アメリカに住む数学をこよなく愛する16歳のmath kid∫の日々の出来事を綴っています。∫の夢は将来大学の数学教授になること。13歳から本格的に地元の州立大学で数学のコースを受講し始めました。 


by あーちゃんママ

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カテゴリ:Gifted/2e( 106 )

アインシュタイン・シンドローム

昨日の記事のリンク先に出てきたEinstein Syndromeですが、私自身、∫がなかなか話し始
めないのを心配して、言葉が遅れている原因について調べていた時にこのコンセプト(仮説?)
を知りました。

エコノミストであるThomas Sowellの著書、The Einstein Syndrome: Bright Children
Who Talk Late、そして、同じく彼の著書であるLate-Talking Childrenの両方の本を隅から
隅まで読みつくし、(もしかしたら∫もこの本の中に出てくる子達と同じようなコンディション
なのかも?)と、頭上にどんよりと覆いかぶさっている不安の雲から、一筋の明るい希望の光
が差し込んでいるかのように感じたものでした。


でも、そんな中でも私はもともとの”疑い深い、用心深い”性質なので、本に書かれている内容
は私の好みとしてはかなり”科学的根拠”に欠けているというか、データや資料なども親達から
の”事例報告”的なものがほとんどという感じで、それもそれらのサンプルの数もかなり少なく、
客観性に欠けているように感じた為、本を読んだ後、

(中にはこういうケースもあるんだなぁ。)

というくらいにしか受け止めてなかったように記憶しています。

(まぁ、そういうと、ハイパーレクシアIII型に関しても同じようなことが言えるのですが。)


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ちなみに以下がWikipediaによるEinstein syndromeの説明です。


"Einstein syndrome is a term coined by the economist Thomas Sowell to
describe exceptionally bright people who experience a delay in development
of speech.

Commonalities include usually being boys, delayed speech development,
highly educated parents, musically gifted families, puzzle-solving abilities, and
lagging social development. Einstein Syndrome can often be misdiagnosed
as autism. Many of these high achieving late-talkers were notoriously strong
willed and noncompliant as children.

One major difference between Einstein syndrome and autism is that Einstein
syndrome, communication skills automatically reach a normal level and the
child requires no further special treatment. Outlook with or without intervention
is generally favorable."


そして更に興味のある方は、⬇︎のリンクで詳しい情報&ブログ主さんの意見が読めます。



(日本語でアインシュタイン・シンドロームについての情報はないものか?とググってみたけ
ど、私の探し方が悪いのか、思ったような情報は見つからなかったので、英語ですみません。)

リンク先の記事の中にリストされていた、アインシュタイン・シンドロームの特徴

Outstanding and precocious analytical abilities and/or musical abilities
Outstanding memories
Strong wills
Highly selective interests, leading to unusual achievement in some areas
 and disinterest and ineptness in others
Delayed toilet training
Precocious ability to read and/or use numbers and/or use computers
Close relatives in occupations requiring outstanding analytical and/or
 musical abilities
Unusual concentration and absorption in what they are doing
Delayed speech development


(musical ability以外は∫に当てはまることばっか!笑)


こうして今振り返ってみると、実際、∫の状況は、アインシュタイン・シンドロームと呼ばれる
コンディションにすごく似ていて、最終的にはこれらの子供達のように、∫もとりあえずは”好ま
しい”状態に落ち着くことができました。


…が、リンク先のブログ主さんも懸念されているように、言葉の発達が遅れている子供が後に
その遅れを取り戻し、問題や課題が全て解決するかどうかはその時は定かではないわけで、自
閉症と誤診されるのを心配し、(又は診断を拒否し)言語発達の大切な時期に何も介入をしな
いというのはあまりにもリスキー過ぎると思うんですよ!


最終的に子供がアインシュタイン・シンドロームであったにせよ、どちら(アインシュタイン
もしくは自閉症)に転んだにしても、言語やその他で遅れている発達の分野での早期介入は、
脳が凄まじい発達を遂げている幼児期・幼年期の子供にとって有益であることは間違いないと
思うのであります。


だから私もこの課題(発語の遅れ)に関しては、このブログ主さんと同様、”wait-and-see
approach”はリスクが高過ぎだと思います。

子供の発達に関しては本当に色々なコンディションの説がありますが、親としてはどの情報も
”絶対的”と鵜呑みにするのではなく、細心の注意をもって慎重にそれらの情報を考察し、後で
後悔しないような決断を下すべきですね。

(情報に溢れかえった現在だからこそ、親の私達もますますcritical thinkingのスキルが必要
となってきますよね。)


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by mathdragon | 2016-09-10 13:34 | Gifted/2e

ハイバーレクシア III型?

∫の成長アルバムブログに∫が小さかった頃の写真をアップしていると、それらの視覚的な
プロンプトにより当時の思い出が次々と蘇り、改めて写真を見ながら、(∫ってバリバリの
ハイパーレクシアだったなぁ〜)と、懐かしくなってしまいました。

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∫は字が読めるだけでなく、綴ることもできました。

∫が3歳半くらいの時に、当時お気に入りだった絵本の一部を記憶だけで綴ったもの。

何気に絨毯の上に綴られている文章見て、まだ3歳そこらの子が間違わずにきちんと
文章を再生できることに何やら背筋がぞっとしてしまいました。

ちなみに写真には、

”Which do you like better(?) The smell of chocolate or the smell of bananas(?)
Come.....”

って綴られています。

?のマグネットがなかったので、文章では置かれてませんが。


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2歳11ヶ月くらいの頃。

自閉症のスクリーニング(アセスメント)のアポを待っている間、地元の障害者支援団体から
幼児専門のセラピストさんが週一度訪問してくれ、言語発達の為のプレーセラピーをしてくれ
てました。

後ろの方にあるホワイトボードには、字が読めるけど話せなかった∫とのコミュニケーション
の手段として、私が作ったマグネットの単語カードが貼られてますねぇ。

公園に行きたい時など、∫は「GO」と「 PARK」のカードを私に持ってきて渡し、玄関のドア
を指差して意思疎通を図ってました。


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とにかく活字中毒本を読むことが大好きだった。

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こんな感じで昔の思い出に浸っていたのですが、ふと、私がハイパーレクシアに関して色々
と調べていた13年以上も前と比べ、現在ではこのコンディションについて一体、どのような
情報が得られるのだろうか?と好奇心がわき、つい、昔のようにネットで色々とググってみ
ました。

すると、(私が探せなかっただけかもしれないですが)当時では得られなかったような情報
が書かれている記事、報告書がヒットし、(基本的にはソースは同じですが。)それらを読
んで、思わず、

(おぉぉ〜!これはまさしく〜!)

