アメリカに住む17歳の数学少年∫の毎日の出来事や思い出などを綴っています。念願の大学へ進学する為、6年半住んでいたネバダ州から古巣のカリフォルニアへ帰って来ました。


by あーちゃんママ

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

先生、ほんまですか〜? 

先日、今学年度に入って初めて∫のオンラインスクールの進み具合をチェックしていたところ、ほと
んどのクラスが全体で98~100%と、Aの成績を維持していたにもかかわらず、Speech & Debate
のクラスだけが80%くらいとなっていました。

∫はこのクラスの課題もきちんと提出していて、本人は先生からのそれらのフィードバックもとても
ポジティヴなものが多いと言っていたのに、そのわりには低い数値(成績)にちょっと驚いて、∫
に尋ねてみたところ…

「あっ、それね!僕もおかしいと思って先生にメールで問い合わせたらすぐに返事が返ってきて、
どうやら先生、僕のスピーチに感動して、評価(数値)をインプットするのを忘れてたらしく、
0/100(0点)となってたので、それで全体の数値(成績)がいきなりガタンと落ちていたみたい
だよ。でも、すぐに訂正してくれたので、また、元の通りの成績に戻るはずだよ!」

と説明してくれました。

こちらが∫の問いに対する先生からの返信メール。

a0332222_00481231.jpg


この先生からのメールを読んで、一体、どういう課題(テーマ)のスピーチか気になり、∫に聞い
てみたところ、

「自分の好きな教科と、どうして好きなのかその理由を説明するスピーチ。」

って言うじゃないですか!

えぇ〜?そんなごく普通のありふれたテーマ??? ”inspired"とか、 "cried"とか書かれてい
たので、何やらもっとシリアスなテーマ(自分の人生の中での苦境や困難、そしてそれらをどう
克服したか?など)かと思ってたら、”自分の好きな教科?”って?

先生、そのリアクション、ちょっと大袈裟過ぎません〜?泣いたって、ほんまですか〜?(¬、¬)
って思ってしまいましたよ。(笑)


で、一体、どんな内容のスピーチだったのか、∫にその下書きを見せてもらったところ、おぉぉ!
なるほど〜!確かにこれはなかなか美しい文章で感動するのも理解できるかも?と思いました。

(私は下書きの部分を読んだだけで、∫のスピーチの部分は聞いてないのですが、それらの文章に
感情的なトーンや表現を追加したスピーチは、もっと感動的だったのかも。)


文章が結構、長いので、ここでは全ては載せませんが、私自身も読んでいてちょっぴり心が切な
くなった部分を少しだけ抜粋します。


以下、∫の「好きな教科&その理由」のスピーチより。


As a young elementary schooler, however, I didn't find myself as entertained
by math - the subject, not the study - as before. In all honesty, I found myself
uninterested in what the classroom had to offer. This disinterest only grew
worse later on, and I knew that I would only be wasting my potential. By the
time fifth grade rolled around, I had decided to chart my own path of
mathematical discovery by putting myself into homeschooling.


In sixth grade, I made my first leap into the world of competition math. This
was a completely different animal than the math I was learning in school.
Indeed, I was finally being challenged! I was no longer acing every test,
slumping in my chair in class because I was intellectually unstimulated. None
of that was in my new world. Single-handedly, my math club coach had led me
towards the light, as I began to ascend into a realm where my dreams could
finally come true. It was then, and only then, that I realized that no one was
actually stopping me from advancing in math at my own pace. There was so
much more to learn - but I never capitalized on it until the day I enrolled in
university math classes. There, I began to appreciate math in the classroom
again, for I was challenged and stimulated.


こうやって下線の部分を読んでいると、小学校時代の∫がいかに数学の授業に退屈を感じ、自分の
ペースで学べなかったことに不満を抱いていたか、改めてよくわかります。


6年生の頃に最初のメンターである数学クラブのコーチと知り合って、MathcountsやAMCなどと
いった、”problem solving"タイプの数学に出会い、やっと知的な刺激やチャレンジを得ること
ができ、暗闇の中で希望の光を見つけた、などの節を読んでいると、∫の当時の苦しみや痛みが伝
わってきて、先生だけでなく私まで泣きそうになりましたよ〜。(涙)


"... I realized that no no one was actually stopping me from advancing in math
at my own pace."

