfair"ではないかと思うんですがねぇ。

アメリカ人の中でも、"equality"と"equity"という2つの言葉の違いをきっちり把握していな
い人もいるようですしね。

ちなみにこの2つの違い。

”Equity and equality are two strategies we can use in an effort to produce
fairness. Equity is giving everyone what they need to be successful. Equality
is treating everyone the same. Equality aims to promote fairness, but it can
only work if everyone starts from the same place and needs the same help.
(中略)But not every starts at the same place, and not everyone has the
same needs.”


Justiceより)


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ギフテッドの子には”perceived notion"などといった主観的な概念ではなく、(客観的な
方法で測ることもできる)”知的、教育ニーズがあるのは明らかだと思うのですが、中には
それが見えない(見ようとしない)人もいるんでしょうかねぇ。

そしてそれは知的、認知的な分野だけでなく、社会・感情的な分野においての特別なニーズも
存在するわけで。

ギフテッドのことをよく理解していない人には、そういう点も理解しにくいのでしょうね。


ちなみにこのオリジナルの記事に対しての反応(反論?)記事が興味深かったので、参考とし
てリンクしておきますね。






彼女のお子さん達はまだ学童期に達していないので、(上が3歳で下が1歳)ギフテッドの子の
教育面や学習面に関わる苦労や、集団生活の中で経験する社会的・感情的な課題、問題なども
直面してないから、そういう事が簡単に言えるんですよ〜。

ギフテッドであるということは、知的やアカデミックな部分だけではないと言うのを知った上
でこのようなことを書いているのだろうか?と思ってしまいます。

でもこの方、子供が大きくなって、学校へ行き始めたら又、考え方や感じ方も変わるって〜!

(もちろん、もし彼女のお子さん達が実際に”gifted"だったらの話ですが。)


子供が学校へ行き始めて、実際に”現実の課題や問題”に直面し、ギフテッド(我が子)の支援
が必要となった時に、「厳しい現実」や「事実」を思い知らされるんじゃないかと思いますね。

その時になって、今度は自分がギフテッドに関する苦労を知らない他人が、

”Every child is gifted and talented!」

などと言っているのを聞いたりすると、

(…う〜、こいつ、何もわかってないくせに何をぬかしやがる〜!)

と、思いっきり頭をどつきたくなると思いますよ。(笑)


とりあえず、英語ですが、興味のある方は是非読んでみてください。

そしてできればページの下の方にある、この記事に対して送信されたコメントの数々も読む事
をお勧めします!

ギフテッドに関して参考になる意見や情報が含まれていて、とても興味深いです。


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by mathdragon | 2016-08-25 15:55 | Gifted/2e

SlideShareのギフテッドについてのプレゼンテーション

こちら、LinkedInのSlideShareというサイトで、ギフテッドやギフテッド教育に関
する様々なプレゼンやスライドなどが見ることができ、ギフテッドについての概要的
な情報を探している方には参考になると思うので、シェアしますね。

英語のサイトなのですが、プレゼンの内容は箇条書きでとても簡潔にまとめられている
ので、比較的わかりやすいのではないかと思います。

上の方にある”Search"に"gifted" "gifted education" ”gifted children"などのキー
ワードを入れると、色々とたくさんのプレゼンテーションが出てきますので、トライして
みてください!

以下、サンプルとして、幾つかをリンクしておきましたので、興味のある方は是非、
チェックしてみてください。

(ギフテッドに限らず、興味のある分野を探索してみると色んな情報が見つけられ、
面白いです!)


私はこのスライドの挿絵として使われている、Gary LarsonのThe Far Sideが大好き
なんで、見ていて思わず嬉しくなってしまった。(笑)


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教育者に是非、知ってもらいたいですね。


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by mathdragon | 2016-08-21 14:16 | Gifted/2e

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