っと、つい興奮してしまいましたよ。









これら、日本語に訳すの面倒臭いなぁ…と思って日本語のグーグルで検索してみると、ディスレ
クシア関連の情報でお馴染の、あのもじこさんがご自分のブログでまとめを訳してくださって
いる為、英語が苦手な方は是非、そちらの方を訪れて読んでみてください。



私が特にひっ!っと息を飲んでしまったのが、3つあるハイパーレクシアのタイプのうち、
少数派だと思われる「ハイバーレクシア III型」で、この説明やこのカテゴリーに当てはまる
であろうとする子供たちの症例、描写を読んで、

(これって、まさに∫そのまんまやんか〜!)


っと、今まで私の中で謎だった部分がやっと解明された、なにやらものすごく胸がスッキリと
した気持ちになりました。


∫が2歳になっても、2歳半になっても話し始めなかったので、心配した私はあれこれとネットで
情報収集をしたり、言語発達の遅れの原因についての書籍などを読みあさっていて、(もちろん
Einstein Syndromeも読みました!)大概、言葉が遅れていると言えば、ほぼ真っ先にあげら
れていたのが「自閉症」だったのですが、その症状や行動などの描写を読んでいても、∫に当て
はまっている部分もあるけど、(主に言葉の遅れ、感覚過敏など)そうでない部分もかなりあり、
私としてはどうもしっくりいかない部分があったのでした。


例えば、よく自閉症傾向の子は「自分の世界にこもりがちで、他者との交流を求めようとしな
い」とか、親でも抱っこしたり触られたりのスキンシップを避けるとか、あまり指差し(joint
attention-他者と同じものに注意を向け、情報を共有、伝達する行動システム)をしないとか、
アイコンタクトが欠けているなどと書かれていたのですが、∫は赤ちゃんの頃から私達に抱っこ
されるのが大好きで、いつも一緒にスキンシップをしながら遊んだりと、私達とのインターアク
ションもすごく楽しんでいたし、アイコンタクトもバッチリだったし、今思い起こせば、外出先
などでもよく私達の関心を引くために指差しをして、常にコミュニケーションとろうとしていた
ので、(写真でもよく指差ししているものがある)そういった部分は当てはまらないなぁと思っ
てました。


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他人に対しては打ち解けるのに時間がかかったけど、私たちに対してはすごくaffectionateな
子でした。

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よく一緒に遊んでいたし。

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パパはもう∫の奴隷って感じ。(笑)

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∫が実際、自閉症スペクトラム障害なのか、それとも実はこのハイパーレクシア III型によく見
られるように、小さい頃見せていた”自閉症によく似た症状”と実際の自閉症スペクトラム障害
との区別が難しく、誤診されたのか?と疑問に思うものの、でも今の私達にとっては、診断を
明確にすることはそれほど重要なことではなく、私の思うところでは、言葉の遅れや感覚統合
の困難さの理由(本当の原因)が何であったにせよ、当時、重要だったのは、∫がそれらの明
らかな発達の遅れや困難さに対して、何らかの介入(支援)を得ることができたということだ
と思っています。


実は∫は州のリジョナルセンターに診てもらう前に、一般の発達小児科医にアセスメントをし
てもらっているのですが、その時の診断は自閉症スペクトラム障害ではなく、「Hyperlexia」
と「Receptive/Expressive Language Disorder」(言語障害) Oral Motor Dyspraxia
for Speech(口頭の運動協調障害ー発語の為に必要な、舌や唇、口蓋、喉頭の神経、筋肉の
コーディネーションがうまくいかない。)でした。


でもその診断では私達が当時利用していたクリニックでは言語セラピーの保険がおりず、自腹
を切っていたらあまりの高額さに効果が出るまで受診することもできなかったであろう状態だ
ったので、無料だった州からの支援やサービスを得る為に、”セカンド・オピニョン”を求めて
(要するにサービスを受ける資格を得る為に必要な、正式な「自閉症の診断」をもらう為に)
リジョナル・センターで自閉症のアセスメントをしてもらい、自閉症(Autistic Disorder)
の診断をもらったのでした。

だから私達にとっては∫の自閉症の診断は、"A means to an end"(目的達成の為の手段?)
だったわけです。


それまで私が何を試みても全く結果が見られなかったのに、スピーチセラピーを含むABA
セラピーのセッションを始めてから3ヶ月もしないうちに∫は言葉を発するようになり、その
後、1年やそこらで極端に遅れていた言語の発達も同年代の子に追いつくことができ、やはり
スピーチ・ABAセラピーの効果は偉大でした!


もし、あの時私達が発達小児科医の診断のみを受け入れていたならば、∫は集中ABAセラピー
のプログラムに入ることもできなかったので、正直言って、セラピーなしで(又は他の方法で)
言語の遅れを取り戻すことができたかどうか?は定かではなく、当時の私たちの判断について
は、パパも私も未だに悔いなしであります。

でも確かに、

”子供がハイパーレクシア II型かIII型の症状を見せている場合、個々それぞれに存在する
”自閉症”、もしくは”自閉症のような症状”の対処法として、同じ介入の手段が適応される。
しかし、教育上での重要な決断や設定においての場合、ハイパーレクシアII型とIII型を区別
する事が極めて重大となってくる。ハイパーレクシア III型の子たちは、典型的な”特別教育”
のクラスではうまくいかず、(学習的に合っていない)違った教育のプレイスメントが必要
となる。よって、用心深く、正確な情報に基づいた診断の経路が求められる。”

という、こちらの記事の著者であるDr. Donald Treffertの意見には大いに同意します。

II型(自閉症スペクトラム障害に伴う突出したスキルとしてのハイパーレクシア)とIII型の
区別は、これらに関して専門的な知識や経験豊かな専門家達による、総括的なアセスメント
(身体的、精神/心理的な審査)によって判断されるべきで、時には長期的な”観察”も必要と
なってくるかもしれないと思うのですが、でもDr. Treffertも、

”As it turns out, even in the absence of a diagnosis of autism, "treatment"
during that period of observation is the same- attention to sensory, social
and behavioral symptoms of concern by formal speech and language or
ABA interventions, for example, along with the "patience, love and attention"
from caring and involved parents that both Sowell and I would recommend.
In matters such as this, as in many other matters, love is a pretty good
therapist too."


