アメリカに住む17歳の数学少年∫の毎日の出来事や思い出などを綴っています。念願の大学へ進学する為、もうすぐ古巣のカリフォルニアへ帰ります。


by あーちゃんママ

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2018年 01月 28日 ( 1 )

罰だけ与えてもねぇ…

先日、こちらのGiftedness and ADHDという記事を読んでいて、∫がまだ小学生で、学校側
から問題児扱いされていた頃の事を思い出してしまいました。

この記事の中の、

”生徒がその子に適した知的・学習チャレンジが不足していて退屈に感じたりしていると、時として
ギフテッドの特徴が、ADHDの症状と似たように見える。ADHDもしくはギフテッドであることを
見落としてしまうと、その子にとって不適切な教育プログラムを受ける羽目になってしまうことか
ら、親として、このこと(時としてギフテッドの特徴がADHDの症状と間違われやすいということ)
を理解している事がとても重要である。(中略)”

”時として、教育者でさえ、集中力や行動の面で困難を抱えるギフテッドの子ども達の学習、行動
のニーズを満たす最善の方法がよくわかっていない。実際、先に述べた研究によると、このような
ADHDに関連した行動の問題を抱える生徒達は、学習促進を受け難い傾向にある。適切な学習チャ
レンジの機会が与えられたならば集中力が向上するであろう生徒にとっては、この事は非常に残念
な事である。”

(Giftedness and ADHDより)


という部分など、私もこのブログでもぅ、幾度となくあげてきたポイントですが、まさにその通り
だと思います。

下線の部分なんか、本当にそうで、素行が良く、先生や親の言うことをきちんと聞き、ルールに従
う学力が優秀なタイプの子達だと、学年飛び級や科目飛び級などのアカデミック・アクセラレーシ
ョンの機会も比較的、与えられやすいと思うのですが、日頃から素行や行動に問題があると見なさ
れている子の場合、学校側からそう言った学習の機会も与えられ難いなと感じましたねぇ。


∫も小学校3年生に進級したばかりの時、2年生の担任の薦めもあって、算数だけは1学年飛び級し
て4年生のクラスで授業を受けるという設定になっていたのですが、当時、すでに8年生くらいまで
のカリキュラムは習得していたので、1年飛び級したところで大して”チャレンジ”ともならず、学期
が始まって少ししてから、授業中、そわそわと落ち着きがなかったり、席を離れて歩いたり、ペン
や鉛筆をいじったり、ブツブツと呟いたり、などと問題行動を起こし始め、結局、1ヶ月くらいで
4年生の先生から「この設定は∫君には適してないし、他の生徒の邪魔になるから」と言って来られ、
そのクラスから追い出されてしまったのであります。😂


で、私としては、IEPミーティングで、関係者達と共に別の案や対策、方法などを考えるつもりだっ
たのだけど、ミーティングで学校側から言われたのが、

「態度や素行が悪い者にリワードを与えるべきではない!∫は問題行動があるので、算数の促進は
なしで、このまま3年生のクラスにとどまって、皆と同じように3年生の算数をやらせるべきだ!」

っと言う、まさに信じられないような言葉だったではないですか!


生徒に適切なレベルの学習の機会を与える事が、”リワード”って? 他の子達はきちんとそれが
与えられているのに、∫にとっては”リワード”になるんかいな? それっておかしくない?って
思いましたよ!

で、(授業が退屈で)問題行動を起こしているんで、それに対する罰として、すでに習得してしま
っている3年生レベルの算数を、この先、1年間、”皆と一緒に”学ばなければならないなど、一体、
なんの為に学校へきているのか?って思わずにいられませんでした。


もちろん学校というところは学業だけでなく、社会性やその他、将来の為に必要なあらゆるスキル
を学ぶところだとは思うのですが、でも、子どもの行動の理由や原因もろくに追求せず、それに対
して「罰」のみを与え、何の介入や処置、対処もしようとしない学校側の態度には(腹も立ったけ
ど)正直、とてつもなく失望してしまったし、こんな教育者達の元では子どもも精神的に潰れてし
まいそうだと思いましたよ。


(それからとりあえず緊急処置だけはしてもらい、その後、4年生が終了した時点でホームスクール
へ切り替えましたが。)


この学区にはギフテッド・プログラムがなかったので、(田舎の小さな学区だった)こう言った、
理不尽なスクールシステムと戦う為には、うちの場合、ギフテッドの専門家による「個別教育計画
書」と、ギフテッド支援機関(Davidson Young Scholarsのプログラム)からのアドヴォ
ケートが役にたちました。


それにしても、今考えてもですねぇ、たかが小学校3年生の子(∫は飛び級していたのでまだ当時7
才だった)に、”退屈でもじっと大人しく行儀よくして机に座っていろ”と期待するのは無理がある
のではと思うのですがね。

(そして、”罰”として不適切なクラスに留まらされても、(あぁ、これは自分の行動が悪かったの
で仕方がないか。上のレベルのクラスで数学を学ぶ為には、品行方正であるべきなようなので、そ
うする事にしよう!)って、考えて実行できれば、そりゃ何も苦労はしませんよ!)


それが出来ないからと言って、その対処法、改善策として、「適切な学習環境を設定する」のでは
なく、”罰”として、それらを与えず、不適切な学習レベルに留まらせるっていう、後退的な考えが
恐ろしいです。

(あぁ〜、でも、他の子達と”同じように”自分の子供にあった適切な教育を望むことは、ある方に
言わせると、”特別扱いを要求している自分勝手な親”となるみたいなので、世の中、ようわかりま
せん…)


ギフテッドのお子さんをお持ちの親御さん達、時には世の理不尽さ、不条理さに心が折れそうに
なりますが、どうぞ、くじけずにお子さんのアドボカシーを頑張ってください。


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