という部分など、当時の∫が、周り(学校、先生)が∫の教育に支援的でなく、「自分のペースで
学ぶ事ができない」と感じていた事がよくわかり、本当に切ない気持ちになります。


ここから記事のタイトルと内容やトーンが少し変わってくるのですが、この話題が出たところで
ついでに、私の気持ちを綴っておきたいと思います。


事あるごとに、私は「権利だなんだと主張し、自分の子供を特別扱いして欲しいと要求する自分
勝手な親」と叩かれるのですが、でも、親として、子供が精神的に苦しんでいて、明らかに知的、
社会・感情的な成長の妨げになっているのを認識しながら、それに対して何もせず、子供の苦し
みをただ黙って見ている親がどこにいるというのでしょうか。


私は自分の子供が特別な教育のニーズがあるから、(ギフテッドの子に特別な教育ニーズが存在
するのは、アメリカのギフテッド教育関連の世界では、ごく一般的に認識されている考え方です)
学校側と協力しあって、それらのニーズを満たそうと、できる限りのことを尽くしているだけで
あります


∫に特別なニーズがあるからといって、GATEプログラムが存在しなかった∫の昔の小学校(学区)
に対し、「うちの子には特別なニーズがあるので、うちの子の為に特別な枠を作ったり、特別扱
いをしてくれ」と要求したことなど一度もありません。


私が学校や学区との話し合いで提案したことといえば、算数のクラスの間は、∫をリソースルーム
や図書館へ送り、そこでコンピューターを基にした(∫のレベルにあった)オンライン学習をした
り、(もちろん、必要ならばその費用は私たちが負担しますとオファー)クラスに空きがあるな
ら(∫のレベルのクラス)に科目飛び級として参加させてもらったり、と、学区にしても費用的に
余計な負担がかからず、他の生徒にも”迷惑にならない”方法だったので、∫が∫に適した教育を受
けるにあたり、他の生徒が犠牲になったり迷惑がかかったりするようなことはありませんでした。


(実際、現在の学区でも∫は一般のGATEの枠でのプログラムには適しないので、個別のギフテッド
アドバイザリーという形で、∫にあった独自の特別のプログラムを作成してもらっているのですが、
それでもDual Enrollment(大学のクラス)の費用は学区ではなく、全て自己負担で、この秋学
期だけで15万以上学費を払ってますし。)

(本来ならば∫に適したレベルを何らかの形で提供しないといけない学校、学区側も、そのことに
ついて申し訳なさそうにしています。)


だから私にしてみれば、「自分の子さえ良ければ…」といったニュアンスの批判が本当によくわか
らないのであります。


私としては、時には(私達もきちんと税金払っていて、公立なのだから、∫も他の生徒達のように
無料でGATEのサービスが受けられるはずなのに、一般的なプログラムサービスの枠に当てはまら
ないばかりに、教育費(大学の学費)をこちらが負担しなければならないなんて不公平だなぁ。)
と思ったりすることもないわけではありませんが、親としては子供の発展、幸せが最終的な目的
なので、長い目で見て、子供にとって利益になることを見極めて行動するべきだと思うのです。


鼻息荒く、自分の権利を主張して、学区や学校との関係がこじれてしまい、それが何らかの形で∫
に不利に影響することにでもなれば、せっかくのアドボカシーも全くの逆効果になるということ
くらい十分、認識してますので。


目先の些細な課題に囚われ、長く広い範囲で見たゴールや目的が、効果的に遂行されなければ何
の意味もないわけですから。


だから学費の自己負担も”目先の些細な課題、犠牲”と捉え、学区に理不尽な要求などするような
事もしていませんし。

ただ私は親として、他の子達に与えられている教育の機会を、同じように∫にも与えてあげたいだ
けなのであります。


皆が新しい事を学べるのに、∫だけ一人その場で足踏みし、学ぶ事に対しての情熱を失って、知的、
学力、精神面での成長、発展の妨げになるというのは、ネグレクトだと思うのです。


小学校の時など、∫は算数のクラスで学ぶ全ての内容をすでにマスターしていたので、先生は∫を
TA-Teacher's Assistantと任命し、クラスの子達の指導の担当に課してました。先生は子供にこ
んな”重要な役”を与えたのだから、親は親自身の”エゴ”や”優越感”がくすぐられて文句を言わない
とでも思ったのかもしれませんが、もちろん、たまにやるにはそれもいいでしょうが、丸1学年、
他人の学習補佐のみに回り、自分自身は新しいことが何も学べない状態に置かされることが、子
供の知的発達にとっていいわけがありません。