と書かれているように、たとえ自閉症の診断が下りてないにしても、この”観察”の期間での
療法は(自閉症の診断がある場合と)同じで、正式な言語やABAセラピーなどの介入による
感覚的、社会性、行動面においての気にかかる症状への注意とともに、思いやりに溢れた親
からの”忍耐心、愛情、そして心使いや注目”が大切となってくるのではないかと思います。


∫の場合も当時の”Autistic-Like behaviors"をターゲットに、セラピーなり、サポートなり
の介入を続けてきたお陰で、小学校4年生の時点で学区から、アセスメントの結果によれば、
「特別教育」の基準を満たすだけの障害や困難、欠如が伺われない、とのことで、(喜ぶべ
きことかな)特別教育のプログラムから追い出されてしまいましたが。(笑)

これなんか、もろ”自閉症的行動”だったなぁ。(笑)


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現在では当時の自閉症関連の問題も解決し、強いて気なる事と言えば、チックやOCD的な
傾向くらいのもので、幼児期・幼年期とは又、違った課題を対処しているので、∫の場合は
どっちに転んでも決して、NT(Neurotypicalー神経的に定型)とは呼べませんねぇ。(笑)


(実は小学校3年生の終わりにギフテッド専門家のDr. Palmerに診てもらった時も、彼から
「自閉症は誤診だったのでは?」と言われたくらいで、(その時もすでに小さい頃に見せて
いた”自閉症に似た行動”はほぼ消えてしまっていた。)小さい頃の∫を知らないDr. Palmer
が不思議がるのも理解できました。)

でも正直言って、今となっては本当はASDだったけど、長年の集中ABAセラピーやその他の
介入によって自閉症を”回復”したのか、それともハイパーレクシア III型で自閉症と誤診され
たのか、今となっては知る由もありません。

とりあえず、最終的には当時は予想することもできなかったほどの好結果となったので、(今
は口が達者すぎて、少し黙らさせたいくらい!爆笑)親としてはこれほど嬉しいことはあり
ませんね。


最後に、Dr. Treffertによる報告書の最後の方に書かれてあった文章がとても印象的で、又
激しく同感してしまったので、書き留めておきたいと思います。

"The beginning of wisdom is to call things by their right names.”

これはこの課題に限らず、ギフテッドに関しても言えることではないかと思いました。


ギフテッドの概念や定義が一定化、標準化されていないからと言って、個人が勝手に自らの
感覚(見方、考え方)で、”ギフテッドとはこういうものなんですよ”と主観的な考えを、意
見を述べているというのとは又違った、確信的ないい方で主張してしまうと、本来の言葉や
概念など、その本質的な意味を失ってしまうというか。

そうなると、誤解や妙な固定観念、偏見なども生まれやすいと思いますし。

私自身もそうですが、情報を伝えたり、自らの意見をブログなどで唱える場合などは、言葉
の持つ意味や伝え方などにも十分、気を配り、誤解がないような発信を心がけるべきだなと
思います。


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by mathdragon | 2016-09-09 15:01 | Gifted/2e

Dr. Kaufmanの反応

少し前のこちらの記事の中でとり上げた、「Maybe My Child Is Gifted. Maybe Not.
Maybe It Doesn't Matter.」というある母親がThe Huffington Postで書いた記事がこ
こ最近、ネット上のギフテッド・コミュニティの間でかなり話題になっていました。


このオリジナルの記事に対して、ギフテッド関連のブログなどで、幾つかの反応、反論記事も
発信され、それらの中には「ギフテッドとはなにか?」と、ギフテッドの定義や概念について
の論争を(又しても!)巻き起こすような内容のものもあり、私もそれらを読んで、再度、自
分自身、色々と考えさせられました。


それらの反応記事の中の一つ(ブロガーさん)に対して、私が好きな心理学者のDr. Scott
Barry Kaufmanが、自身のサイトに更に反応記事を書かれていて、それがとても興味深い
と思ったので、リンクしておきます。

(余談ですが、彼は学生の頃LDで特別教育に所属していて、”能力や才能を持っているけど
見落とされがちな子供たち”を、独自の経験に基づいたユニークなパースペクティブから見る
ことができ、彼の洞察力に溢れた見解は、ブログの記事や研究報告書を読んでいてもとても
参考になるし刺激的です。)


ギフテッドに興味のある方、是非、読んでみてください。(英語ですが。)



この記事の中でDr. Kaufmanが、最近、私自身もギフテッドについてなんとなく感じていた/
考えていたことを指摘していたので、すごく共感してしまいました。


洋の東西を問わず、ギフテッドの概念や定義については未だ、はっきりとしたコンセンサスは
なく、個人の感じ方、考え方でそれぞれ「ギフテッド」の概念が違ってくるのもある程度仕方
がないことだとは思うのですが、私が感じていた最近の傾向として、ギフテッドの定義として
(従来のギフテッドの定義であった)知的能力や学力などの”認知能力”が軽く見られ、感情的、
情緒的な性質(OE)がメインの特徴であるかのような風潮が強くなっている感じがしてました。


もちろん、感覚的/情緒的OE(記事の中では”exquisite sensitivity to the environment"
と表現されてましたが。)もギフテッドの特徴であることは確かだと思うのですが、これらの
特徴に重点を置いた、(強調した)Dr. Kaumanが言うところのこの”新しいギフテッドの概念”
は、(完璧ではないものの)IQや学力テストなどのように客観的に測定することができない、
個人の性格の違いと同じような性質に基づいているわけなんですよね。


”From a scientist's point of view, and even from a pragmatist's point of view,
I don't know what to do with this new definition of giftedness. How do you know
what other people really feel, or how intensely they feel it? You know your own
quail, and that's it."


と、Dr. Kaufmanも書かれているように、「環境に対する鋭い繊細さ、敏感さ」などといった
個人的な感覚(主観的)な性質を、一体どうやって測定/鑑定 /判断し、個人を「ギフテッド」
だと識別できるというのでしょうか?


もちろん、親の観察や自己申告という手もあると思いますが、感覚の過敏さや感情の強烈さは
ギフテッド個人独特の特徴とは限らず、これらの特徴は認知能力とは統計的に独立した、性格
の側面的な性質であるとのことなので、ギフテッドかどうかの判断基準要因としては、難しい
部分があるでしょう。


彼自身のを含む色んな研究結果によりますと、感情的関与(affective engagementー自己の
ポジティブ・ネガティブどちらものさまざまな感情にどれだけ忠実に深く関わっているかの度
合い)もIQとの関連性が低いとのことですし、HSP (Highly Sensitive Person)テストもIQ
の結果とは関連していないようです。


私も感覚過敏なのですが、(正式には測ったことはないけど)明らかに知能はごく一般(もし
くは平均以下?苦笑)なので、ギフテッドではありませんし。


Dr. Kaufmanによりますと、これらの結果はギフテッドのコミュニティで一般的に広く認識さ
れている、”IQが高ければ高いほど、道徳観も高く、感情の深さを体験する”という考えに矛盾
するということで、その意見?認識?の信憑性に疑問を抱くといったことが指摘されてました。


確かにこれは私も前々から気になっていて、ギフテッドというのはもちろん、知的能力や学力
の高さの部分だけでなく、感情的、感覚的な分野などを含む、多方面にわたっての特徴が見ら
れるとは思うのですが、でも「ギフテッドとは」と、その傾向や特徴を説明するにあたり、客
観的に測定できる要素(IQ)をあえて無視、または軽視して、数値化するのが困難、もしくは
不可能な「環境に対する敏感さや強烈さ」とか、「道徳心の高さ」とか、「逆境に負けない不
屈の精神性」とか、「正義感の強さ」とか、「他者に対する慈悲愛の強さ」とか、「社会や
団体に対する貢献心の強さ」などなど、どちらかといえば多様性が見られる個人の性格、性質
的な要素を「ギフテッドの傾向」「ギフテッドの特徴」としてギフテッドを主観的な目で定義化
することに対してものすごく違和感を感じるし、ギフテッドと言ってもその前にあくまでも一
個人なわけであり、彼らはそれぞれの性質や性格、気質を持って生まれてきているので、ギフ
テッドでも本当に色々なタイプがいるんですよねぇ。


それはPG(IQ 145+)と呼ばれているデイビソン・アカデミーの子達を見ていてもそう感じま
すし、大昔小学校の頃、ギフテッドの認定を受け、ギフテッドのプログラムに所属していた
経験のあるパパと、∫の二人を見ていても感じます。


実際、うちのパパと∫はどちらも知能検査での数値はIQ 130以上で、(パパは大人になってか
らも検査を受けているらしい)トラジッショナルな見方でいえば、”知的能力においてはギフ
テッドの範囲”ですが、OEやその他の性質的、精神的な要因においては二人ともかなり違いが
あり、知的能力(IQの数値)でいえば∫の方がパパよりも断然上なのですが、パパの方が感情
的OEが強烈で、まさに”世の中を生き難いタイプ”で、性格や性質が違えばここまで見方や感
じ方、行動なんかも変わってくるものか?などと思ったりします。


だから主に性格や性質的な特徴などの主観的なもので、「ギフテッドとはこういうもの」と
定義や概念を主張するのはどうかな?と思うわけです。


そして、「IQや学力が高くてもギフテッドであるとは限りません」という主張も、こう言った
感情の強烈さやその他の特徴がなかったらギフテッドじゃないの?それは何を根拠に言って
いるのか?ターマンによる元々のギフテッドの定義はIQが基準だったはずだけど、いつから
それだけではギフテッドではないと変わったの?」と聞きたくなってしまいます。

実際のところ、ギフテッドの定義が定まっていないことから、個人それぞれが自分の見方や
考え方で捉えた「ギフテッドの概念」を唱えたり、受け入れたりすることになるんでしょう。


だから個人的にはこの、


"Look; I don't have the answers by any stretch of the imagination. I do believe
that giftedness matters. But if the field of gifted and talented education truly
wishes to broaden conceptualizations of giftedness beyond academic
achievement, or even cognitive ability as measured by IQ test, it won't hold
water to say things like: "the gifted child lives and experiences life more
intensely". There is indeed a way of scientifically operationalizing this hazy
definition, but I should hope that if we truly care about supporting exquisite
sensitivity to the environment, as well as any other dimension of giftedness,
we could do better to define the terms, define the measurement, and define
the interventions, so that we can give help to the specific population of
children who would really benefit from the support."

(Does Gifted Matter?より抜粋)


というDr. Kaufmanの言葉に私も大いに共感したというわけであります。


ところで、この記事のコメントのセクションがめちゃめちゃ興味深くて面白いので、(特に
Edward Spiegelという方のコメントが、ギフテッドの子を持つ親の気持ちを本当によく理解
していて、(そうなの、そうなのよ〜!)とうなづきながら読みましたよ。)できればそちら
の方も是非、目を通してみてください。


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by mathdragon | 2016-09-02 17:07 | Gifted/2e

子供が学校へ行きだしたら考えも変わるって〜!

何やら又してもこのような、”アンチ・ギフテッド”のセンチメントがたっぷりの記事がネットに
浮上していて、オンラインのギフテッド・コミュニティの間で物議を醸しているみたいですねぇ。



こういうギフテッドや、ギフテッドの個人が抱える課題について何もわかっていない人が、自ら
の”無知さ”に気がつかず、こういった意見を唱える度に、ギフテッドの子を持つ親はそう言った
人達の誤解や歪んだ事実、思い込みを訂正したり、啓蒙したりしなければならないので、本当
に(精神的に)疲れるんですよねぇ。(はぁ)

(もう、時間とエネルギーの無駄!)