私はそういった”∫にとってプラスにならないこと”を指摘して、∫も他の子たちと同様、”新しい事”
を学べるように、その機会や対策などを提案したりして、∫のサポートに励んだだけなのです。

それがなぜ、”自分の子だけ特別扱いをしてもらうように要求する自分勝手な親”となるのか理解
できません。

(∫が自分に適した教育や学習の機会を得ることによって、他の子達が損をする、被害を被るなど
ということはないはず。)


正直、私は親として、”∫の教育ニーズ、学力発達”云々よりも、”∫の心のケアやハピネス”の方をま
ず、第一優先としていて、それらを達成する為には、∫の教育ニーズを満たしてあげることが必要
不可欠な要因で、一番手っ取り早い方法ということを認識しているので、それら(教育ニーズの
アドボカシー活動)に一生懸命、働きかけているといった感じでしょうか。


(∫の場合は”数学を含めたあらゆる分野の学問の追求”に幸福を感じるタイプなので、私もそちら
方面のアドボカシーに励んでますが、子供によって、音楽や芸術、文学、ドラマ、スポーツなど、
個々の関心、得意分野と、その目的や働きかけも様々でしょう。)


ボトムラインとして、何度も繰り返しますが、私のアドボカシー活動は、親として「子供が心身
ともに健全な成長を遂げ、幸福な人生を送る為」にしているわけで、他のお子さん達と同様、∫も
”どの個”にも与えられるべき教育の機会がきちんと得らるように、私が確認して働きかけている
だけなのであります。

(それとも、うちの”個”だけは例外なのでしょうかねぇ。)


まぁ、私がぐだぐだ言うよりも、∫の文章から直接、本人の思いを読んでいただいた方が、よっ
ぽど説得力があるのではないかと思います。


いつもブログを訪問頂きありがとうございます。

ランキングに参加しています。
お帰りの際、下のバナーを押して頂けると更新の励みになります。
    ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 子育てブログ ギフテッドチャイルド育児へ

[PR]
by mathdragon | 2017-08-20 04:06 | High School

カテゴリ

Introduction
∫の世界
∫の作品
Math (数学)
Gifted/2e
Japanese
High School
School Clubs
Tutoring/Mentoring
Academic/EC Records
University (UNR)
Community College
アメリカの大学受験
Life Skills
Driving Practices
発達障害
教育・学習
脳科学・心理学
育児
Memories
Resources
Family
Family Outings
Outdoor Activities
∫パパ
日々の出来事
シニア大学生の準備
その他の学習
英語学習(目指せC2!)
私の事
風景・空模様
Wildlife
Favorites
Miscellaneous
テレビドラマ・映画
なんとなく思った事
意見の衝突など
ちょっとした情報

最新の記事

今までどうもありがとうござい..
at 2018-06-30 18:09
♪California, H..
at 2018-06-28 18:53
とりあえず生きてます…
at 2018-06-25 05:18
∫の4歳の時の作品集
at 2018-06-21 10:25
∫の学校、最後にずっこけ〜&..
at 2018-06-20 12:54

以前の記事

2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
more...

フォロー中のブログ

あーちゃんはmath kid
あーちゃんは数学のギフテッド
アメリカのギフテッド&2e情報
Brilliant Chaos

外部リンク

記事ランキング

メモ帳

にほんブログ村 子育てブログ 2Eチャイルド育児へ

夕焼け・朝焼け、雲などの空模様の写真満載の私のもう一つのブログです。
Mystica Caelum

アメリカのギフテッド教育、主にレンズーリ教授の提唱する全校拡充モデル(SEM)について紹介されているブログです。
EmbracingGiftedMinds

親バカコーナー 😊
2015 ARML
a0332222_07545094.jpg
a0332222_06213436.jpg
AIME '15
a0332222_06281821.jpg
AMC12 '15
a0332222_06570886.jpg
AMC12 '15
a0332222_06531787.jpg
MATHCOUNTS
National '14
a0332222_06311300.jpg
a0332222_06312311.jpg
MATHCOUNTS
State '14 個人戦
a0332222_06313237.jpg
AMC10
a0332222_06315148.jpg
AMC8
a0332222_06314196.jpg
CTY SAT MATH
a0332222_06215768.jpg
Flag Counter

ブログジャンル

子育て
教育・学校

画像一覧