この方、記事内に、

”Frankly it would seem unfair to me to treat one kid differently than the other
based on any perceived notion of intelligence and "giftedness."

と、書いてますが、これはまず第一に”子供はどの子も皆同じニーズを持つ”という前提をもと
にして見ているからこういった考えになるんじゃないかと思うんです。


実際、彼女はこの記事の中でも

"Every child is gifted and talented.”

と、太字で強調して主張してましたし。(笑)


でも実際には子供にはそれぞれ独特の”ニーズ”があり、(障害児、定型時、ギフテッド児、
2E児など)それらを考慮に入れず、どの子も同じように扱うという方が(彼らの個々の
ニーズを満たしてあげられないので)”unfair"ではないかと思うんですがねぇ。

アメリカ人の中でも、"equality"と"equity"という2つの言葉の違いをきっちり把握していな
い人もいるようですしね。

ちなみにこの2つの違い。

”Equity and equality are two strategies we can use in an effort to produce
fairness. Equity is giving everyone what they need to be successful. Equality
is treating everyone the same. Equality aims to promote fairness, but it can
only work if everyone starts from the same place and needs the same help.
(中略)But not every starts at the same place, and not everyone has the
same needs.”


Justiceより)


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ギフテッドの子には”perceived notion"などといった主観的な概念ではなく、(客観的な
方法で測ることもできる)”知的、教育ニーズがあるのは明らかだと思うのですが、中には
それが見えない(見ようとしない)人もいるんでしょうかねぇ。

そしてそれは知的、認知的な分野だけでなく、社会・感情的な分野においての特別なニーズも
存在するわけで。

ギフテッドのことをよく理解していない人には、そういう点も理解しにくいのでしょうね。


ちなみにこのオリジナルの記事に対しての反応(反論?)記事が興味深かったので、参考とし
てリンクしておきますね。






彼女のお子さん達はまだ学童期に達していないので、(上が3歳で下が1歳)ギフテッドの子の
教育面や学習面に関わる苦労や、集団生活の中で経験する社会的・感情的な課題、問題なども
直面してないから、そういう事が簡単に言えるんですよ〜。

ギフテッドであるということは、知的やアカデミックな部分だけではないと言うのを知った上
でこのようなことを書いているのだろうか?と思ってしまいます。

でもこの方、子供が大きくなって、学校へ行き始めたら又、考え方や感じ方も変わるって〜!

(もちろん、もし彼女のお子さん達が実際に”gifted"だったらの話ですが。)


子供が学校へ行き始めて、実際に”現実の課題や問題”に直面し、ギフテッド(我が子)の支援
が必要となった時に、「厳しい現実」や「事実」を思い知らされるんじゃないかと思いますね。

その時になって、今度は自分がギフテッドに関する苦労を知らない他人が、

”Every child is gifted and talented!」

などと言っているのを聞いたりすると、

(…う〜、こいつ、何もわかってないくせに何をぬかしやがる〜!)

と、思いっきり頭をどつきたくなると思いますよ。(笑)


とりあえず、英語ですが、興味のある方は是非読んでみてください。

そしてできればページの下の方にある、この記事に対して送信されたコメントの数々も読む事
をお勧めします!

ギフテッドに関して参考になる意見や情報が含まれていて、とても興味深いです。


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by mathdragon | 2016-08-25 15:55 | Gifted/2e

SlideShareのギフテッドについてのプレゼンテーション

こちら、LinkedInのSlideShareというサイトで、ギフテッドやギフテッド教育に関
する様々なプレゼンやスライドなどが見ることができ、ギフテッドについての概要的
な情報を探している方には参考になると思うので、シェアしますね。

英語のサイトなのですが、プレゼンの内容は箇条書きでとても簡潔にまとめられている
ので、比較的わかりやすいのではないかと思います。

上の方にある”Search"に"gifted" "gifted education" ”gifted children"などのキー
ワードを入れると、色々とたくさんのプレゼンテーションが出てきますので、トライして
みてください!

以下、サンプルとして、幾つかをリンクしておきましたので、興味のある方は是非、
チェックしてみてください。

(ギフテッドに限らず、興味のある分野を探索してみると色んな情報が見つけられ、
面白いです!)


私はこのスライドの挿絵として使われている、Gary LarsonのThe Far Sideが大好き
なんで、見ていて思わず嬉しくなってしまった。(笑)


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教育者に是非、知ってもらいたいですね。


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by mathdragon | 2016-08-21 14:16 | Gifted/2e

Helping Gifted Kids Cope with Anxiety and Depression

∫のanxiety(不安感)に関して色々調べていて見つけた資料が参考になったので、ここで
皆さんともシェアしたいと思います。

以下がその情報のリンクです。


(ところで、maiさん、ここでも”scaffolding"のコンセプトが出てきてますよ!笑)


又しても英語の情報で(英語の苦手な方には)本当に申し訳ないのですが、でも比較的分
かりやすい英語で、箇条書きに書かれているので、理解しやすいのではないかと思います。

(最近、日本語に訳する暇と気力がなくてごめんなさい。汗)

ギフテッドの子達は一般よりも不安感や鬱を感じやすいとも言われているので、これらの
情報を把握しておくと、いざという時に対処しやすくなると思います。

できるならばそう言った状態には陥らないでもらいたいものですが…

お陰様でここ最近の∫はかなり不安感が減少し、以前の笑顔とおしゃべりが戻り、それと
ともに私自身の不安感も落ち着いて行っております。(苦笑)


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by mathdragon | 2016-08-17 15:43 | Gifted/2e

ふぅ君ママのブログ

昨日に引き続きまして、又もやギフテッドチャイルドの子育を綴ったブログの紹介です。



このブログを書いてらっしゃるりかこさん(ふぅ君のママ)は、私が2010年にブログを書
き始めてからすぐにコメントを頂き、それからお互いのブログを訪問しあって交流させても
らっていたので、なんと(ネット上で)知り合ってからもう6年にもなるんですねぇ。

そのりかこさん、今回、新たにブログを新設し、ギフテッドである息子さんのふぅ君(新し
いブログではF君と呼ばれてます。)について綴られています。


私が一番最初のブログ、「あーちゃんはmath kid」を書いていた当時、確かふぅ君は小学
校2〜3年くらいの頃だったと思うのですが、そのふぅ君も今や中学2年生だそうで、何度
もしつこいですが、月日の流れが経つのがとてつもなく早く感じてしまいます!


当時もりかこさんのブログでふぅ君の様子や学校での体験、特にふぅ君が小2の時の担任の
話を読んでいると、(もうまさに学校残酷物語!って感じでホラー映画にでもなりそうでし
たよ!💢)ふぅ君が可哀想になったり、心配したり、そして担任に対してはイライラしたり、
とてつもない怒りがこみあがったりと、私も一緒になって気持ちがローラーコースターのよ
うに⤴︎⤵︎したものでした。


ギフテッドの概念を理解していない先生に当たると、ギフテッドの子の学校生活はまさに
地獄にもなり得るわけで、ふぅ君の辛かった思いを考えると、ギフテッドの子たちがこう
いった思いをしない為にも、日本でも社会一般、そして特に教育関連に携わる者たちに、
ギフテッドや2Eの情報を広め、理解を深めていくべきだと思いますね。


りかこさんのブログは、ギフテッドのお子さんをお持ちの親御さん達だけでなく、学校や
塾の先生、またその他の習い事の指導者や心理士、カウンセラーなど、子供と関わる職業
の人達に是非、読んでもらいたいです。


自分では気がつかないうちに、もしかしたら子供に対して(いじめ、虐待とまではいかな
くても)不当な扱いをしているかもしれず、こう言った子供の体験談を読んで初めてハッ
と気がつく場合だってあるかもしれませんしね。


そして、私も最近のふぅ君(F君)の事も気になって、ふぅ君がどうしているのかとても興
味津々なので、りかこさん、これからもこの新しいブログを読むのを楽しみにしています。

しばらくの間、コネクションが途切れてましたが、これを機会にまた、これからも引き続
きどうぞよろしくお願いします。


(それにしても最近、急に昔からのつながりで又、ギフテッドチャイルド育児関連のブログ
が増えて嬉しいです! 皆んなで日本にギフママの輪を広げていきましょうね!)


あっ、それからこれは本当にどうしょーもなくどうでもいいことだと思うのですが、この
私の新しいブログが始まって以来、あーちゃんの事を∫と改めて呼ぶことにした為、私自身
も∫ママとしてましたが、昔からの人は私のことは”あーちゃんママ”と呼び慣れていること
でしょうから、以後、∫ママではなくて、以前のあーちゃんママに戻ります。(笑)

というわけで、皆さん、又、どうぞ”あーちゃんママ”って呼んでくださいね!010.gifキショい


ただ、∫はもう”あーちゃん”って年齢でもないので、(今は無精髭生やしたむさいおっさん!)
このままブログでは∫とします。

では、皆さん、良い週末をお過ごしください。


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by mathdragon | 2016-08-06 11:06 | Gifted/2e

ぼんちゃんママ復活!

私が「あーちゃんはmath kid」時代からずっ〜〜と仲良くさせてもらっているブロ友の
ぼんちゃんママ(ぼん母さん)が、この度新しいブログを開設され、ブログ活動を再開
されました!

こちらがそのブログであります。



ぼんちゃんママとは長年お付き合いさせてもらってましたし、私もぼんちゃんのことは
ママさんの最初のブログやその他の繋がりを通して色々と様子を見させてもらって、い
つもとても気になっていたので、これからも更にぼんちゃん&ママさんの様子がブログ
で伺えることができ、とても嬉しく思っています。


(ぼんちゃんママさんはまったり引きこもり主婦の私と違って、いつもお忙しそうなの
で、ブログの更新の方はあまり無理せず頑張ってください。でもそれなりに楽しみにし
てます。笑)


ブログを読んでいただくとお分かりだと思うのですが、ぼんちゃんママが思うところでは、
どうやらぼんちゃんは(うちの子と同じく)2Eではないか?という事で、ギフテッドの
子たちも色々と課題があって大変なのですが、2Eの場合はそれプラス、それぞれ独自の
特殊な課題に取り組む必要があり、まさにハンドフルで山あり谷ありの子育てであります。


ちなみに、日本で出版されているギフテッド関連の本の一つに、2E(2倍例外的ケース)
というのは”ギフテッドの才能を示す分野において、一つだけに限らず、2つ以上の分野で
高い能力を持つ子”と定義されているみたいですが、これは明らかに間違った情報ですねぇ。
2Eの一般的な定義は「ギフテッド(高い能力や才能を持つ)でありながら、同時に発達障
害や学習障害、その他の障害を重ね持っている場合を指します。


うちの∫の場合は(診断済みの)ASDと、(正式には未診断だけど学校ではほぼ確定的と
見られていた)ディスグラフィア、軽い学習障害の併合で”2E”となります。


幸い、それらの問題や課題も小学校から中学校の間に集中的に対処したせいか、高校生の
現在では総合的に見ると、全ての面において向上し、時折、浮上したマイナーな問題を微
調整する程度になり、やれやれというところですが。


ぼんちゃんの場合、アスペルガー+ADHD+ディスレクシアの診断を持つということで、これ
らの症状の対処法や対策などもそれぞれがユニークであることから、本当にとても複雑な
コンディションと言えるでしょう。


私の場合はなんだかんだ言っても(特に障害に関しては)アメリカに住んでいるという事で、
(法的に保障されているので)療育やサポートなどのサービスも得やすかったですし、ギフ
テッドに関してもまぁ、まだそれなりにリーズナブルなサポートを得る事が出来たので幸運
だったと言えるのですが、日本の場合、まだまだ社会的にもギフテッドや2Eについての正
しい知識や情報、理解が広まっていないことから、それらのお子さんを抱える親御さん達に
とってはまさに、まだまだ”uphill battle"と言えるんじゃないでしょうか。


中には”ギフテッド”や、”2E”なんて言葉も聞いたこともなく、学校の教育者や心理士など
でさえ”えっ?なにそれ?”って感じの状況下で、誰にも助けを求められず、真っ暗闇の中
で途方に暮れている親御さんたちもかなりいらっしゃるのではないかと思います。


それらの方達にとっては、私たちのような子供についての情報や自分の体験談をシェアし
たり、たまには役に立ちそうなギフテッド・2E関連の情報をアップしたりしているブログ
を読むことにより、真っ暗闇だった世界に一筋の光が見えるきっかけとなったりすること
もあると思うのです。


だからできるだけこう言った話題はもっともっと日本でも拡まって行って欲しいと思い
ます。

こういうトピックの記事を発信していると、時には嫌がらせや批判的なコメントも受ける
こともありますが、でもそれらを気にしていたら前進できませんしね。


あらゆる分野(知的、学業、社会、感情面 etc)で個人に合った支援が必要なギフテッド
・2Eの子供達というのは、”ほっておいたら(時間がたったら)自然に問題が解決した”
というふうにはならないと思うので、親としては自分の子供のissuesや本質を認識し、真
っ向から課題や問題に取り組んでいくよりないです。

そしてそれは早ければ早いほど効果的だと思いますし。

すぐには結果は見られないかもしれないけれど、でも働きかけることによって”種は植え
られた”わけですので、まずはその部分が大切ですね。

というわけで、ぼんちゃんママ、新ブログの更新をこれからも楽しみにしています。

あっ、それから、ぶろぐ村の「ギフテッドチャイルド育児」、「2Eチャイルド育児」の
カテに戻ってきていただき、そちらの方も嬉しいです。

これからもどうぞ宜しくお願いします。


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by mathdragon | 2016-08-05 12:30 | Gifted/2e

個人のニーズにフィットした教育=ギフテッド教育

いつもネットで仲良く(*^o^)乂(^-^*)バディバディさせてもらっているブロ友のmaiさん
が、少し前の私のこちら、そしてこちらの記事に出てきた話題について、ご自身の体験や
詳しい情報(内情)、そして深い考察などをとても簡潔に要点をまとめてご自分のブログ
に書かれていて、それらがすごく参考になると思ったので、リンクさせていただきます。


(maiさん、いつも役に立つ貴重な情報を発信していただきありがとうございます!)


ビザに関する情報は私も頭に全く浮かばなかったので、とても参考になりました。

(私が留学したのは9/11以前の事だったので、今とは状況がかなり違ってた。)


私もここ数年の間、個人的にmaiさんの苦労や悩み、絶え間ない努力などをずっと見てき
ていたので、maiさんの息子さんが現在、満足のいく教育環境/設定を見つける事が出来て、
私もとても嬉しく思っています。

でもこのサクセスの背後には、maiさんの並ならぬ努力があった故、というのを忘れては
ならないわけであります。


そしてmaiさんも記事の中で指摘されてますが、一口に”ギフテッド”と言ってもその個人
一人一人によって、能力を発揮する分野やレベル(MG, HG, PG)なども違い、当然、学
習ニーズも違ってくるでしょうし、それだけでなく、個人の性格や各家庭の様々な事情、
教育理念や方針などの違いと言った要素も考慮に入れると、(例え学区や学校でどんな
素晴らしいプログラムが提供されていたにしても)結局のところは”本人に適しているか?”
という部分が重要なポイントではないかと思います。


∫の場合もカリフォルニアの公立学校で出来る限りの融通を利かせてもらったものの、最終
的には学校側のポリシー以前の、物理的な面で限界があった為、(その学校では∫の数学の
レベルに対応出来るクラスや教員がいなかったなど。)結局、ホームスクールをすること
になったり。


又、地元ではかなりアカデミック、特に理数系に力を入れているSTEM系のチャーター
スクールへ行っていた頃も、最初の2年ほどは学校側もかなりの範囲で私たちの要望や∫の
学習ニーズに応じてくれ、まずまず満足の行ける状態ではありましたが、(学校の支援や
アコモデーションのお陰あってか)∫の知的発達のスピードが更に加速され、そこでも結局
はまだ中学生の時点でその高校が提供している最高レベルの数学のコース(AP Calculus
BC, AP Statistics)なども全て習得してしまっていたので限界を感じ、最終的には又、
別のオプションを探し求めなければならなかったりしましたからねぇ。


ギフテッドのレベルの問題だけでなく(こう言う言い方をすると誤解をする方もいるかも
しれないので言っときますが、私は別に子供の知的レベルに対して差別的に区別して”レベ
ル付け”をしようとしているわけではなく、ただ単に、あくまでも”教育支援”の視点から見
たdifferentiationの意味で言ってます。MGの子とHG/PGの子が、同じクラスで同じ学習
内容や指導を受ける事は、どちらのレベルにとっても非効率的、非効果的であり、彼らに
とって最適な設定であるとは言えないのは事実なので。)学習環境に関しては、その子自
身の性質や特質的な部分の考慮もとても大切になってくると思うので、やはり最終的には
全ての面において、その個人のニーズにフィットした教育が(その子の)”ギフテッド教育”
となるのではないかと思います。


だからそういったカスタムメイドのギフテッド教育は、国や場所に関係なく、親や(理想
としては)教育関連者などが設定したり、作成していくことができると思うのです。


日本にいたって、言語(英語)が問題でないのであれば、maiさんのご家庭のように、
アメリカの私立のオンライン・ギフテッドスクールを受講するという手もありますしね。


又、ネガティブな話を持ち出すわけではありませんが、現在のアメリカの教育事情とし
ては、必ずしもギフテッド教育やギフテッドの子達が満足している状態でないのが現状
だったりします。

こんな感じで。



”For years, teachers have operated under the assumption that gifted
children--the tiny group smarter than 99.99 percent of their peers---
need and deserve less attention than the kids in remedial classes.
When the research team looked back at Stanley's original assessments
of classroom dynamics, they found that teachers more or less ignored
gifted children, instead teaching to a one-size-fits-all curriculum that
created to the lowest common denominator."


"It still happens today. A 2008 report found that the controversial No
Child Left Behind Act of 2001 indeed helped low-achieving students
rise to meet a more rigorous load, but shifted teachers' sights away
from the gifted kids, who seemed capable of helping themselves stay
on track."

(America Hates Its Gifted Kidsより抜粋)


これはアメリカでギフテッドのお子さんをお持ちの方だったら、経験したり感じたり
した方も少なくないと思うのですが、子供が仲間よりも顕著に秀でたレベル(PG)の
場合など、特に当てはまるのではないかと思います。


一般の学習カリキュラムにそぐわないギフテッドの子達は、学力レベルの低い生徒を
せめて平均値に引き上げようと、そちらにフォーカスを向けてしまっている先生達に
無視され、ほったらかし状態だったりってことも少なくなかったりしますしね。


尚、話をオンライン学習に戻しますが、アメリカにはギフテッドやhigh ability、ad
vanced learnerなどを対象としたフル/パートタイムで入学できる教育機関もかなり
豊富にありますし、例えばAoPSのように、数学やコンピューター・サイエンスに特化
した機関もあるので、それらを利用するのも一つオプションではないかと思います。


*ちなみにこちらのページにその他のオンライン学習機関のリンクがリストアップ
 されてますので、興味のある方は覗いてみて下さい。



∫の場合も「大学で数学のクラスを取ることができるように」というのを第一目的として
(時間がフレキシブルなので)学区のオンラインスクールを利用していますし、もちろん
この形式(Dual Enrollment)にしても、州や学区によってそれぞれ規定が異なるので、
プログラムを実施している学校もあれば、やってないところもあり、やっていたにしても
参加資格は11、12年生のみ!などの制限もあったりして(うちの学区がそうだった。)
そこから又、交渉に交渉のバトルが始まるわけなんですよね。

ちなみにこちらがネバダ州のDual Enrollmentの資格


a0332222_05304470.jpg



まぁ、でもmaiさんも、

”規則があるのに意外と柔軟(だからダメ元でなんでも交渉してみる価値あり)”

とおっしゃってたように、アメリカは”規則は曲げられる為に設定されてる”みたいなとこ
もあったりして、交渉してみると結構簡単に折れてくれるとこなんかもあり、その柔軟性
は大いに評価すべきですね。(笑)


最終的には∫の場合も、(ダメと要望を拒否する可能性が高かった)学区よりも直接、大
学側と交渉して入学を認めてもらい、高校入学した時点(9年生)でDual Enrollmentを
なんとか学区にも認めさせた認めてもらった(笑)ので良かったですが。

(”できちゃった婚”ではないですが、”もう大学に入学しちゃったからその単位認めざる
を得ない法”的戦術?爆笑)


長年、ギフテッド関連のアドボカー活動をやっていると、ある程度”交渉術”や戦略法”も
身についてきますね。(笑)


長くなりましたが、キーポイントとしては、こちらのmaiさんがおっしゃってるように、


”アメリカに住んでいてもギフテッド教育が受けられるわけでもないので

やはり個人で柔軟に道を開拓していくしかないかなと思うのでした。”


と、”個人で柔軟に道を開拓していく”という部分が大切ではないかと思います。


ちなみにこれはアメリカ全体の事を言っているのであって、もちろん州や学区、個々の
学校、地域によって素晴らしいギフテッド教育が受けられるところもあるでしょうから、
その事実もdismissすることなく、やはり個人でしっかりとリサーチしたり、周りから
情報収集をするなりして自らで判断して決めることが大切ですね。


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by mathdragon | 2016-07-25 10:27 | Gifted/2e

NAVER まとめ見てびっくりしたー!(゚д゚)

何気にネットで見つけた、


というNAVER まとめのページに目を通していて、その2番目のページを読んでいってると、
(*゜-゜) 各国のギフテッド事情のアメリカの部分に私の一番最初のブログ、「あーちゃん
math kid」がリンクされていてびっくりしたー!!!

知らんかったー!

I'm honored.であります。 (;^◇^;)ゝ


ギフテッドについてのまとめのページに私のブログをリンクしてくれてるのはとても嬉しい
のですが、ただ、私のブログってギフテッド以外にも家族のドタバタ劇や、私の奇妙な趣味
の話、あれこれとただのつぶやき、愚痴などの記事も多い為、リンクしていただいたはいい
ものの、ブログを訪れた方は、(ギフテッドの情報を追い求めてきたのに、なんやねん?
このブログ!)っと、がっかりされるかもですねぇ。(苦笑)


どうせなら、現在のこのブログを含む私の3つのブログから、ギフテッドの情報のみを集結
している「アメリカのギフテッド&2e情報」のブログの方をリンクしてもらいたかったかも。

(こちらのブログにはギフテッドや2eに関連した記事のみが、現在の時点で約260件ほど
収められていますので。)


このまとめを作成されたspeedganganさん、もし万が一、この記事を読んでいただいてい
たなら、このギフテッド関連記事のみを発信している「アメリカのギフテッド&2e情報」
の方へリンク先を変更してもらえれば大変嬉しく思います。(笑)


(「あーちゃんはmath kid」にあるギフテッド関連記事も全てそちらの集結ブログの方へ
含まれていますし、あーちゃん…の方のブログはこれからも記事を更新することはないの
で、新しい情報は追加されないでしょうから。)


それにしてもこのまとめのページ、よくリサーチされて作成されたなと感心してます。


あと、こういうギフテッドに関する記事なんかも見つけましたよ。


そしてこんなのもありました。



この記事でいう「天才児」って、ギフテッドのことを指していると思うのですが、個人的
にはギフテッドの子を「天才児」と呼ぶのには抵抗があるなぁ。


日本では、記事や本のタイトルとかでもやたらに「天才」や「天才児」って言葉を使って
いるのを見かけますが、ギフテッドと天才とでは、かなりニュアンスが違う感じがするの
だけど…

私がこだわり過ぎているだけなのかもしれないけど、どうも気になってしまう。

何はともあれ、日本でも徐々にこう言ったギフテッドに関する情報が増えてきているよう
なので、とてもいいことではないかと思います。


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by mathdragon | 2016-07-24 13:11 | Gifted/2e

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